2007.8.17-19 やっぱ穂高でしょう!
8月19日 
で、最後の前穂も他の穂高と名の付く山頂と同じようになかなか手強いんだよね。基本的には岩登りの連続だし、浮き石なども沢山あり落石するもされるも危険な所。
慎重に歩を進めて紀美子平から約30分で無事山頂ゲット。
ここから見る奥穂は今まで見たことが無い形でちょっと新鮮だし、横尾も手を取るほど近くに見えるし、所謂上高地(河童橋周辺)の景色もなかなか良いよね。
相変わらず天気は良いので先ほど奥穂から見た景色と同等の展望が開けていて、暫しの撮影タイム。
うーーん、今年は本当に天気の当たり年だよと実感です(^o^)
朝4時に起きて出発準備開始。天気予報では曇りから雨模様だったんだけど、空は突き抜けるほど晴れとなる予感がする。
日の出までには少し時間もあるし、朝ご飯を済ませ、荷造りの開始。
小屋周辺では暗い打ちから山頂で日の出を迎えようとする人たちなのか、続々と奥穂へ向かう壁に取り付いている。

↓&恒例の足足足

↓というこで恒例の手手手

我らはザックも大きいし、そこそこの重さもあり重心が高い事もあるため慎重にゆっくりと歩を進めて、きれいなお花たちに出逢うとしっかり撮影タイムということを繰り返し、奥穂から1時間30分程で紀美子平へと無事到着。
ここには沢山のザックがデポしてあり、ザックの置き場に困るほど。紀美子平というからそこそこ平坦な場所があるかと思えば基本的には片斜面なんだよね。
絶対にザックが落ちない場所を確保して、前穂へ向かって出発。
大げさでは無く、所々ではかなり危険な場所もあり、一瞬の危なさでは大キレットにも引けを取らない程の場所もあるし、あのおばさん達の話は一体何だったんだろうと。
余程のツワモノだったのかな(^o^)
最初から岩とハシゴが連続する登り。西側から非常に冷たい風がビュービュー吹いていて、寒い寒い。まだ日差しもないので尚更寒いんだな。
最初は素手で登っていたけど、耐えきれないので軍手をすることに。けいこは最初から持参していた手袋を装着して厚着もしていたからヌクヌク状態みたい。
するとキタッーーーーー、久々の3000m級の稜線で見る日の出です。何度見ても良い物だよね。
奥穂も焼けているし、素晴らしいの一言。
なんて朝日に感動しているのも一瞬の出来事として早々に出発準備を済ませないといけないよね。何たって今日は前穂経由で上高地へ降り、そのまま帰宅するんだから。

↑雲海って本当にうまいネーミングだね

↑槍ヶ岳方面の景色です
なかなか良いよね

この前穂を登れば穂高は西、北、奥、前と涸沢岳も含めて制覇完了。稜線歩きでは西穂奥穂を残すのみとなるんだな。
さて、このまますぐに吊尾根へと歩を進めるのも余りに惜しかったので山頂の少し先にある広場で荷物を降ろして撮影タイム。皆同じような事を考えているのか先客と後から来た人たちでごった返していたんだ。
と、団体さん達が出発の準備を開始し始めたのでその前に出発しようと我らも準備して吊尾根から前穂へGo!

←けいこが撮ったのがこれです
奥に槍ヶ岳が見えるよね

↑太陽の片隅が出てから5分で完全にまん丸のお日様の姿が出てきます


奥穂も見事に焼けました(^o^)


朝ご飯はおかゆと味噌汁でーす

小屋から始まる最初の壁を登り切ると後は比較的平坦で緩やかな登りとなり、約40分程度で奥穂山頂に到着
幸い団体さんもおらず記念撮影も順番待ちせずに撮影することができてラッキー。
ここは
日本で3番目に高い場所穂刈さん(穂高岳山荘のご主人)が北岳より高くするために積み上げたと噂されるケルンに立ってあたりを見渡すとまさに絶景。
周りのテント組の人たちは既に出発している人たちばかりだしね。
ということで、5時40分ようやく出発準備が完了し、準備運動を済ませていざ奥穂山頂へと足を進めます。
       

