2008.10.18-19 尾瀬でおうぜいで宴会 in 尾瀬 至仏山編
翌朝5時頃、隣の学生のテントから甲高い声と共に起床。夜中は結構着込んだこともあって全然寒くなく、シェラフを胸まで剥いで寝ていて、明け方さすがに寒くなって頭からかぶり直して結構ヌクヌクでした。まぁ氷点下までは下がらなかった感じです。が、一桁は確実だったかな。
まぁこの時期、この場所では当然でしょう。
お湯を沸かして、オニオンスープを頂き、お食事タイム近くなったので山ノ鼻小屋へ移動です。

至仏山が朝日に焼けてました
←今回の我らの住処です
↑ オニオンスープは結構いけたよ
ここでは、玄人はだしのコーヒー職人がいれてくれた美味しいコーヒーを頂きました。本当に美味しかったです。また飲ませてください。
で、ここで△田さんが「
俺このまま鳩待峠へ行くよ」と言っているでは有りませんか。事情を聞くと、昨日三条の滝から帰るときに、小屋を目の前にして木道ですってんころりん。木道を破壊したついでに、自分の右足の親指の付け根を傷めてしまった様です。
いやはや大変です。木道大丈夫だったかな?なんて△田さん大丈夫かな。
どうも話を聞くと原因は「ダジャレを考えていて、思いついたしゃれがあまりのつまらなかったので、自分のダジャレに滑ってしまい、その反動で自分も木道から滑ってしまった」みたいです。本人の名誉のためにも書いておきますが、決して一日の行程が終わりかけていて油断したのでは無いそうです(^o^)
と、まぁ冗談はさておき、皆さん
木道は本当に滑るので気をつけましょうね
朝ご飯を頂き、我々はテントを撤収していると、既に皆は準備体操も済ませて出発準備完了状態。
ちぃにぃは、パッキングした荷物をザックの中に詰め込んで何とか時間に間に合いました。

尾瀬はまもなく冬です
←朝ご飯をたらふく頂きました
←木道は霜が降りています。本当に滑りやすいので気をつけましょう!
岳岳さんとマルコ姫は△田さんが心配ということもあり、そのまま一緒に鳩待峠に上がるということで、ここでしばしバイバイです。
なんて優しいんだろうね岳岳ご夫妻は。でも、きっと
昨日のお酒が余っていたから飲みたいだけだっかのかも(笑)
←昨日に引き続き、本日も晴天です。最高です

草に付いた霜はあっという間に
溶けてしまいます
←毎度おなじみのヤツです
さて、朝到着したお仲間の一人を女性陣が拉致して、至仏山へと向かいます。拉致されたご本人は「尾瀬散策したかったのに〜。でも、断ると後が・・・」と言葉を濁してました(^o^)
で、少し木道を歩いて、至仏山への登山口へと到着です。

ここ至仏山と山ノ鼻間の登山道は少し前は全面通行止め状態。解放後は基本的に
登りのみの使用を推奨しています。
人気の山でもあり、急登でもあり、特に森林限界より上は蛇紋岩特有の滑る道による登山道を外れたりすることなど、色々な原因で植生に対する影響に配慮した措置になっています。
とまぁ講釈はさておき、登り始めます。

皆さん出来るだけ下りは
使用しない様にしましょうね
←最初は樹林帯を登ります
山ノ鼻から至仏山山頂までは標高差800mで、平均斜度は18度ほど。結構急登の部類に入ります。
最初は樹林帯を登り、森林限界でもある1800m手前辺りから後方の見晴らしが良くなってきます。振り返ると尾瀬ヶ原から燧ヶ岳が一望です。
いやはや何ともすごい景色です。皆立ち止まっては振り返り、ある人はカメラを構え、ある人は心のカメラを構えて、絶景を眺めています。

こんな景色が目の前に現れます
←森林限界も近くなってきました

少し足を止めては振り返り、絶景を堪能です
↑ いやー被写体が良いと尾瀬ヶ原も映えるよね(爆)
↑ 立ち止まっては振り返り、又登りを繰り返していきます。 ↑ 
ちょうど中間点を過ぎる辺りから、至仏山特有の蛇紋岩が出始めてきます。
蛇紋岩の生成については多くを語りませんが(
というか知らないだけか(笑))、とにかく脆くて、崩れやすいのが特徴です。その為、登山靴とかで擦られるとピカピカ状態になってしまい、余計滑りやすくなります。雨の日には絶対に歩きたくない場所だよね。
でも、この蛇紋岩がハヤチネウスユキソウとホソバヒナウスユキソウが育つ場所なんだよね。この蛇紋岩のおかげで、ここ至仏山ではホソヒバナウスユキソウが、早池峰山ではハヤチネウスユキソウが見ることが出来るんだよね。

あぁ〜早池峰山行きてぇ〜

↑ 靴と手とで磨かれた岩です。いかにも滑りそうでしょ ↑ 
←さっきから同じような画像みたいだけど、
視野が広がっているのがわかるかな

空の青さが最高です
ここから先は、特に植生保護、登山道保護の観点から階段が多くなるんだよね。皆は口々に「階段は辛いよぉー」と叫びながら足を前に出します。確かに誰の歩幅にもぴったりくる階段ってなかなかないもんね。このあたりまで来ると、出発した山ノ鼻の小屋もよく見えます。

ほぼ尾瀬ヶ原の全貌が見えるんだよね。いやはや本当に自然に力ってすごいと実感させられる風景だよね。

さぁあと一息だよ〜
で、標高2000mを過ぎた辺りからは少し登りも緩くなり、出発してから2時間40分ほどで山頂ゲットです。いやはや皆さん健脚だよね〜
山頂ではお昼タイムです。皆それぞれ楽しい時間を過ごします。山頂では、苗場山、谷川岳、巻機山、越後三山、平ヶ岳、越後駒ヶ岳、燧ヶ岳、男体山、奥白根山、錫ヶ岳、皇海山、赤城山、それと遠くに頭がちょこんとでた浅間山とまさに360度の展望が待っていました。
ここまで頑張って登ってきたご褒美だよね。
山頂からの眺めです
尾瀬ヶ原の眺めです
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無事山頂ゲットだよ〜