<エピローグ?プロローグ?>
そぼ降る雨の中、高速道を濡れながら走ると薄暗い中に「茨城県」の看板が・・・
とうとう帰って来てしまったんだ。高速で走行中にもかかわらず思わず左手を高々と挙げてしまった。

<序章>
そもそも今回の一見無茶とも思えるツーリングを企画した事には理由がある。
今年の4月に、臀部を虫に刺され、医者の診断では「アナフィラキシーショック」の疑いがあると言われた。実は数年以上前から同様のケースが何度かあり、結構ひどい症状がでることも時々あった。
診断の結果で「山に入れないのか」「アウトドアは無理なのか」とも思ったが、他の医者にも診察してもらった結果、それほど深刻では無さそうである。でもアウトドアでの生活/遊びの際は強い薬は欠かせないようになってしまった。
本来GWは山に行こうかと思っていたが、虫の多いこの時期の山行は避け、久々のバイクによるツーリングをしようと思い立つことになった。(でもキャンプ生活になることには変わりないですが)
うまく休むと最大11連休、2日休みでも9連休あるので、普段ではできない旅をしてみたと思い、地図を片手に計画を練ることになる。

まず最初に考えたのが旅をするにはやはり「
テーマ」が必要である。
そこで翻ってみて、まず「旅」とは一体何かという所から考え始めた。人は「温泉」「景色」「食事」等を楽しむために旅に出るのかもしれない。人の事はさておき、自分はどうだろうと考えてみた。
・・・・・「温泉」「景色」「うまいもの」って、人と同じだ(笑)
もう少し突き詰めて考えてみて「何故旅をするか」・・・それは
何か感じるため、何か出会うためである。
普段行かない場所へ行き、そこで人と出会い、その人を感じ、その地で採れる物を食べ、その土地の歴史を感じ、自分がどの様に感じているかを感じるために旅に出る。


そう、今回のメインテーマは「感じる」と「出会い」

そう思い、計画を練り、けいこは連休最初は仕事で、途中からの合流となるため
第一部はソロツーリングである特性を最大限生かして、ひたすら西へ向かう事に
第二部は夫婦で久々のツーリングでのんびりみちのくを旅する事に
の二部構成とすることになった。
道中決まっている予定は2つ。
3日播州で人と会う事と、5日上越でけいこと合流することのみ。それ以外は風の向くまま気の向くまま
アクセルをひねった時間と走行距離で目的地を変えて行くことに
とは言え、おおよその目的地は事前にチェックすると、道中芭蕉の奥の細道の行程とかなり重複する箇所がある事に気づく。
色々と考えた結果今回のツーリングは
ぼくの細道 Feel and Meetとすることに決定。
つれづれに思ったこと、感じた事を歌に俳句に都々逸に、芭蕉と反対の時計回りの「ぼくの細道」の旅の始まり始まり
「ぼくの細道」に掛けて、以降一人称を「ぼく」と書く。
既に「ぼく」と書くで、何かを感じている。ついでにもっと雰囲気を出すためにけいこを「かのじょ」と書くことにする。
さてはて、一体どんなツーリングレポートとなることやら
5月1日 日本一との出会い
5月2日 友との出会い
5月3日 不思議な出会い
5月4日 雨との出会い
5月5日 歴史との出会い
5月6日 青との出会い
5月7日 山との出会い
5月8日 湯との出会い
5月9日 24との出会い
    
5/2 続き
5/3 鳥取砂丘編
5/5 かのじょと出会い編
5/6 本当の青編
5/8 テーマパーク?
旅を終えて
久々のロングツーリング 8泊9日