バッチテスト 二級 奮戦記

さて、バッチテストの二級をどこで受験しようかと色々と考えた末、ただバッチテストを受験するだけでは楽しくないから、良く行く尾瀬岩鞍スキー場(名前が度々変わっているから最新の名前は知らない・・・)に泊まりで遊びながらテストを受けようということにしたんだな。
で、岩鞍でのバッチテストは二級であるため当然事前講習は無くても大丈夫なんだけど、やはりどの様な場所で試験をするのか、どの様な所を見るのかということを確認するために事前講習を受けてテストに臨むことにしました。
今度は慎重にね(^_^)
で、まずは初日。
けいこと二人でお互いの滑りを撮影しながら、ああでも無いこうでも無いと考えながら滑っていた。
本当はコブ斜面とかでがんがん行きたかったんだけど、八方の時と同じでまたも前日に大雨が降り、しかも土曜日はかなり冷え込んだこともあって、普通の人はアイスバーンだと思うほど雪面はガチガチ状態。エッジもなかなかたちません
当然コブもガチガチなんで、普通に滑っていてもつまらないから基礎的な練習を繰り返していました。
で、気がついた事はやはりターンの前半にスキー板にうまく乗っていない事があり、谷回りの弧があまり綺麗で無いということ。
それから、ターンの切替時に無用に伸び上がるような動作があり、やはりターンの前半にうまくスキーに乗れていないということ。
意識してゆっくり滑るからなかなか難しいんだな。でも自分の滑りを撮影し、それを見て、駄目なところを直して、また撮影してそれを見るということを繰り返したおかげでダイブよろしくなってきたかなって感じです。
時々小回りもやってみるが、こちらはほとんど問題なし。
でも雪が堅すぎるため、エッジがなかなか立たずに、板が流れる場面もちょこちょことある。これはエッジングが甘いためなのか、それとも雪が堅すぎるため仕方ないのか・・・
このあたりがイマイチ自分では判断が付かない所。うーん、難しいな。
大回りの時も、フォールライン付近の雪が堅いと板が流れることもあるし、これはやはりうまく加重出来ていないためなんだろうな。
先は長いぞ〜
ここで閑話休題
今日は昼間になっても気温が氷点下のままで、雪が全然柔らかくならないんです。今までの我々だったら「つまらない」を連発していたとおもう。
でも今回はバッチテストという目的がしっかりしていたため、それはそれで楽しく滑ることができたんだ。
単にフリーで滑るのとは違う楽しさがあるんだよね。また一つの楽しみを発見です。
 
それと今日は朝、宿に車を置いてきて、送迎有りなのでビールをゆっくり楽しむことができるので、お昼にも午後の休憩にもしっかりビールは頂きました。
そんな感じでたんまりと練習をして、最後にコブコブ斜面のリーゼンコースを滑ることにしたんだけど、余りにも雪が堅いためにけいこが戦意喪失で、今日はお終い。
宿の迎えのバスで帰りました。

で、日曜日
宿の送迎バスの時間が結構適当で、かなり待たされるが、まぁ駐車場代などがかからずにラクチンだから文句も言えないかな。
でも、ちょっと文句を。
今回宿泊した宿は片品温泉の街の中にあり、スキー場まで車で5分とかからない場所は良いところ。
でも、この宿は常連さんが多いみたいで、いわゆる一見さんの扱いがかなりぞんざいなんだよね。常連さんは朝から部屋に入れてくれるけど、我々はダメ。乾燥室という名前が付いた屋外の倉庫があるんだけど、初日に帰ってきた時に、「ここにブーツを置いてサンダルで宿まで行ってください」と言われたのは我々だけ。常連さん達はしっかり玄関にブーツを置いていたし。まぁ言い出したらきりがないんだけど、「二度と行くか」って感じでした。
常連さんを大切にする気持ちは分かるけど、あまりにも見え透いた常連さんと一見さんの区別は正直腹が立ちます。良くないですねぇ〜

