2004.10.30-31 病み上がりはきつかった in 女峰山 その2
夜中は思っていた以上に暑くてシェラフをはぎながら明け方を迎える。
我らは朝食を摂ってそのまま下山予定なのでのんびりと寝ていたが、明け方五時前から周りがガヤガヤしてきた。荷物をまとめているのか、食事をしているのか解らないがとにかくうるさかった事を覚えている。
我らを覗いてみんな小屋を出発してしまってから起き出し、朝食の準備を始める。既出発組は恐らく稜線歩きをしているんだろうな。雨具着て。ご苦労さんだね。なんて思いながら朝食を摂っていると、だんだん外が明るくなってきた。
表に出ると雨はほとんどやんでいて、男体山の山頂付近が見え始めた。東の空を見上げるとうっすらと太陽が見えてきた。
天気予報は大外れかな。なんてみんなで話していたが、本当に晴れてきた。気持ちはすっかり下山になり、大量に汲んできた水も捨てている人もいたが、折角晴れたのだから女峰山から帝釈山への縦走を行う事に決定した。
←雲海が広がっている
遠くには青空が見える

この避難小屋は一階にと二階に二部屋づつ8畳くらいの部屋が合計4つあります
真ん中には大きなテーブルが二つあります
写真は二階から一階を写した映像です
みんな片づけ中
荷物をまとめ、避難小屋の掃除を済ませて出発。
ここでちょっと文句を
避難小屋にはちゃんと箒がおいてあり、使用後は掃除をしましょうと注意書きもあったが、先発組の高校生達(引率の教師と思われる人もいたのに)は部屋を掃除もしないで出て行った様である。
使ったらしまう。無料なんだから余計に気を遣うことを教師が教えないで一体どうするんだ。全く最近の教師どもは。。。なんてね。きっと深い訳があったんでしょう。掃除する暇も無いくらい急いでいたとかね(笑)
小屋を後にして山頂を目指してのぼり始める。最初は樹林帯だが途中から大きな石がゴロゴロしているガレ場になる。昨日山頂に登った組が「昨日は一体何で登ったんだろう」とぼやいているので、リーダと私は「へへへ。こうなることは解っていたんだもんね。」と嘯きながら登る続ける。
←出発前に記念撮影を
まずは樹林帯を登ります
前日の大雨で登山道は川
←こんなガレ場を登ります
天候は急速に回復しており、遠くには富士山も見え始めた。雲海の向こう側には筑波山。浅間山、皇海山、奥白根山などが目に飛び込んでくる。まさに勝ち組になるとはこの事。余程普段の行いが良いのかな^^;
↑雲海に浮かぶ富士山です
↑小真名子、大真名子、男体山の山脈
↑筑波山も雲の上に顔を出してます
1時間も掛からずに山頂に到着。北側が一気に開け、会津駒、燧ヶ岳、先週登った至仏山などがよく見える。みんな思い思いに写真を撮りながら山頂での楽しいひとときを過ごす。風も強くなく、気温も低くなく、最高の登山日和になった。
←帝釈山へ向かう稜線です
まるで北アルプスにでもいるような気にさせてくれます
←写真撮影したり、ただ呆然と山を見たり
思い思いの時間を過ごします
↑みんな揃ってはいポーズ
前日沢山寝たこともあり、ちぃにぃの体調もかなり復活してきて満足満足。
ここからは帝釈山へと向かう稜線歩き。まるで北アルプスの牛首(唐松から五竜へ抜ける稜線)を彷彿させるような岩場を下るところから稜線歩き開始(でも牛首ほど危険はありません)
↑下りはじめはかなり急です
↑両側は切り立った崖です
滑落したら・・・
↑振り返るとこんな感じです