バッチテスト 二級 奮戦記

お昼ご飯となります。
午後1時10分にチャンピオンのリフトを降りたところに集合して点呼してから試験会場へと移動です。

検定バーンの説明です
チャンピオンコース(一部ロマンスコース利用)で行います。
整地小回り −チャンピオンコースの上部急斜面左側
不整地小回り−チャンピオンコースの上部急斜面 中央部(整地小回りの終了地点から開始)
※これは一級のみの種目です
整地大回り −チャンピオンコースの上部急斜面左側の一番下部
総合滑降  −チャンピオンコースの下部急斜面右側(平坦な部分まで)
整地中回り −レストランオクタを左手に見てロマンスコース上部右側
となっています。不整地ではリーゼン使わないんだね(^o^)

ここで八方と違うところが、岩鞍では一級と二級が連続して滑ります。まず最初に前走が滑り、続いて一級の人たち。その次に二級の人たちという感じです。
但し滑り出す位置は二級は少し下がった場所になります。
まずは整地小回りから。
最初に一級の人たちから開始。皆やはり一級を受けるだけあって、なかなかスピードを出してます。ちぃにぃは一番最後なので、皆の滑りをよく観察していました。
何を観察したかというと、雪質です。どの程度エッジが効くかと言うこと。
一緒に事前講習した人たちの滑りを見て、滑りの感じを確認してました。こんな時は一番最後に滑る人の方が有利だよね。皆気合いが入っているせいか、事前講習の時よりうまかったな。
で、ここで注意点があります。

二級の人たちは当然一級の人たちの滑りを見ています。そのイメージが頭に染みついた状態で滑り出します。だから皆余計なスピードを出しています。一級と二級では求められているポイントが違うにもかかわらず、同じような感じで滑っています。見るポイントが違うのだから、余り意識する必要はないと言っても、目の前で見せられては意識せざるを得ません。
案の定、バランスを崩して転倒する人もいました。


うーん、ちょっとかわいそうだよね。でも、一級と二級の滑りにはそれほど大きな違いが無かったな〜。けいこも見ていたんだけど、微妙だねと言ってました。(結果これは、一級受験者の滑りがあまりうまくなかったということだったみたいだけど)
で、ちぃにぃの順番がきました。
前の人たちを見て、そこそこのエッジも効きそうだったので、安心して滑って無事終了。
前回と違って、今回は結構心臓バクバク状態だったな(笑)
続いて、一級の不整地小回りに。ということで二級の人たちはしばし待ち状態です。
で、不整地小回りは、リーゼンでもなく、西山のコブでも無く、上段のバーンの中段の真ん中でやります。普段はもう少し雪が柔らかいので、午後には多少のコブなどが出来るんだけど、今日は雪が堅いこともあり、これで不整地?というほどフラットなバーン状態です
コブ得意な人はちょっと残念がってました。逆に安心している人もいたみたいだけどね。
で、検定はバーンのど真ん中で他のスキーヤーと同時に滑るため、結構混雑するんだ。
でもバーン真ん中に補助員の人がいて、「検定中ですから」とコースに紛れ込んでくる人たちに声をかけていてくれたので、結構スムーズだったかな。でも時々、唯我独尊状態の人がいるんだよね。決して否定的ではないけど、ボーダーばっかりだったけどね。
で、待ち時間が終わって次は整地大回りに。
上のバーンの下部を使用しての検定です。
さすがに60人弱が滑るから、連続して滑るとはいっても結構待ち時間があります
待っていながら、八方の時のアドバイス、昨日の練習の時の事などを思い出し、イメージを高めていきます。少し心臓バクバクだね。やっぱり試験はこうでなければダメだよね(爆)
いよいよ順番到来です。
とにかく、ターン弧が綺麗になることと、ターン前半から板に圧をかけることを意識して慎重に集中して滑ります
で、無事ゴール。
続いて一番下のバーンで総合滑降を。
計画は大回りから中回りに移って、小回りを入れてから最後に中〜大回りのターンをするというもの。
イメージを高めながら順番を待ちます。
スタート。所々バーンがテカテカな所もあるので、慎重に滑りながらも予定通りに滑ることが出来ました。
まぁこんなものかな。
で、最後の種目である整地中回りです。
検定はレストランオクタの下から始まるバーンで行います。
斜面が緩やかだから、リズムとターン弧とスピードに気をつけることを意識して滑ります。
ということで、本日の本当のラスト滑走開始。
一応今の自分の実力通りの滑りをして無事終了です。
何とか終了。終わったときはホッとしました
で、今回のテストの感想は
どの種目も自分に出来ることはしたつもり。加点があるか減点があるかは解らない。
さて、どうでしょう。でもこれが今の自分の実力だから、結果は真摯に受け止めようと。

