彷徨える子羊たちを導くもの
5/4 なんで?
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夜中から何度か強風で起こされていたが、朝起きると相変わらず風が強い。
昨夜、所属山岳会に突発の山行計画を提出する。ちょっと反則だったけど。そうしたら、会の仲間であるF○木さんから電話が入っていた。何かと思い、岩木山へと向かうと途中で電話をかけてみたら、どうやらGWに実家に帰省していて、すぐ近くにいるとのこと。もう少し前に岩木山に登ることが解っていれば一緒に行ったのにと。ちょっと残念だった。でも今回は思いたっらら行ってみようという旅なのでちょっと無理だったか。
でも不思議な事で前日の弘前城では数時間差のニアミスであったみたい。恐らく同じさくらを見て同じように綺麗だなと思って、岩木山を眺めて格好良い山だなと思っていたんだろうな。
今度機会があればご一緒させてくださいねぇ
↑朝飯はバイクでも車でも一緒
↑カタクリと我が家です
なんて事を思っている内に岩木山スカイラインの入り口についた。料金所のおばさんが「今日は風が強いからリフト動かない可能性がありますが・・・」と言われてちょっとショックだった。
でもとりあえず行ってみなければ解らないので、スカイラインの終点である8合目を目指した。
駐車場に着くと、皆スキー板を出している。岩木山は春スキーのメッカでもある。10km程山を下りるツアースキーができることでも有名なのだそうである。今年は絶対に無理であるが、何時か又来たいなと思った。
っで、肝心のリフトを見ると「止まっている・・・」風速が15−20m程あるので動かせない様である。確かに日本海に面した独立峰なら風が強いのは当たり前。
さてどうしようか。今回ピッケルは持ってきていない。アイゼンも無い。
斜面は急である。でも登れば標高長400−500m程度である。時間の余裕はある。
斜面を見ると登っている人もいる。斜度は20度から30度。雪質は少し腐り気味である。
キックステップで慎重に登れば行けないことはないし、恐らく大丈夫だろう。
さて判断のしどころ。けいことも相談した結果、今回は中止と決定。
←景色は良いが風が強すぎ

車で待機中のけいこ
つまらなさそう
理由は簡単。「危険だから」。アイゼンとピッケルがあれば恐らく登っていたけどね。(八幡平のガイドの話を受けて雪山装備を持ってこなかったことをちょっと後悔)
今までの自分だったら、無理矢理登っていたかもしれないけど、どうやら少し落ち着いてきたみたい。
まぁ山は逃げないしね。それと今回は思い立ってきた山なので、まぁ良い景色が見れたことで良しとしよう。でもスカイラインの料金はちょっともったいなかったな。
でもね。実はこの岩木山敗退が後でとんでもない展開を生むとはその時自分たちも、いやきっと神様も思いも寄らなかったと思う(笑)
←風速が15−25mというのはさすが岩木山
でもこの程度の風はそんなに珍しくないみたいですので、リフトを使って登山する人は事前に確認したほうが良いですよ
で、まずは以前から行ってみたかった嶽温泉に行くことにした。本当は共同浴場があれば良かったけど、どうやら数年前に閉鎖になっているみたい。そこで適当に選んだ温泉宿に入ってみることにした。
朝一番だったので、お風呂は独り占め状態。硫黄の香りのなか、至福の時を過ごすことができた。
やっぱり硫黄泉だよね。温泉は。

