ぼくの細道 Feel and Meet
今日から楽しい8泊9日のキャンプツーリングの始まり。またもや早起き爺が登場した様で、ぼくは3時に起床してしまった。かのじょも「まただね」と笑顔で起きてきた。今日はかのじょのお見送りを兼ねたツーリングも同時進行の予定。眠い目を擦りながらも準備万端。天気予報は晴れ、GWの渋滞を避けるためにもできるだけ早く出発。
無事東名高速に入ると既に渋滞が始まっている。渋滞をかき分けかき分け、港北PAで最初の休憩。
朝が早いので少し寒く感じるが徐々に日差しも強くなり快適快適。
ここからお見送り場所の御殿場まで一気に走る。途中富士の高嶺が白い帽子をかぶって登場。さすが日本一の山。登るのはつまらないけど、見るには最高の山。そうこうしている内に無事御殿場着。ここで朝食をとり、5日後の待ち合わせ場所の最終確認をして、それぞれの目的地へと旅立つ二人。
5月1日 日本一との出会い
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出発するときはまだ真っ暗→
←ぼくの愛車は荷物満載
かのじょのバイクは雨具のみ
5日の再会前の最後のツーショット→
ぼくは快調に高速をとばしながら、ふと思う
東海道 富士の高嶺に背に向けて
         さてはて どこまで行こうかな
←日本一の富士がお出迎え
↑券売所も大変な混雑
↑バイクも行列 次から次へとバイクが登場
係員の人も大あわてで誘導中
↑名物の大アサリ かなりでかい
まるで蛤みたいな大きさ
でも味はしっかりアサリです
無事フェリーに乗り込み、隣のライダーと「どちらまで」「いやー四国から東北まで」と暫しの歓談を。ちょっと行程にびっくりしていた様子(笑)
約一時間の船旅も終了して、三重県鳥羽へ到着。ここからまずは伊勢うどんを食べに山口屋へと向かう。伊勢うどんはもちもちした太い麺にもの凄い濃いつゆをかけた非常にシンプルな物。まぁうどんなんで「うまい」っていう程のものでは無いけど、やっぱりご当地ものなのでそれはそれなりにインパクトがある。
木にも荘厳さがある→
内宮前の参道は郵便局もこんな感じの建物になっています
街全体が独特の雰囲気を
壊さないようにしています
皇王(すめらお)に 旅の安全 祈りつつ
           音も清らか 玉砂利を踏む
今日のテーマは日本一。伊勢に来て日本一と言えば伊勢神宮と松阪牛。
旅も始まったばかりで懐も暖かいので、駅前の観光協会で調べて奮発して一番の老舗である「和田金」へと向かう事に。皆さんご存じのようにオフライダーはオフパンツにオフシャツ、ヘルメットは風防無しのゴーグルであるため、とにかく「汚れている」。こんな格好で老舗の和田金さんに断られたらどうしようと思いつつ(笑)、電話で予約を入れる事に。普段は予約制だそうだが、GWは予約無し、しかも時間が4時台なので空いているとのこと。早速バイクを走らせ駐車場に。一番おめかしして(ジャンバーとメットとグローブを脱いだだけですが)自動ドアをくぐると、心地よく迎えてくれた(当たり前かぁ)
ここは完全個室で、それぞれの部屋に専用の給仕係がついて至れり尽くせりのサービスが有名だとか。
掘りごたつ式のテーブルに腰掛け、炭をおこして、調理の始まり。鍋が冷たい内に味付けをするとよい・・・などと一通りの講釈を聞きながら、器に肉と野菜を盛りつけてくれる。確かにおいしいけど、ちょっと甘め。それもそのはず、肉に砂糖をまぶして、甘いたれで味付けしているんだもん。ビールが飲めないのでご飯をお代わりしながら貴重なお肉二枚と野菜を食べ、最後はご飯に付け汁などをぶっかけて、豪華な牛丼で食す事に。
値段は8000円強で、確かに美味しい。でも肉は2枚のみ。