って感じでした。
試験結果の発表は4時間30分頃になるというので、けいこと少し一緒に滑ってから、車だけをけいこに取りに行ってもらい自分は試験八発表の会場へと向かいます。
まずは総評から
今回はバーンの状態も比較的良く、滑りやすい状態でした
あれが滑りやすい状態なの??うーん、困ったな。
小回りについて、ほとんどの人がターンをしているというより板を振っているだけの運動になっているので、しっかりとターンをして下さい。
なるほどね、確かにスキーをふるスピードは速かったけど、ターンしていなかったよね。「続いて大回りについて、エッジを立てなければならないという意識が強すぎるためにターンがうまく出来ていません。それからエッジの切替の際に、上に伸びる様な運動が目立ちます。スムーズな切り返しを心がけてください
おっしゃるとおりです。
結局やらなければいけないことは、「綺麗なターンを描くこと」「スムーズ、素直な運動をすること」なんだよね。確かに技術的には色々なことを気をつけなければいけないのは確かにそうなんだろうけど、技術的にすぐれている人ほど動きはシンプルになるんだろうね。
スキーに限らず、運動というのはそういうものだよね。特に採点競技であれば、人から見てきれいに見えるというのは非常に必要なことだからね。
で、総評が終わって試験発表です。
スクールの前に大きな紙が張り出されます。張り終わったのを確認して目を紙から逸らせながら目の前に立ち、結果を確認します。
二級の一番下に見事「合格」の文字がありました。
「ヨッシャ」とちいさなガッツポーズを作って一応記念撮影を。
                    
試験結果は「全て65点」でした。
加点はないんだということをしっかりと受け止めました。後で総合滑走と中回りの検定時の動画を見ましたが、あの滑りではダメだなと、実感です。
今時点の実力通りの結果かな。でも、見事合格で充分満足です。
全体的には、受験者のレベルが低いのか、基準が高いのか、何のためかは知りませんが合格者は非常に少ないです。合格率は20%でした。
受付でバッチと二級の免状を頂いて、ありがとうございましたの一言を残して、けいこの待ち合わせ場所に。
これでやっと、けいこに肩を並べることが出来ました。良かった良かった。
ということで、二回に分けて実施した我が家のバッチテスト二級受験記録でした。
八方の検定では落ちたことは残念だったけど、これもまた良い経験です。
次は一級目指して頑張ります。
ということで、今後の課題を

やはりターンするという意識をもっと強く持つこと。実際にターンするということもね。特に小回りの時に、進行方向(フォールライン)に向かって体重移動をし続けることと、ターン弧の最初から板に加重すること。
大回りは、前後の加重のかけ方をしっかり意識すること。それと両手の使い方も。
大回り小回りともに共通して言える事は、ターン切替時の体の動き。
どうしても板の切替時に体が伸びる動作が強くなってしまうため、その結果ターン始動時(舵取り時)に板への加重がおろそかになってしまい、その結果ターン後半に加重が集中してしまい、その結果ターン弧がいびつになってしまうということ。
「技術が卓越している人の動きほど、シンプルである、その結果、その動きは美しく見える」という事を肝に銘じて楽しみながらスキーを続けて行こうと思う。


最後に、けいこと話をしていて
ちぃにぃ「もし一級にすぐ合格したらどうしよう?目標なくなっちゃうよね
けいこ「すぐ調子に乗るんだから(笑)。でも大丈夫。テクニカルプライズが待っているから(爆)
だってさ。

さて、このバッチテスト受験記録に続きがあるかどうか、あったとして、果たして一級に合格することができるのか、もし合格したら、その次は・・・
なんて鬼が笑うよりおかしな事は今は考えないで、身の丈にあった事を地道に考えましょう!
ということで、バッチテスト二級受験記録はお終いです。

お付き合いありがとうございました。


         
検定結果です
大回り 中回り 小回り 総合滑走 合計
ちぃにぃ 65 65 65 65 260 合格
 
という無事二級のバッチテスト合格までのお話しでした。