2003.8.20−24 恐怖の大キレットへの道 その3
ここから先は日本でも有数の高々度稜線歩きをするはず。正面に穂高、振り返ると槍、左を見ると乗念、右を見ると笠と大展望の中を歩くはずが、今年おきまりのガスパノラマを満喫しながら、飛騨側からの強風にあおられつつ飛騨乗越(日本一標高の高い峠だそうです)を越える、登り返すと、どこが山頂か全然変わらなかった大喰岳に到着。
(パンパカパーン。これで一応日本3000mTOP10制覇。でも記念写真は無い)
キョロキョロ山頂マークを探すが見あたらないので、そのまま中岳へと向かう。小さなアップダウンを越え、小さなはしごを越え岩場を登ると中岳山頂に到着。ここから新しくなった縦走路を歩き、中岳の水場に到着。とっても冷たい雪解け水を大量に汲み、ザックに詰め込む。ヤバイ3Lも汲くんでしまったということは。。。3kg増だぁ。でもあと少しで本日の行程も終了なので我慢我慢。南岳小屋で水を購入するのもしゃくだしね(どうせ雨水が雪渓の水なので買っても同じものだし)
南岳の山頂付近になると風は強いが空にほんのりと青みがかかってきた。
もしかすると明日は晴れ?そういえば槍ヶ岳山荘にあった天気予報も明日は晴れ!よしいいぞぉー。
↑飛騨乗越(日本一の高所の峠)
↑大喰岳山頂付近(3101m)
↑中岳手前の梯子場
↑中岳山頂(3084m)
↑中岳手前の梯子場
↑氷河公園分岐
↑南岳山頂(3032m)
←ハルリンドウ
トウヤクリンドウ→
南岳で記念撮影を済まし、数分で小屋に到着。寂しいものでテントは我が家以外2つのみ。早速小屋でビールを飲み一服。キレット越えの感想を記したノートを読みながらいよいよ本番直前ということでドキドキしてきた。
早めの夕食を取り、暫しのんびりすると荷物運びのヘリコプターが飛んできた。おまけに穂高方面のガスが取れてきた。場所を変えると槍の穂先もほんの少しだけ見えてきた。明日はいよいよメインイベント。ここまでは雨以外はとっても順調。天気も回復傾向なので「撤退」することなんか夢にも思わず、明日晴れることを祈って、就寝。
↑南岳山荘でさっそく乾杯
↑テントサイトは小屋の前
↑今日の夕食は親子丼、塩マーボ、切干大根
↑荷物運びのヘリが登場
流石に3000m付近。気温も低い→
槍ヶ岳がぼんやり↓
常念岳↓
北穂高岳↓
奥穂高岳↓
南岳↓
日本でも有数の難コースの案内→