彷徨える子羊たちを導くもの
5/6 リベンジ成功
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青森港についたのが夜の2時。今日の予定はまだ未定。天気が良ければ岩木山へリベンジしようかと思っている。
とりあえず眠いので、どこか眠ることが出来る場所を探すと、ちょうど岩木山へ向かうためにも都合が良いところに道の駅がある。
道の駅はトイレもあるし、車を止めておいても誰も文句言わないので、車中泊にはもってこいの場所である。
どうやら、同じフェリーに乗っていた人たちもここ目指して来ているようである。それ以外にも関東ナンバーが結構いたりして。みんな同じ事考えて居るんだよね。
←寝ぼけまなこで、車に向かいます
↑フェリーを下りると「ようこそ青森へ」
↑道の駅「なみおか」で車中泊です
とりあえず車に寝床をつくって朝まで寝ることにする。
朝起きると晴れ。風はどうかというと、強いような弱いような、微妙な感じである。どうであれ、岩木山スカイラインは8時開通だし、リフトは8時30分頃から準備し始めるみたいなので今のところは何とも言えない状態。
一応天気予報を確認すると海上の波も余り高くなく、警報注意報も出ていない。ということで、岩木山リベンジ目指して、とりあえず弘前市方面へと車を走らせることにする。途中のジャスコで朝食と行動食を買い込み、通勤で混雑している車を横目で見ながら岩木山へと歩を進める。


スカイライン入り口について、風の具合とか、リフトの状況を聞いてもちゃんとした答えは返ってこない。仕方ないのでとりあえず八合目を目指す。途中風がけっこう強かったりしていたので、またリフトが動いていなかったらどうしようかと思いつつも無事駐車場に着いた。
リフトを見ると動いている。ラッキー。
でも先日撤退したときと比較して、そんなに違うとは思えないのは気のせいかな。
まぁそんなことはどうでも良く、リフトが動いている事自体が良いことなので、そそくさと登山の支度を始める。
とにかく駐車場でも風が強いので、頂上付近はかなりの強風であることが予想されたので、防寒だけはしっかりして行くことにした。
スキー板を付けずにリフトに乗るのもなんか変な感じもしたが、まぁそれも良し。でもリフトのスピードが遅くて結構寒くて参った。
無事終着地点につき、準備運動をして登り始める。
雪はほとんど無く、所々に雪が残っている程度。詳しい事は登山のページに書くので割愛するが、まぁ難なく頂上に到着。
↑準備完了で、リフトへ向かいます
↑リフトを降りると雪が
↑結構岩登り系の山です
←風は強いけど、天気はとっても良いです

無事山頂ゲットしました
またまた百名山ゲットです(笑)
南を見ると秋田の山が、東は八甲田、目の下には弘前市街、北側は津軽半島がとてもきれいに見える。
北側の海の向こう側には北海道も山も見える。まさに絶景である。
しばらくのんびりしてから下山し、無事駐車場に戻る。
←けいこはしばらく景色を眺めて呆けていました(笑)

弘前の街が一望です
遠くは八甲田の山脈です
行動食などもしっかし持って行ったがほとんど食べなかったな。
駐車場では五平餅とこんにゃくを食べてからスカイラインを下山する。
スカイラインを下りたときの時間は12時過ぎ。
↑五平餅がとても美味しかった→
さてどうしようかと思いながらも行き先は未定。
とりあえず今回の東北?湯治ツアーで行きたかった乳頭温泉方面へと車を走らせることにする。
乳頭温泉までの距離はかなりあるし、昼飯もどうしようかと思いつつ、高速道路を走らせる。
十和田ICからは下道を走りながら時計と距離をカーナビで相談しつつ走り続ける。
まだ行き先は決まらない(笑)
で、ちょうど八幡平への入り口である交差点にさしかかった時にふと頭によぎったことがある。
「そういえば後生掛温泉に入れなかったなぁ」
ということで、行き先は後生掛温泉に決定。ハンドルを左に切って、坂道を上り始める。
途中でけいこが目覚めて「どこここ?」って。そりゃ解らないよね。自分でもさっきまでどこに行くか決めていなかったんだから。
で、今日はGWとはいえ平日なので、後生掛温泉も結構すいているだろうという予想もバッチリ当たって無事車を止めることが出来た。
早速温泉に入ることにする。

