ぼくの細道 Feel and Meet
朝五時台に目が覚め起き出すと、周りはまだ夢の中の様子。所々で人がゴソゴソと動き始めている。
周りの車はほとんどが宮城ナンバーなので恐らくゆっくりモードなのだろう。
我が家は最後の長距離走があるのでとっとと朝食をとり、撤収開始。
朝はやっぱりバナナでしょう。ということでバナナを食べる事にしたのが失敗だった・・・
(後日談)実はこのバナナがくせ者で、テントの中にあるポケットにバナナの皮が何故か入っているままの状態でテントをしまってしまい、その後2週間くらい放っておいたら「あら」バナナが成長してしまってテントが黴だらけになってしまった。その後色々な努力を積み重ねた結果、あえなく使用不可と決定。とっても高価なバナナになってしまった。夏に向けてオNEWのテントを購入する事に。いやー参った。でも新しいテントをゲットできたので満足?かな(笑)
撤収を済ませたので、まず本日の一番最初の目的地である秋保温泉に入ることにする。
秋保は今までに何度か来たことがあるが、実は一度も湯に浸かったことが無かったので、非常に楽しみ。温泉街の大きなホテルの間にぽつんとある共同浴場へと向かう。朝早いのにもかかわらずもの凄く混雑している。順番を待って湯船に浸かるとこれまたとても良いお湯。少し気温も低かったので、とても良く暖まることができた。
ぼくがお湯からでると既にかのじょは外で待っていた。猫とじゃれている^^
久々にビンに入った牛乳を飲むことにする。紙パックと違ってビンは変な味が付かず、牛乳本来の味がする。キャップが紙で出来ていて、千枚通しでパコパコとる奴です。ずいぶん懐かしいなと思いつつ、しっかり腰に手を当ててゴクゴクと。

5月9日 24との出会い
   
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今日の走行距離 395km
通過県 1県
 (宮城)−福島−(茨城)
最後の前に少しだけ
とうとう最終日まで到着した。GWが終わって既に2月弱が経つ。
この長い長い物語ももうこれでおしまいとなってしまうと思うと、旅から帰ってきた時以上に感慨深いものがある。
これまでお付き合い頂いている皆様。
声援と期待と絶望と失笑とに励まされながらやっと最終章になります。
もう少しだけお付き合いください。
ちょっと一休みしながら地元の人たちと交わす何気ない一言がとても気持ちよい。
旅に来て、見知らぬ土地で、見知らぬ人と交わす一言。「気をつけてね」それだけで元気が出てくる。
ここで一首
気をつけて なにげに交わす 一言に
          ぬくもり感じる 旅の空にて
メット脱ぎ お疲れ様と 目で語る 
           疲れた顔にも 満面の笑み
今日は最終日。
今までの行程を振り返ると遙か彼方昔の様な気がする。
和歌山でぢょうおうさま達ご一行との出会い。
もんすいさんとの不思議な出会い。
鳥取砂丘の雄大さとの出会い。
300km以上にも及ぶ雨との出会い。
高速道路を突っ走った歴史との出会い。
かのじょとの出会い。
余計な(笑)青との出会い。
野湯との出会い・・・
さてここからは帰るだけなので高速だと面白くないのでできるだけ下道を走る事に。
SUGOサーキットの横を通り抜け、国道4号線にでるとひたすら南下。やがて福島県との境に到達。
本日二番目の目的地である、福島飯坂温泉へと向かう事に。飯坂温泉も過去に一度来たことがあるが、ホテルに泊まったので余り印象に残っていない。
やっぱり外湯が良いでしょうと言うことで、飯坂温泉の入り口にある観光協会で道を尋ねて、いくつかある内の一番のお勧めである「鯖湖湯」へと向かう事に。
この温泉は飯坂で一番大きな所で、建物も非常に趣がある。
この鯖湖湯の看板は明治維新時代の松本順氏が揮毫したそうである。つい先日彼の本を読んでいたのでなんか不思議な気がした。
ここ鯖湖湯は飯坂温泉で一番古い温泉だそうです。建物も非常に趣があり、とっても良い感じがする温泉です。

ここで一首
みちのくの 鳴子飯坂 秋保の湯 
        歴史に浸って 出湯
(いでゆ)に浸る
そぼ降る雨の中、高速道を濡れながら走ると薄暗い中に「茨城県」の看板が・・・
とうとう帰って来てしまったんだ。高速で走行中にもかかわらず思わず左手を高々と挙げてしまった。
ここまで通過した都府県は実に24にも及ぶ。日本の半分を回ったことになる。
たいしたことないと言えばそうであり、凄いと言えば凄くもあり、アホといえばこれ以上のアホさは無い。
でも異様な満足感が全身に染み渡ってくる。

あぁ、これで8泊9日 ぼく(ら)の細道Feel and Meetも終焉を迎えた
二十四(ふたよ)県 巡り巡った 日本中
              南へ出発 北から戻る
↑腰に手を当てて、一気に飲む
これが正しい牛乳の飲み方です
このお湯はとても暑い。普通の人は入ることすらできない位暑い。地元の人は「薄めて良いよ」と言って頂いたが、でもとっても暑いお湯に入るとっておきのこつがあるので、それを実践して何とか湯船に浸かることが出来た。後から入ってきた人は結局入れずに水でガンガン薄めていた。
ゆっくりと浸かって満足満足
最後の昼食をとった所です
↑朝から曇りです
↑バイクはぼくらだけ(笑)
↑最後の朝食です
さて最終日の今日は一体どんな出会いがあるか

朝起きると曇り。今日の予報は午後から崩れるとの事。しかも関東地方は絶対に雨。
宮城から我が家までは300km以上は確実にあるのであまり寄り道もできないが、やはり温泉ははずすことができないので、秋保、飯坂温泉に浸かって後はひた走り我が家を目指す事にする。
↑秋保温泉には共同浴場が一つあります
猫ものんびりしてます→
これで今回の旅の全予定は無事完了。
後は雨の降る前にぼくらの住処へもどるだけ。
時間もあるので基本的に下道でいわきまで出て、それから常磐道でひっとっぱしり。と思いきや途中から雨が降ってきた。道ばたで雨具を着込み最後の一踏ん張り。
予定を変更して早々に太平洋側へ出て高速道路を利用する。
かなりの大雨の中、所々のパーキングで休憩しながら家路へと急ぐ。
↑ちょっと疲れたかな^^
↑さすがにぼくも疲れ気味です^^
↑雨の中 ちょっとご機嫌斜めかな
←豪華な管理棟です
税金で作ってまーす
とっても綺麗な専用の道路です
これも税金だぁー
家に着いてほっとして一首