彷徨える子羊たちを導くもの
5/5 走りすぎ?
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さすがに北海道である。夜は結構冷えていた。でもテントは意外と暖かいので大丈夫だったけどね。
昨晩飲んでいる時にもちんさんと話をしていたんだけど、夜上空を飛んでいる不思議な動物が気になってしようが無かった。
何かというと、車のセルの「キュルキュルキュル」というような音を立てながらもの凄い早さで上空を飛ぶ動物がいたんです。ちんさんは前の日、夜中に車のエンジンがかからないで大変だなと思ったら、徐々に音がテントに近づいたりして、とっても不思議に思っていたそうです。
けいこも夜中にその鳴き声?を聞いて不思議に思っていたという事みたい。
誰か何なのか知っている人がいたら教えて。
ちぃにぃは宴会の時に、その鳥と思われるものを一瞬だけ見たような気がしたけど、ツバメ程度の大きさでもの凄い早さで飛んでいた様に思います。
ということ?で、無事夜も明けてゴソゴソと起き出すと、ちんさんも既にお目覚めだった。
天気はとても良く、駒ヶ岳もバッチリ見えている。今日我が家はどの辺に行こうかと昨夜から色々と考え、ちんさんとも相談して、とりあえず「二股ラジウム温泉」に行くことに決めた。
朝食を摂り、ちんさんとの記念撮影を済ましてから出発。
↑今日も天気が素晴らしい
↑駒ヶ岳がかっこよすぎ
↑ちんさんも今日から復活(良かった)
途中、大沼のほとりで水芭蕉と水仙がとてもきれいに咲いている場所を見つけて写真撮影をしてから、一路北へ向かう。
国道5号線は噴火湾を右手に見ながらただただ北に進む道。所々数キロに及ぶまっすぐな道があり、追い越しする車はまるで新幹線の様なスピードで通り過ぎていく。
新幹線といえば、どうもこのあたりにも新幹線が計画されているようで、「駅予定地」と書かれた看板があり、横には「街の発展」などと書いてあるが、そんなの幻想だよ。新幹線が出来れば、みんな札幌に行ってしまうって。皆学習能力無いよね。
なんて考えている内に、長万部に到着。ここからは海を離れて山へと向かう。しばらくは知って無事二股ラジウム温泉に到着。
←水芭蕉が満開でした

水仙も負けずに満開
ここは日本国中から湯治を死に来る人で溢れている。ここの温泉の社長はこう豪語している「二週間湯治して、病状に何らかの改善が見られないならば、全ての料金をお換えしします」と。
お湯は余り癖が無いけど、見るからに効能がありそうな感じがするので、まんざら嘘では無いと思うよ。本当に。
ゆっくりとお湯に浸かりながら、これからどこへ行こうかななんて、青空を見ながらのんびりした時間を過ごした。
(メモ)長万部駅から3人以上集まれば送迎してくれるみたいなのです。

湯治場というと、おんぼろ建物に
自炊小屋があるようなイメージが強いですが、
ここ二股ラジウム温泉はとってもきれいです。
さて、どこに行こうかと考えたあげく、とりあえず北上して、洞爺湖に行こうということになった。
時間もちょうどお昼になりそうなので、北海道といえば「ジンギスカン」ということでちょうど去年ちぃにぃが行ったお店が安くて、結構美味しかったのでそこへ向かう。

久々に眠り姫が登場(笑)
バイクでは眠れないからね^^
ジンギスカン食べ放題で、一人1200円程度。ご飯と野菜を頼んで、二人で3000円+αで済みました。食べ放題といっても、一番最初に出されたお肉で満腹でした。
↑お預け状態です(笑)
↑ビールを飲めないのがちょっと残念ですが↑
さて、次は昭和新山へと向かう事にする。昭和新山は昭和時代に畑の真ん中がいきなり隆起して出来た山だそうである。実物を見てみると、こんなのが畑の真ん中からいきなり盛り上がってきたなんて信じられません。ちなみに、今でも昭和新山は私有地になっているようです。
洞爺湖温泉街はちょっと寂れた感じがあって、火山活動の影響なのかなと思ってしまう。
住んでいる人たちの苦労はそうとうなものなのだろうな。
↓昭和新山は何度見ても凄い とても異様です
アイヌの名人が掘ったというもの。
値段が一桁違います。途中で失敗したらどうなるのかなって思って、お店の人に聞いてみたら「うまくごまかします」だってさ(笑)
デッサンを変えて工夫するみたいです。
なんて考えならが、今日これからの予定をまた考えてみる。
今日は青森に戻る予定であるが、フェリーはフリーチケットで、しかも青函連絡船は一晩中動いているので、帰りに時間は余り気にしなくても良い。
ということで、一応観光しようと言うことになり、チキウ岬へと向かう。
洞爺湖からまた海沿いを走る道に戻り、ダラダラと噴火湾を右手に見ながら走る。海の向こう側には駒ヶ岳がでんと構えているが、余り格好が良くない。駒ヶ岳は大沼側から見る姿が一番格好良いな。
でも見る方向でこれだけ姿を変える山も珍しいよね。
↓これも駒ヶ岳です マウスオン 違いが分かります
チキウ岬はアイヌ語の「チケウ(けずれたもの)」または「チケウエ(その断崖)」が訛ったものという意味のようであるが、それがなまって今は「地球岬」と俗に言われている。岬には駐車場があるが、さすがにGWということもあるためか大渋滞。我が家は手前に広場にとめて歩いて向かうことにした。やはりなめちゃいけないGWだね。
岬は標高もそこそこあるし、海へ突き出た場所にあるため、景色がとても良い。でも風が強そうな感じである。まぁ海だよねという感想をけいこと話しながら、次の目的地である登別温泉へと向かうことにする。
←なめちゃいけないGWだね
とても広い国道を走りながら、何でこんなところに居るんだろうねとけいこと笑いながら走り続けている。登別は観光地なので渋滞に備えて峠越えルートで入ることにした。でも思ったほど混んではいなかったけど。登別ではいわゆる地獄巡りをしてみた。でも既に盛りを過ぎた地獄の様な感じで、それほど迫力は無かったな。でも大好きな硫黄の臭いがぷんぷんしているので、心はワクワク状態だったけどね。