今回お世話になった「縄文人の宿」
ここは一日数組しか泊まれないそうです
有名芸能人とかテレビの取材が沢山あるみたい
↑色気が無いのはかんべんね

雪隠とは日本人の命名能力には感心してしまいます

五平餅と思って食べてみたが、実は違っていました。
でも美味しかった。名前は忘れた(笑)
すっかりお湯を堪能したので、今日の予定はどうしようかと言うことになり、またまた地図とにらめっこが始まった。
八甲田に行くか、酸ヶ湯温泉か、十和田湖か・・・。
うーんとりあえずお昼前なので、青森の港あたりまで行って、何か美味しい魚でも食べようと言うことになった。予定はその時にまた検討しようと。
で、カーナビにどこをセットしたかというと、青森港フェリーターミナル。
これが全ての間違い?いや正解(笑)だった。
けいこが今年の夏に北海道ツーリングで青森からフェリーで渡るかもしれないと言っているので、フェリーターミナルを確認しようということになったんです。
で、下道を基本に、峠などは高速を使用して無事青森港周辺に到着。曲がる交差点などを確認してターミナルに入るとそこには大きな口を開けている「函館行きのフェリー」があるでは無いですか(笑)
しかもただいま乗船中。
この時までは何とも思わなかったけど、ターミナルの窓口でパンフレットでももらおうと入っていくと函館行きの受付中。出発時間は12:30。でただいま12:15。
ここで得意技が出てしまった。
ちぃにぃ「北海道行かない?」
けいこ「え???」
ちぃにぃ「いいじゃん。いっちゃおうよ」
けいこ「でもお金かかるよ」
ちぃにぃ「旅の恥は掛け捨て、旅でお金は捨てまくるのが我が家に美学だよ(笑)でも捨てるのでは無く北海道に行くんだから無駄じゃないし」
けいこ「え〜・・・」
といっている間に時間は12:20過ぎ。
ちぃにぃは思わず車に走っていき、車検証を持ってきた。けいこはというと、しっかり乗船手続きの用紙を記入していた。さすが息もぴったり(爆)
ということで、東北旅行のはずが一点北の大地への旅へとなってしまったんです。
←なんだかんだ良いながら喜んで乗船手続き中です。
支払は当然カードです(笑)
けいこの横にいる夫婦が本文中にあるライダーなんです。
偶然とは恐ろしいものですね
フェリーに乗り込み荷物を整理してデッキへ行こうと思ったら、バイクが2台車の後に着けてきた。
バイクのリアフェンダーを見るとなんと二輪便利帳のシールを貼って居るではないか。
すかさずちぃにぃが「このシールどこでもらったんですか?」「ちんさんとは面識あるんですか」と話しかけてみた。するといきなり面食らった様な若夫婦は実は北海道住まいで、今回東北にバイクツーリングに行っており、明日の夜、富良野にある道楽館という宿でちんさんと合流するとのこと。
まったく世の中狭すぎです(笑)
一緒に写真を撮り、ちんさんによろしくと伝言を残して船室に上がっていった。
一緒に写真を撮り、ちんさんによろしくと伝言を残して船室に上がっていった。
GWということもあるためか、二等船室は一杯。個室も一杯で、席も空いていない。仕方がないので廊下にべた座りをして早速乾杯。フェリーは結構時間があるので安心なんです。
するとけいこがなにやら携帯メールを打っている。ちんさんに北海道に行くよと連絡しているみたい。
しばらくするとメールに返事があり、どうやらちんさんは大沼近くの流山キャンプ場にいるみたい。良く読んでみると、どうらやぎっくり腰になってしまい、停滞しているとのこと。
それではということで、早速合流しようということになり、夜は一緒に函館の夜景でも見に行こうと言うことになった。
まったく本当に世の中は狭いよね。去年の和歌山での偶然の出会いと、今年の北海道での偶然の出会いと。全くみんな考えていることが一緒なのか、それとも本当に世間が狭いのか。
まったく笑ってしまいます。

←早速廊下にべた座りでビールを飲んでます。
隙を見つけてはビールを飲む夫婦です(笑)
時間をもてあましているので、甲板に出てみた。風が相変わらず強いが、物陰に隠れると日差しが心地よい。津軽海峡にでるまえまではカモメが沢山飛んでいるので、持参したパンを片手に持って手を突き出してみた。するとカモメがするすると寄ってきて、見事指にはふれずにパンを取っていった。
全く見事なものである。数回やってみたが、指には一回もふれなかった。
↑壁によると風がないのでとっても気持ちよいです
↑見事なシャッターチャンスゲットです

クリックして
お見事
wmv形式 2秒 149kb
そうこうしているうちにやっと食堂が空いたのでお昼ご飯とする。
カレーライスを頼むが、けいこは運転がないということで当然またまたまたビールを頼んでいる。
全く我が家の嫁はなんて素晴らしいんだろう(笑)
↑食事を待っている間にけいこは一杯飲んでます
↑カツカレー800円かな?
↑エビフライカレー900円かな?
のんびりしていると函館が近づいてきた。無事着岸していよいよ北海道に上陸。
一体、今回の旅で北海道にまでいってしまうという行動をすることを誰が予想したか。北海道に入ったことをけいことふたりで大笑いしながら函館の街に入っていった。
←先ほどのライダー夫婦と記念撮影を
↑青森港を出発して
↑函館港に到着
↑そうするとこんな見事な道路が(笑)