2007GW海上で結んだ西日本周遊の旅 二日目
      
4月29日(日) 
フェリーの到着時刻は5時30分なので、4時頃には目を醒まして朝ご飯を食べて支度をし始める。さて今日はどこまで行こうか。
予定としては石見周辺のキャンプ場までは行く予定だけど、
中国地方の道路状況がどの程度なのか解らないため、もしかしたらもっと先まで行けるのか・・・
まぁそれはその時になってから決めよう。まずは下関にある数々の歴史的な名所を訪問することにします。
←出発前に記念撮影を
↑バイクはこれで全部だったような
かなり少なめです
フェリーは予定通りに到着し、バイクはほとんど一番最初に出発することが出来ました。ラッキー!新潟発小樽便などはバイクは一番最後に出発となるためフェリー到着から1時間ほど待つこともあるくらいだからね。
フェリーを下りてまず向かうは
関門海峡。朝のヒンヤリした空気がとても気持ちよい。ちょうど朝日が昇ってくる所だったので、まさに旅の始まりとしてぴったり。
20分弱ほど走って無事関門海峡に到着。朝の散歩をしている人達が居るだけでほとんど誰もいない。
それにしても関門海峡は本当に狭いな〜。

こいつに乗ってきました

これなんだと思います?
フェリーターミナルの建物です
一体なぜこんな風なのかは謎ですが

関門海峡の目の前には新門司駅が
なんか雰囲気あるよね

一応九州に来た記念撮影を

後に見える橋が関門海峡にかかる橋です
利根川の橋より短いよ絶対に
ほんの150年ほど前に馬関海峡で長州藩が外国相手に戦争をした場所。もっと昔には平家滅亡の壇ノ浦の合戦もあった場所。
ここからは関門トンネルをくぐって山口県へと突入。この
トンネルが100円とはなんと安いこと。我が家近くの利根川の有料道路はバイクでも200円するというのにね。でもトンネルの中は排気ガスが充満していて辛かったな。
あっという間に関門トンネルをくぐり抜け、下関市内に。ここでは幕末の名跡を訪ねる事に。
白石正一郎の家跡とか、高杉晋作の終焉の地とかね。
でもその前に関門海峡を反対側から見てみることに。やっぱり狭いよね。

これが下関側から見た関門海峡にかかる橋です
逆光がきつくてちょっと暗すぎです

これは幕末の龍馬と晋作が出逢ったことを記念して作られた碑だそうです
二人が出逢うということを象徴しているのかな
それからまずは白石正一郎の家跡へ向かったんだけど、良く分かりません。仕方ないから高杉晋作の終焉の地へと向かいます。といってももの凄い近くなんだけどね。
さすがにここは
国道沿いにも案内の看板が出ていたのですぐに解りました。
ちぃにぃは昔から明治維新の人たちの旧跡を訪ねるのがとっても大好きなので、晋作の終焉の地などは
まさに大好物。いつもけいこに呆れられているだけど、仕方がないよね。これが性なんだから(^o^)
この場所に
何があるわけでは無いんだけど、100年以上も前のことではあるけど、ここでその人が何らかの行動をしたという思いが残っているような気がしてしまうんです。
というより、自分の中で何かを感じているだけで、この
場所に来ると言うことはその気持ちを発現させるための触媒でしかないというのが本当のところかな。
ひとしきり感慨にふけってから、目指すは本州の最西端の岬。毘沙門の鼻という場所。
ライダーたるもの、
「先端」とか「最○端」とか「最高峰」とか、所謂「先端もの」が非常に好きな人種なんです。
だからツーマプを見たときに「
本州最西端」という紹介があったのを見た瞬間に「必ず行く」ことは決定していたんです。
朝もまだ早いので市内の混雑もなく、順調に距離を伸ばしてあっという間に毘沙門の鼻に到着。国道には大きな看板が会ったんだけど、最後のY字路の分岐にある看板が解りづらくて少し迷いましたが・・・。案の定誰もいませんでした。

これがY字路にある看板です。
正解は左側へ行くんだけど、ちょっと解りづらいんだな
まぁここに来たからといって、何があるわけでは無いんだけど、とりあえず踏んでおかなければならないポイントなんだよね。
で、記念撮影を済ませて次に目指すは東行庵という場所。

いずれ、残りの3つの先端には行かないといけません。
最南端は車では行ったけどね

なんか、ちょっと笑ってしまいました(^o^)
東行というのは、高杉晋作の晩年(といっても、没年27歳なんだけど)の号(俳号、雅号)なんです。
毘沙門の鼻からはちょっと道が解りづらいんだけど、ここで今回
持参したGPS(ガーミン)が大活躍
このガーミンは
ナビ機能も付いていて、それも結構妥当な道順を案内してくれるので、とっても便利なんです。特に始めてきた場所などでは本当に重宝します。
事前にPCで目的地の登録などもできるから、まさにバイクツーリングにはもってこいのヤツです。
ちょっと値段が高いのが玉に瑕なんだけどね。

ローカル線がなかなか素敵です
で、無事に東行庵の近くまで来たときに、ふと目の端に「奇兵隊何とか」という小さな看板が目に入ったので思わず急停車してUターン。
車が進めない様な狭い道を進むと「奇兵隊陣屋跡地」に到着。
ほとんど病気状態だね。一応記念撮影はしなければなりません。
で、やっと東行庵に到着しました。
ここには、東行のお墓とか、おうのさん(晋作のお妾さん)のお墓とかがあり、それ以外にも奇兵隊の人たちのお墓とか、まさにちぃにぃが大好きな場所です。
ひとしきり見て回りながら、
頭の中は150年前にタイムスリップしていました。
少しお腹が空いたので、駐車場で売っている「晋作まんじゅう」なるものを食べましたが、シソ付きを食べたんですがこれがまた美味。立ち寄ることがあれば是非食べてみて下さい。一個80円はお買い得です。写真を撮影しなかったのがちょっと残念だったな。
食べている間に、お店のおばちゃんと色々とお話をしました。
旅先でのこの様なふれあいがとっても楽しんだよね。
二日目はまだまだ続きます