ぼくの細道 Feel and Meet
5月2日 友との出会い
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今日の予定は紀伊半島を横断して四国へ渡り、高松市周辺で宿泊。
土地勘が無く、ツーマプも新しくなったので、どの程度の距離でどの位の時間がかかるかまだ把握出来ていない。昨日のフェリーの混み方を考えるとできるだけ早立ちをすることが良いかと思って、思い切って3時頃起床して、5時には出発することに。
周りのテントではやっと早起きの人たちが少し動き出した頃、アクセルを捻り始める。
早朝と言うこともあり、道には車がおらず、コケコッコーと鶏の鳴き声のみが聞こえてくる中、奈良へ突入。かなり寒い。和歌山へは吉野の横を抜けて、紀ノ川沿いに走るルートとなる。
分岐がいくつかあり、慎重に地図を確認しつつ進む事に。途中「日本オオカミ」の看板に思わず立ち止まってしまう。どうやら、日本で一番最後に日本オオカミが確認されたのがこのあたりだと言うことみたい。
それほど山深いということの証明ですね。確かに高い山に囲まれた沢沿いの道をかなり長い時間走っている。
和歌山市内近くになり、戦国中期に活躍した根来衆の総本山である根来寺へ参拝する。でかい総門がとても有名なお寺で、写真を撮ろうと思ったが、門の前で変な親父が洗車をしていてる。少し待つがおかまい無いの状態なので仕方なしにそのまま撮影することに。撮影後に「邪魔ですか」だって。ちょっと大笑い。
それから、次のフェリーの順番待ちをするが、10台前であえなく次の便となることに。バイクが沢山並んでいるので動かすことが出来ずに仕方なく歩いて一番近いコンビニに昼飯と泡のでる麦茶を購入しに出発。
日は差していないけど、非常に暑い。おまけに後ろを歩いている二人から熱風が来るので暑さも倍増(笑)
↑これから撤収を開始
まだ真っ暗です
↑国道の入り口の看板です
↑朝ご飯です
ここからフェリー乗り場まではあと少し。伊良湖の前例もあるので少し急いで到着。キップを買うと番号が記入されている「67番」。乗り場まで移動するとあれまバイクが沢山。参った参った。このフェリーは二時間に一本の便しかないので乗れないと二時間待ちで乗船時間二時間となるためかなりのタイムロスになってしまう。
今日は距離は走らないが、うどんのはしごをしたいと思っていたので根来寺によった事がアダとなった様だ。
フェリー待つ ちぃにぃ呼ぶ声 振り向けば
             ぢょうおうさまの ご一行
奈良から和歌山へ抜ける峠のトンネルをくぐると、そこは雪ではなく、晴れていた。どうやら今日も良い天気の様だ。
時計を見ながら前日確認したフェリーの時間を考え、時間調整もかねて寄り道しながら進む事にする。(これが良かったのか悪かったのか)
「道の駅紀の川万葉の里」では、浜松から自走で来た大型バイクの二人連れとしばし歓談。彼らは夜中の1時に出発して全部下道で四国へ渡り、その日の内に浜松まで戻る予定とのこと。3万円ツーリングと言っていたが、かなり無謀な計画だなと思ったが、ぼくの計画もそれに負けず劣らず無謀かなと思って一人苦笑い。
ってな感じで、あの伝説(笑)のぢょうおうさま達(やなぎ@レッド、あや@ブラック、おく@ホワイト)とおかしゅうのおでましおでまし。
やなぎ@レッド達は四国へ渡るとは聞いていたけど、まさかこんな所でご一緒するとは。しかも彼女らの受付番号は10番も違わない。世の中狭いよね。皆さんどこに知り合いが解りません。「旅の恥は掻き捨て」なんて嘘ですよ。
何とか次のフェリーには全員乗れたので、いち早く二等船室(要は雑魚寝の広間)の一角を占領し、記念撮影をして出発を待つ。出発間近になると車の同乗者の人たちもどんどん乗船してきて広間はあっという間に一杯になってしまった。さすがGWなめてはいけません。
後ろには九度山があります→
↑愛車です
ここに写っていないけど、
バイクがこれ以外に10台以上あります→
レッドのバイクを見るとなんと「ささら」と「百スキ」がバックの横にブラブラとぶら下がっているではありませんか。思わず「チェッ」と舌打ちをしてしまったのが運の尽き。最近ぢょうおうさま達の口癖である「感じわるーーー」の口撃にあってしまった。おまけにかのじょに電話で報告までされてしまった(笑)
ごめんね。別に悪気は無かったんだよ。
旅先で 偶然出会った 友との一瞬(ひととき) 
             時の流れも 矢のごとし
ここから約二時間、寝ながら待つ人、おしゃべりして待つ人、はたまた四国地図をにらめっこしながら楽しいひとときを過ごす事に。フェリーに一本乗り遅れたことで、旅先で思わぬ友との楽しいひとときを過ごす事が出来て、とても良い思い出になりました。ありがとうね、ぢょうおうさま&おかしゅうさん
仕方なくのんびりと写真撮影をしながら待っていると、どこからともなく聞き覚えのある声が「ちぃにぃー」
ここで一首
    
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←根来寺の総門(一番外の門)です