2008.7.19-7.21 八ヶ岳中央部ソロテント泊の旅
7月20日
20日は3時起きです。
周りは既にガヤガヤとしています。さすが山は朝が早いよね。
外を見ると、横岳の上の方、大同心も見えません。ガスがかかっています。いやー参ったね。と思っていると少し青空が見えてきました。雲が流れていて、そのうち大同心も顔を出し始めました。
今回の朝ご飯はインスタントラーメンです。でも、このインスタントラーメンが美味しくないんだよね。化学調味料の味というか、なんか気持ちが悪くなるんだな。これからは味噌仕立てのうどんにでもしてみるか。日本人なら朝は味噌汁が定番だもんね
なんて思いながら、腹が減っては戦は出来ぬので、無理矢理のどの奥に詰め込みます。
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なんか山の朝食には飽きたな
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ガスはすっかり取れました
今回は地蔵尾根を登ります。行者小屋から地蔵尾根を見ると、どこを登るんだというほど急な尾根ですが、実際に登ってみるとそれほどのことはありま・・・・す。
最初は樹林帯をえっちらおっちら、登ります。携帯を見るとバリ3です。けいこに昨日無事ついた事をなどを連絡して登り続けます。
樹林帯を抜けるとハシゴとか鎖が出てきます。久々に重たい荷物を背負って三点支持で登ります。重心が高いので勢いを付けて登るのはちょっと危険ですね。でも、この感覚がまたたまらないんだよね〜
↑バラ科なんだけど・・・ チョウノスケソウかな
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行者小屋は西側なので朝日は差しません
↑我が家の跡地です
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この時間になるとみな歩き始めています
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地蔵尾根に取り付きます
そそくさと撤収を開始し始めますが、少しのんびりしてました。
ザックに荷物を詰め込み、起床から2時間30分ほどでいざ出発。
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最初のハシゴ場です
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森林限界を越えてザレた道になります
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行者小屋が遙か下です
テントが沢山残っています。
今日降りる人も多いんだろうね
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稜線が見えてきました
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硫黄岳に日が差してきました
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お賽銭をいれて、
今回の山行の安全を祈願しました
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いよいよ稜線に出ます
赤岳の山頂には人が沢山いるのが見えます
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地蔵尾根の最後の登りです
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赤岳がどんどん大きくなります
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地蔵の頭に鎮座しているお地蔵さんです
2−3回ハシゴと鎖を抜けると稜線が間近に迫ってきます。赤岳頂上小屋も見えてきました。それにしても赤岳はでかいね。
歩き始めてから一時間程で稜線に出ました。意外に辛くなかったな。稜線に出た途端、強い風が吹いてます。心地よいです。
ここから赤岳展望荘まで一歩きし、小屋の影にザックをデポして赤岳往復に走ります。
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チシマギキョウを見ると、高山に来たって感じがするね
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かすかに富士山も見えました
今回の山行では
これが最初で最後の出会いでした
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ヨツバシオガマだよね
ザックがないからからだが軽い軽い。がんがん登ります。息は切れるけど、関係ありません。いきなり20kgの重さがなくなるんだから当たり前か。赤岳へと続く急登を登り続けます。久々のザレた足下に懐かしさを覚えながら、大きな岩のガリガリという独特の音が心地よく耳に響くのを聞きながら登ります。
鎖場もありますが、鎖などつかまずに靴のフリクションを最大限に利用して登ります。
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地蔵の頭から見た赤岳です
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振り返ると横岳も大きいのがわかります
登山道に咲いていた
お花たちです
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この登山道が高山っぽくて良いんだよね
←タカネツメクサ
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ハクサンイチゲ
↑ツガザクラ
←ヤツガタケシャクナゲ?
鎖場もありますが、鎖などつかまずに靴のフリクションを最大限に利用して登ります。
これは今年の夏のジャンに備えての練習にもなるからね。ちぃにぃの靴は意外にフリクションが強くて岩場に強いんです。
で、あっという間に赤岳頂上小屋に到着です。ここから頂上までは10歩ほど(笑)
頂上に着くと人で溢れています。写真も順番待ち状態です。
毎度おなじみソロで手手手と足足足の撮影も済まして、とっとと下山開始です。今日は先が長いしね。
↑ひとりさびしく 手 です
↑ひとりさびしく 足 です
↑青空が気持ちよいです
赤岳山頂小屋で赤岳のバッチを購入して下山開始すると、最近よく見る靴のソールがはがれてしまった人に出会いました。
下りならばテーピングでも貸そうかと思ったんだけど、登りだというのでバイバイです。ここのところ本当にソールがはがれる人が多いよね。みなさんも気をつけましょう。
で、ザックをデポしているところに戻ると、地蔵尾根の取り付きで前後していた4人組のおじさまおばさま達に出逢いました。「早いね〜。どこまで」「オーレン小屋です」「どちらまで」「車山です(笑)一度小淵沢まで降りてからね」なんて会話を楽しんでから、先へと進みます。
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地蔵の頭から見た横だけです
ここから横岳方面は初めての経験です。横岳は鎖場とかハシゴ場があり、スリリングと聞いていたのでちょっと楽しみです。
地蔵尾根の頭あたりから見る横岳はとっても大きくて迫力があります。風が西側から吹いているので岩陰になると日差しの関係で暖かい空気がよどんでます。
子供達が「あ〜暖かい」などと騒いでいます。良い経験だね。なんて思っている内に横岳の登りに取り付きます。
ハシゴ場とか鎖場とかを通過しますが、まぁこんなモンでしょうという感じかな。前回登った八海山に比べたら子供の遊び状態だね。
でも危険な箇所もあるので慎重に行くけどね。
途中色々なお花たちが目を楽しませてくれます。
↑青空が気持ちよいです
↑ニガナね ハナニガナかな
↓ミヤマオダマキだよね きっと汗
↑自信を持ってイワベンケイです(^o^)
↑ツガザクラでしょう!
↑自信を持って忘れた(笑)
横岳の登山道の一部です。
危険な箇所であることは間違いありませんが、慎重に歩けば問題ありません。
見た目よりはラクチンかな
でも、岩場が初めての人だとちょっと足がすくんでしまうかもね
で、本州では八ヶ岳と白馬岳にしか咲かないというウルップ草が目に飛び込んできました。山に咲く固有種の花というのは本当に不思議だよね。何かのバランスが一つでも崩れると絶滅してしまうんだろうね。本当に微妙なバランスの上で生き抜いてきたんだろうな〜
って、思っている内に横岳の主峰手前の岩場に到着。そこから軽い上り下りをして横岳の山頂に到着です。
この山頂も人であふれかえっていたな。
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タカネツメクサは
沢山咲いているのが良いよね
←杣添尾根との分岐です
この尾根も登ると辛そうだよね
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今回二つめの山頂ゲットです
横岳山頂にて