2008.8.2-8.3 添乗員見習いツアー in 白山

今回ひょんなことから白山に行くことになりました。
7/28の夜、我らが参加している山の会の会長である岳岳さんから「ちぃにぃさん、今週の金曜日から暇?」と電話があったんだな。その週末は珍しく(笑)予定が無かったから、けいことどこかの山にでも行こうかと思っていたんだけどね。
で、「今のところ暇だよ」と答えると「白山行かない?」と来たんだな。「え?白山ってあの白山?」そう「あの白山だよ(^o^)ガイドのお手伝いをして欲しいのだけど」
って、ちぃにぃってガイドって柄か〜(爆)なんて思ったのは一瞬、二つ返事で「はい行きます」ってな感じ。
で、けいこにもお誘いがかかったので本人に確認してみると「北海道から帰ってきたばかりだからな〜」とちょっと難色状態。
で、翌日になってもう一度聞いてみると「岳岳さんが行ってもよいというなら行くよ」ときた。
早速岳岳さんに連絡を取ってみると「そう来ると思ったよ(笑)しっかり予定してましたからよろしく」ときた。
山好きな我らの行動は本当に読みやすいよね(^o^)
ということで、いきなり週末は白山へ行くことになってしまったんです。
しかも、後ほど紹介するツアーのガイドの添乗員見習いとしてね。こんな機会は滅多にないので良い経験になります。
さて、本編に行く前に白山について
白山はその名の通り、冬は真っ白になる山なんです。当然百名山の一つです。
また日本三霊山の一つであり、北陸にでんと大きな姿を構える独立峰です。当然冬は非常に厳しく環境も過酷。そのためもあるのか、白山は非常に高山植物が多いことで有名なんです。
それとネットで調べると「2,000m超級の高山として最西端の山」みたいです。
やはり独特の環境が独特の生態系を生んでいるんだろうね。
何故環境が厳しい所なのに高山植物が育つかと・・・(ここから知ったかぶりね(笑))
高山植物は非常に厳しい環境の所に育つ植物。環境が厳しいと育つ植物の種類が限られてきます。そうするとその環境に合った独特の個性を持つ植物のみが生き残り、環境に合った形に進化しつづけ、独特の生態系を形作るから・・・(って説明になっているかぁ〜)
で、雪が非常に多いところでは6月から7月にかけて残雪が残っていて、10月になると雪が降り始めることになるわけだ。そうすると実質的に花を付け実を結実させる期間というのは4ヶ月くらいしかないことになるんだよね。その短い期間に効率的に虫たちなどの力を借りて受粉し実を付けるために、環境の緩い所に育つ他の植物とは何か変わったところを持ち続け、そして生き続ける努力をしているから、個性が強く、厳しくても一定の条件が揃った環境の厳しい所でも育つようになるうだんろうね。・・・なんてそろそろ止めておこうか。
まぁ何にせよ、高山植物というのは太く短く生き続けているため、その生き様が非常に豪快であり、でも逆に非常に繊細でもある。そのため、何か人に訴えかけてくれるものがあるような気がするんだよね。そんな高山植物がもしかしたら日本でも有数のすばらしさを持つ白山に行くことができるのは非常に楽しみです。
それと何せ場所が遠いから行きたいとは思っていてもなかなか足が向かない場所でもあるんだよね。
さて、今回の白山添乗員見習いツアーがどんな顛末を迎えるか、どんなお花たちが我々脳天気は夫婦を迎えてくれるのか。
それと、今回はどんな出会いがあるのか、非常に楽しみな白山への旅の始まりです。
で、この後続者を先に行かせるかどうかを判断するのが又難しいんだよね。若者達のグループなど見た目で足が速いとわかる人たちは良いんだけど、若くても山に慣れていない人たちは逆に遅かったりするし、先に行って貰うためには我らの集団を一度ストップさせないといけないわけだし。
こう見えて結構神経使って判断していたんだよね。って皆気がつかなかったかもしれないけどね(笑)
で、時々軽い休憩を挟んで甚之助避難小屋に到着です。
で、出発する度にしっかり人数をカウントします。ちぃにぃも参加者の皆さんもだいぶ慣れてきたので確認もスムーズに進みGo!