「せーの」 って(笑)
特に意味はありませんが
マウスオンしてみて

マイズルソウが咲いてました
さて、お風呂はどうしようかなと地獄巡りの駐車場のオジサンに「共同浴場」を聞いてみた。
ちょっと嘘を教えられたけど、無事到着。
いわゆる銭湯だったが、侮る無かれさすが登別温泉の公衆浴場。とてもきれいで、街中にある日帰り温泉みたい。でもお湯は硫黄泉、明礬泉の湯船がある。恐らく掛け流しでは無いと思うが、その割にはお湯はとても素晴らしかった。さすがだね。
さて、いい加減良い時間になってきた。本当はこれからニセコ方面にでも行ってみようかと思ったがさすがにそれはやめておいた。カーナビを函館フェリーターミナルに合わせると距離が250km程度だった。時間は17時、一応フェリーは午前0時頃の船に乗る予定なので、余裕余裕。
でも冷静に考えてみると、東京から浜名湖より向こう側まで帰る程度の距離なんだよね。
しかも全て下道でね。でも、この程度ならば、大丈夫な所は、やはりなめちゃいけない北海道だね。
それとも、我が家の感覚がおかしいのかな???
海沿いをそのまま走ると室蘭市内を通ることになるので、オロフレ峠を越えるルートを採用。頂上付近では雪が沢山あり、朝晩は凍結するみたいで、チェーン必携と出てました。

オロフレ峠は雪で通行止め
でもトンネルがあるから国道はOK
気温は氷点下でした
途中からは国道に出て、のんびり函館へと向かう。けいこが北海道で運転デビュー。ちぃにぃは横でのんびり出来ました。
時間があるので、夜景がきれいとツーマプにも説明がある、城岱牧場に行ってみることにした。
函館山から見るのとはちょっと違って、これまたきれいなので、行ってみると良いかも。
でも函館市側からは入る場所が解りづらいかも。
←右上に見える赤っぽい光の場所が函館山かな
写真より実物の方がきれいですので、お時間がある人は是非行ってみてください
既に9時になっており、さてどうしようかとさまよっていると、五稜郭の近くにラッキーピエロがあったので、ちんさんとの約束もあるので、寄ることにした。
中は函館の若者達であふれかえっており、にぎやかにぎやか。
ハンバーガーを食べて、そそくさと出てしまった。味はどうかと言いますと、美味しくないことは無いです。でも若者向けの味かな。
チャイニーズチキン
お店で一番人気だそうです
エッグバーガー
これも人気は上々のようです
本当は12時発のフェリーの予定だったが、ちょうど10時発のフェリーが受付中だったので、乗り込む事にしてしまった。
これで、一泊二日のとても充実した北海道の旅も終了。これからは元の計画通りに東北湯治旅行に戻ることにする。
でも、何故か北海道に渡ってしまって、後悔して・・・ません。
楽しかった^^
フェリーターミナルの明かりは赤暗くて、どこか哀愁を漂わせている気がするのは気のせいか
これから旅立つ(我が家は本来のルートに戻るのだが(笑))という気持ちがそうさせているのか
なんてセンチメンタルな気持ちにさせてくれるフェリーターミナルでした。
でも、受付終了時間間近で、アタフタアタフタしていたんだけどね
←さらば北の大地
又来る日までのお別れです。
って、けいこは5/25現在既にフェリーの予約を済ませているから二月後には又あえるみたい(笑)

仮眠前にちょっとのどを潤しました
旅のコツというか、自分への言い訳かな(笑)
旅先ではお金を使うことを躊躇しないというのは、我が家のモットーです。後悔は後ですることにしています。その時やりたいことをやらなければ、せっかくそこに行った意味が無くなってしまうから。
でも我が家は無目的にフェリー乗り場に近づいてはいけない事を再確認しました。
以前も、紀伊半島ツアーがいつの間にか和歌山から四国へ渡ってしまったこともあるし(笑)