←八ヶ岳と富士山と南アルプスの景色でーす

↑紀美子平へと続くトラバースです
素敵な場所でしょ(^o^)


下を見ると高度感はなかなかのもの


ここからが吊尾根の核心部となります
矢印のあたりを歩きます

←槍がとがっているから
けいこの顔が丸く見えるのかな(^o^)
それとも気圧デブかな(笑)

←こんな岩場にもしっかり花達が根付いています
これはイワウメかな

5時頃東の空が明るくなってきて、うっすらと赤くなってきた。雲海がとってもきれいで、遠くには八ヶ岳から富士山、南アルプスという見慣れた風景が展開している。
小屋の前のテラスにはカメラ片手に日の出を待つ人がわんさといるんだな。
我が家はテントサイトでもバッチリ日の出が見えるのでそちらで待機。

←穂高周辺ではこの様な構図が本当に多いよね

←チシマギキョウは晩夏のお花


富士山と甲斐齣
北アからはこのコンビがGoodポジションだよね


笠ヶ岳が見事です

←空荷の人は奥穂往復なのかな
それにしても人が多いよね

←槍方面をバックに山頂での記念撮影です
これでALL穂高山頂ゲットでーす


これが前穂側から見た奥穂です

←何をやっているんだかねぇ
一応ほぼ90度の岩場でぶら下がってます

←ということで前穂に向かってGo!

↑右側は絶壁 高さ数百mはあります

↑こんな感じの岩場が続きます

←相変わらず良い天気と景色が続きます
南稜の頭にて

吊尾根を歩いてみての感想は、結構凄いジャン楽しいじゃんです\(^_^)/
以前穂高岳山荘のテラスでおしゃべりしたおばさん達が「
吊尾根で事故をおこすなんて・・・」的な事を喋っていたので、何となく簡単なイメージを持っていたんだけど、実際はなかなか楽しいでは無いですか
岳沢へと切れ落ちる谷と稜線をトラバースする登山道と時々ある岩場の下りと、結構バリエーションに富んでいるし、高度感もあるし、危険だし。
ナメテかかると痛い目に遭うこと間違いなしって感じ。さすが穂高。なめちゃいけないね。
特にジャン方面には目を奪われてしまうんだな。近い将来に必ず行くであろう西穂奥穂縦走路の中で象徴的な山であるジャンダルム。
ちょうど西穂方面へと歩き始めている人たちに思わず「気をつけてガンバってね」と声をかけてしまったんだな。
待ってろよジャン君、そのうち君の所へ行くからね(^o^)


右側の丸い頂がジャンダルム
あーあ〜行きたいよぉー
マウスオンで山頂の人を

北には槍ヶ岳へと続く日本でも有数の岩の稜線が、東側には前穂と少し離れて常念を中心とした山脈が、西には笠ヶ岳のデンとした姿か、南西方面には、ジャンから続く西穂への稜線が・・・
いやー奥穂山頂は三度目の登頂だけど、今までの二回はガスガスで展望なし、ジャンの姿どころか数メートル先も望むことができなかったけど、今回は本当にばっちり。


空がきれいでしょ
ここらあたりで槍ヶ岳が見え始めました

←最初からハシゴがあります
慎重に行きましょう


携帯で撮影中でーす


これが前穂から見た河童橋方面です
上高地が谷であることが良く分かるよね

日の出前の景色です 雲海と焼けそうな日の光が綺麗な時間です


ウサギギクってこんな岩場に咲くんだっけ?

↑落ちたら数百m転がるのは確実
絶対に落ちたくない場所だよね↓

ということで、少し見づらいけど山頂から360度の景色を動画で見てみてください

←この岩場を朝一に登るのは
ちょっと辛いものがあります
しかも重たい荷物をもって・・・


準備完了
出発でーす