この砂防新道は傾斜も緩やかでダラダラとした樹林帯を上る道です。右側にある滝を見ながら標高を上げていきます。
で、歩いていると後から人がどんどん追いついてきます。ペースの速い人は早いけど他の団体さん達はそれほどペースも変わらないので複数の団体さんが一つの固まりになって歩くような感じになります。ざっと100人以上は列をなして歩いている感じでしょうか。
これほど歩いている人が繋がる山は、富士山か立山の室堂周辺か白馬か涸沢周辺かって感じです。さすが白山。
ちぃにぃは一番後に陣取って、後から迫ってくる人たちのペースなどを見て、先に行って貰うか、そのまま進むかを判断しながら進みます。
で、最初に到着到着したのが中飯場という場所。ここにもトイレが有ります。
しかし、人が本当に多いです。さすが白山。
駐車場からビジターセンターまでは少し歩きます。
しかしシャトルバスは直接ビジターセンターに行くことになりますよ
なんてことをしている間に時間は過ぎていきます。って気がついたのは家から3分の所あたりだから関係無いんだけどさ。
いつもスキーに山に利用する勝手知ったる道を快調に走って無事目的地へ到着。
ウインズワールドの公称18歳の元気印のTさんと合流してご挨拶です。
少し雑談をしているとバスが到着です。今回のツアーは参加者が非常に多く25人我ら添乗員を含めて総勢28人の大所帯です。
早速荷物をバスに詰め込み白山へ向けてGo!
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ここがエコーライン分岐周辺です
人が本当に多いよね
ここに行くためにまずこの分岐を右に折れ、山頂の台地の縁を水平に移動します。途中パノラマコースなどの分岐を越えていきますが、ここでも人が多いのなんのって。中学生と思わしき集団から、中高年の団体さんからとにかく人で溢れてます。
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振り返るとこんな感じです
かなり上まで来ました
2100m位だから800m程登りました
ここから目指すは南竜道分岐です。この分岐まで来ると水平に移動するようになるので後一踏ん張りです。
約20分ほどで南竜道分岐に到着です。今回の目的地は室堂なんだけど、ここに上がるコースは4つ程有ります。今回我らが選択するコースはアルプス展望台を経由する展望歩道コースです。
ここまでの時間は約3時間程です。
ここは非難小屋にもなっているしトイレも有ります。(入っていないから状態は不明)ここも相変わらず人で溢れています。
さすがに25人もいると参加者の顔を一度に覚えることもできないので、出発するときは「ウインズさんの人たち集まって〜」と声をかけまくりです。ってほとんど岳岳さんが叫んでいるんだけどね(^o^)
この頃には皆もちぃにぃも人数カウントが慣れてきたのでストレス無く出発です。
目指すは別当出合という登山口まで。途中皆様のご要望もあり、Beerという睡眠薬を購入しながら夜の道をひた走ります。我らはひたすら眠ります。
ようやく目的地周辺に近づいてきます。白山は夏の間交通規制がかかりメインの登山口である別当出合にはマイカーでは入ることができません。
市ノ瀬という場所に車を止めてシャトルバスで移動です。しかし今回は乗り換える必要はありません。なんていっても観光バスですから。そのまま別当出合へと向かう山道に入ります。
このあたりの樹林帯で咲いていたお花たちです
樹林帯に咲く花の名前は苦手です(^_^;)名前は知っている物だけね
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中飯場です。
工事関係の名前の付け方なのかな?
ここで水を汲み、準備体操をしてから出発です。で、ちぃにぃは参加者達の人数カウントをします。
しかし、25人もの人数を数えるのは一苦労です。整列しているわけではないし・・・
でも、皆さんのご協力の甲斐もあってなんとか人数確認を済ませて、砂防新道へ進むために吊り橋を渡ります。吊り橋を渡り登り始めるけど、何せ大所帯なので常に同じペースで歩き続けることができません。でもこれは仕方ないよね。
で、この駐車場には水場もトイレも無く、300mほど上がった所にビジターセンターがあり、そこにトイレも水場も有ります。
三々五々と朝食を摂ってからビジターセンターへ移動します。
と、急なペアピンにさしかかったとき、バスの底が地面とぶつかって「ガリガリ」・・・
後で聞いた話なんだけど、けいこはいつものごとく目的地までワープしているんだけど、このガリガリの時に夢を見たみたい。
どんな夢かというと「バスがガリガリと変な音を立てて、故障してしまい、皆は山に向かったんだけど自分一人がバスに取り残された」なんて訳のわからないものみたい(笑)
なんてしている間に、バスは別当出合の少し手前の駐車場に到着です。回りにも沢山の団体さんがいます。さすが人気の白山です。
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最近のバスは足下がとっても広いんです
ちぃにぃが足を組んでも
まだ余裕があるんだよね
8月2日の朝に白山へ登り始めるために、集合が非常に早いんです。
9時頃までに佐野IC近くの集合場所へと行くために、ちょっと早退気味に仕事場からおさらばして来ました。白山行くんだもん、これくらいしないとね。
で、けいこも速攻で帰宅してシャワーを浴びていざ出発。
行動食、宴会のおつまみ(必須ね)を買い込みさて行くかと思ったら、「ザック忘れた」ということで家まで戻ります。
山に行くのにザックを忘れるバカがいるのかとお思いの皆様、実は我ら夫婦はこんな実績が有るんです(笑)
皆様山に行くときはザックを忘れずにね(笑)
8月2日 
かな