お店を出るとき、先ほど給仕して頂いた女性が玄関までお見送りに来てくれた。
バイクに戻り出発の準備をすませ駐車場を出ようとするとフロント係の人と先ほどの女性が出発する時まで待っていて挨拶をしてくれる。
ライダーの挨拶であるピースサインを返して出発。
(参考:ピースサインになる理由は左手でクラッチを握る際に2本指で握るためそのまま手を挙げるとピースサインとなるので、わざわざピースサインを作っている訳ではありません。「ぼくは」ですが)
確かに食事の値段も高いが、この様なサービスを含めた老舗の味。舌だけでなく、心も満腹にさせるのはさすがかなと。でも美味しいお肉がたくさんの方がよっと良かったかなと思うまだまだ若輩者のぼくでした。
すっかり身も心も満腹となり、本日のキャンプ予定地である
つつじの里荒滝キャンプ場へと向かう事に。
浜松で高速を降り、伊良湖へ向けた一本道を進む。フェリーは一時間に一本との事。途中大して休憩も挟まずにフェリー乗り場へ到着。ゲゲゲェーバイクが一杯並んでいる。幸い並んだ列が次の次の便の最終乗車位置だったのはラッキー。数秒跡に来た二人連れの人たちは2時間待ちになっていた。幸先良し。
今日の最初の予定は、伊勢うどんを食べる事なので、食事は簡単なものですませ、フェリー乗り場の反対側にあるお店で地元名産の大アサリ焼きを食す。このアサリかなりでかい。
↑菊の紋がしっかりと
←内宮まえの石段です
内宮は神聖な場のため撮影はここまで
中には警備員がいて目を光らせてます
内宮で無事参拝をすませて
松阪スキヤキ 食してみれば たった二切れ 8000円
ここは都々逸風に歌ってみて
↑おかげ横丁は大混雑
↑日常と神の世界を分けている
宇治橋です
↑車も一杯です
↑なんか素朴で良い店構え 山口屋
駅から少し路地を入ったところにあります
↑もちもち太い麺でつゆもかなり濃い
月見うどん 500円です
お腹もふくれたので、ここからは天照皇大神を祭っている「伊勢神宮の内宮」へと向かう。伊勢神宮は約2000年前に垂仁天皇の皇女、倭姫命(やまとひめのみこと)が日本の総氏神であるを天照大神(あまてらすおおみかみ)の鎮座地を求めて各地を巡幸の末に定めた聖なる地であるそうだ。要するに日本で一番古い家系である天皇家の始祖を祭っている場所だそうだ。良くは解りませんが、日本人全員の祖先でも有るそうだ。
なら、今回の旅の安全を祈ってもらおうと、参拝をすることに。日差しが強く暑くてたまらない。参道横にあるおかげ横町は当時の雰囲気を残した場所だけど、とにかく人が多い多い。みんなでお伊勢さんだね。
←和田金の建物です。ほとんど全てが個室だそうです
↑こんな感じの部屋で食事をします
オフライダーの格好は絶対に似合いません(笑)
↑まずはお茶から始めます
夕闇迫る中、車のいない国道を走り無事到着。サイトは芝生で奥にはつつじが自生していてとても綺麗だということだったが、今年は不作で花も余り無いみたい。お風呂も隣接しておりちょっと利用料も高いけど、都市に近いキャンプ場はしょうがない。国道から数キロはいるため携帯もつながらず、久々の公衆電話で無事到着のご連絡。かのじょはあのあと河口湖を巡り、反対車線の渋滞を抜けてお昼過ぎに無事帰宅。電話の時は眠り姫だった様子。
食事は済ませているので、ビール片手に軽く晩酌を楽しみ就寝。明日の目的地である高松までどの様に行こうか地図を眺めつつ、ぼくは眠り皇子に変身した。
5/1のまとめ
走行距離 465km
通過県     8都県     茨城−千葉−埼玉−東京−神奈川−静岡−愛知−三重
   
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