で、本題です。
バッチテストの受付は9時15分から9時50分まで。スノーボードの競技を見ていてギリギリの時間にスキースクールに飛び込み、無事受付完了。
                          
本日の受験者は一級30人。二級29人。(途中飛び番があったから実質は24人くらいかな)ちぃにぃは見事に29番。井川君の背番号だよ。幸先良いかな(^_^)
で、事前講習は二組に分かれてスタート。
向かうはチャンピオンコース
今回のコーチはちょっと年配の人。後で知ったんだけど、検定員の人でした。
事前講習はまさにテストバーンで試験科目を練習することとなりました。
まずはチャンピオンの一番上から整地小回りからスタート。
前回八方で指摘された所などを意識して滑ったら、コーチは一言「良いんじゃない」だけ。ちょっと拍子抜けです。確かにちぃにぃのレベルは一緒に滑った中ではほとんどトップなんだけどさ。
で、次の小回りの時にはきちんとアドバイスがありました。
余り急なエッジング操作をすると板が流れてしまうから、急激な操作はしないほうが良いです」と。昨日同様雪面が堅いから確かに板が時々流れてしまうんです。
それともう一つ「もう少し板を回しこむ様な動作をすれば次のレベルにいけますよ」だってさ。うっひょー嬉しいじゃん(^_^)v
でも、この言葉に慢心をしてしまったら、それこそ八方の二の舞。気を引き締めて事前講習に望みます。
で、続いて中回りの練習を。
ここでも八方の時に教えられた事を意識して、ゆっくりしたリズムで滑るとすかさずアドバイスが。
ちょっと押さえすぎです。今くらいの斜面ではあまりスピードは殺さない方が良いです。でも滑りは良いです」と。
ふーん。そうなんだ。二級はスピードが求められていないというだけで、スピードをあえて抑え過ぎる必要は無いみたい。
続いて、一番下の急斜面で大回りの練習です。
ここのバーンは昨日今日と大会をやっていたこともあるせいか、比較的バーンの状態も良く、それほど堅くないんだ。でもテカテカだけどね。
昨日の練習も意識して、ターン前半部からスキーに乗ることを意識して滑る。
コーチからは「良いです」のみ。やっぱり拍子抜け気味だね。
で、バーンの中段からもう一度大回りを。
ここでのコーチの指摘は「左回りの時に内倒する傾向があるので、気をつけるように。あの程度のスピードできつい内倒は外足が流れてしまいます。」と言われた。やっぱり内倒してしまうんだよね。以前K山さんからも指摘を受けていたんだけどね。本人はそれほど意識していないからまたたちが悪いって感じ。
それからもう一つ「ターン途中であまりフォールラインを見過ぎないこと。進行方向にもう少し意識を向けるともっと板に圧力をかけることができます」と。
なるほど、でも結構難しいんだよね。その微妙な感じがね。
下まで降りたので再度リフトに乗り上部へ移動。ちゃっりコーチの横に座ってお話を伺うことにしました。
聞いたことは二つ
内倒するというのはどの様にしたら直るのか。前後の動きとの関連は
テストの時にスピードは押さえた方が良いのか
まず内倒については
「前後の動きと内倒は基本的に違います。確かに後傾してしまった結果内倒することもあるけど。人は基本的に斜面に対して恐怖心を持つものなので、どうしても山側に倒れる動きをしてしまうもの」という回答。今一歩納得できないというか、どうすれば直るかと言うことが良く分かりません。
次にスピードについては、これは明確
スピードは出せるならば、出来るだけ出した方が良いです。でもスピードを出したからといってもスピードコントロールが出来なかったり、運動が乱雑になってはダメです。またカービング的な滑りかたができるのあればどんどんやれば良い」と。
なるほどね。八方の時に言われた「スピードは必要ない」ということとは矛盾しないなと納得。二級に求められている事がスピードでは無いと言うだけで、別にスピードを抑えなければならないということではないということだね。
自分の理解がまずかったのか、説明がうまくなかったのか・・・まぁ自分の理解がまずかったんだろうな。
ということで、この時点でこの様に考えました。
八方の時は、自分の滑り(どんな滑りだ(笑))をせずにスピードを抑えることと、板をずらしながら滑ることに意識を置いていたので、何か自分が滑っているような気にならなかった。ダカラ今回は自分の素直な滑りをしよう。でも前回と今回指摘された所はしっかりと取り入れてね」と。
で、時間も押し迫ってきたので二回目は本当にワンポイントだけ。
ちぃにぃが滑っても基本的に何も言ってくれません。これは二級レベルの滑りでは問題がないという証拠かなと納得して。
で、最後に総合滑走の時のアドバイス。
総合滑走というのは、自分のスキーをアピールするところです。思い切り自分の滑りをアピールしてください」と。
これは八方の時と話が違うぞ。八方の時のアドバイスは「二級の総合滑走は、リズムの変化を見ます。あえて小回りを入れたり、スピードを出さなくても良いです。基本的に大回りから中回りを混ぜて滑れば、あえて小回りは必要ありません」というもの。
果たしてどちらが本当なのか?良く分かりません。
でも、自分としては、思い切り自分の滑りをすることにしました。
ということで、事前講習は無事終了。