周辺はお湯が沢山沸いています
湯気がガンガン立ち上ってます
受付で、デジカメの充電をお願いすると受付の人がとても優しく対応してくれた。
もの凄く感じが良かった。恐らくここは湯治場なので「人に対して優しいのだろう」と思った。
温泉の写真はさすがに撮影することはできなかったが、泥湯、蒸し湯とかを始め色々な湯船があり結構楽しめた。
ちょうど湯船で一緒になった那須周辺から来ているオジサンは家族で遊びに来たが、余りにお湯が良いので一人で延泊しているということだった。
来週末にご家族が迎えに来ると言っていた。うらやましい限りである。
でもお湯の良さもそうだが、人の良さもこんな人を生んでしまう所以なんだろうなって思ってしまった。湯治客用に素泊まりもできるし、個室もかなり安く利用することもできるので、バイクで東北ツーリングがてらに基地にするのも結構良いかもしれないなって思ってしまった。
←泥火山というのが素晴らしい(笑)
で、すっかりお湯に満足して、いよいよ泊まる場所を決めないといけない時間(15時)になってきた。一応目的地を田沢湖周辺のキャンプ場に決めて出発。
途中にある玉川温泉は今回の旅でははずせない場所だと心に決めていたので、明日朝一番で行こうと思いながらまたまた秋田の山の中を走る。
でも、玉川温泉ってどんなところか、朝何時からお湯に入れるかを確認するために寄り道することにした。温泉は朝早くからやっていることを確認したが、折角来たのだから玉川温泉の地獄巡りでもしようかと思い駐車場に車を止める。ここは夕方になると車は追い出されるようになっているみたい。どうやらこの駐車場で生活する人が沢山いるからみたい。国道の入り口周辺の広場には生活している人が沢山いたのはこのためだったのね。
↑こんな所から歩き始めます
↑途中はこんな感じです
↑吹き出しているお湯は100度だそうです
車を止めて遊歩道へ行く準備をしている時にちぃにぃは、何気なしにタオルを持参していった。これは本能のなせる技なのかな(笑)けいこは気がついていなかったのか、それとも気がついていても蒸ししていたのか。まぁどちらでも良いけどね。
玉川温泉の解説は特にする意味もないけど、一応ちょっとだけ。
ここのお湯はもの凄く酸性度が強く、包丁を一晩温泉につけておくとボロボロになるとか、車を長期間駐車しておくと鉄板が痛むとか言われている程強烈である。
またこの地で採れる○○石といのが、どうも微弱な放射能?を出しているみたいで、それが体にとても良いとか、末期ガンで医者から見放された人がここに来て奇跡的な回復を見せた例が沢山あるなどと、まさに生きた伝説になっているところなんです。ということで、本当に具合が悪そうな人たちがむしろ片手に続々と遊歩道を歩いていく。どんな様子かというのは実際に行ってみてその目で見てください。
個人的な思いとしては「皆辛いんだろうな」「自分も最後には来るかも」って感じです。
まぁそんなことはどうでも良いことにして、遊歩道を歩くとその先にはお湯が待っています。
ちぃにぃは喜々として服を脱ぎ捨ててお湯に入ったことは言うまでもありません。
これまたちょうど湯加減が良くてとても素晴らしいお湯でした。うーん満足(^_^)v
↑これは上の写真の遊歩道脇にある湯船です
ちぃにぃがのんびりお湯と戯れている間にけいこは遊歩道をあちこち歩き回っていたみたい。
で、本当にいつになったら田沢湖までつくのか心配になってきたのでいい加減玉川温泉を後にすることにした。
田沢湖のキャンプ場はいくつかあるが、GWに営業しているのは2カ所のみ(観光協会までいって聞いてきました)
一つはオートキャンプ場なのでパス。もう一つの町営キャンプ場に今夜の宿を取ることにした。
夏はとっても混むみたいだけど、この時期はガラガラで我が家を含めて3家族(内一家族はバンガロー)で占有状態。
夕食は岩木山を撤退した日に嶽温泉で購入した「タラの芽」の天ぷらを頂くことにした。
キャンプで天ぷらもなかなか乙なものなので、皆様もお試しあれ。
←これで天ぷらを作ります

できあがりです
←食事というより、全部おつまみだね

天ぷらはとっても美味しかったよ
コツ)天ぷらは油を大量に使わなくても出来ます。
まずは、コツのいらない天ぷら粉を用意します。これを利用して衣を着けたらフライパンに油が一面に広がる程度にひき、焼くような要領であげます。キャンプ場では油の処理が非常に大変なので、というより油を捨てることは出来ないので、この様に少量の油であげるのが良いですね。
ちなみにフライパンはテフロンが便利です。我が家では非常に小さなフライパンを持参しました。バイクキャンプでも便利に使っています。キャンプではテフロンは便利です。
っで、出来具合はどうかというと、これまた美味しかった。衣も良く揚がっているし、大変良くできました。また取り立ての具材が良かったことも相乗効果を及ぼしたようです。
でも一つだけ難点があります。風が強いときなどテントの中であげると油臭くなってしまうと言うことなので、風通しは良くしてからやってくださいね。
翌日は朝から乳頭温泉を目指すために、とっとと就寝。夜中から結構雨が降り出してきて、しかも風がとっても強かったので、目を醒ましながら、熟睡(笑)