2008.7.05 冬でないのに八海山
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ロープウエイからの鎖場です。
しかし、この鎖は使うと逆に怖いような気もするけど。。。
八海山という山は、八海山という山頂があるんではないんです。実は日本にはこの様な名前になった山が腐るほどあります。一番有名なのが富士山だよね。
いくつかの頂を総称してその山の名前にするというのは常套手段なんだろうね。
で、八海山もその例に漏れず、八つの岩峰の総称なんだよね。
この大日岳まで約1時間20分(休憩10分込み)ほどかかります。これは人とすれ違うことなく、前後に人がいない場合です。これに待ち時間が重なったら、下手すると2時間程かかっても不思議でないとおもうな。
岩場になれていない人は、固まってしまうほど凄い場所もあるので、くれぐれも岩場の経験が充分に無い人は近づかないようにした方が身のためだと思います。
正直、剱岳のタテバイヨコバイの方が楽かもしれないほどの感じです。ってちょっと大げさかな(^o^)
でも、場所によっては大キレットより怖いところもあると思うよ、マジでね。
少し休憩して、トラバース道を使って小屋に戻ります。
約45分弱ほどで、小屋まで戻ることができました。小屋の周辺は人がごった返してました。
なかなな賑やかだったな
で、この千本檜小屋(非難小屋と隣接)が9合目に当たる場所なんです。
ほとんどの登山者はロープウエイを使用して尾根伝いにこの小屋に来るのが一般的みたいなんです。
で、ここから先がまた岩場の連続なんだよね。といっても、迂回コースもあるけど。
ということで、早速岩場歩きをスタートします。
←思っていたより疲れた顔していないかな
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ここもなかなか凄い場所だったね
本当ならば、ビレイした方が良い感じだね
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小屋は9合目です
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これも八峰の一つなのか、薬師岳です
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まずは、ハシゴ場からスタートです。
ここのハシゴはアルミ製なんだよね
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三角点がないからここで、足足足です
→
ロープウエイから見たゲレンデです。
雪が無いとほんとに変化感じがするな〜
→
こんな感じの稜線は、久々の感じで新鮮でした(笑)
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この山頂の石は個人が持ってきたみたいです
→
山麓駅から約40分ほどで到着です。
お疲れ様です
6:25 |
二合目出発 |
7:07 |
三合目 |
7:35 |
四合目(だと思う) |
8:22 |
五合目 |
9:30 |
ノゾキ松 |
10:30 |
八合目 |
11:05 |
千本檜小屋(避難小屋) |
11:20 |
地蔵岳 |
12:46 |
大日岳(主峰) |
13:35 |
千本檜小屋(避難小屋) |
14:10 |
女人堂 |
15:05 |
ロープウエイ山頂駅 |
15:30 |
ロープウエイ山麓駅 |
16:25 |
二合目到着 |
総時間 10時間00分 休憩0時間55分
歩行時間 9時間05分 |
←田んぼの横をのんびり歩きます
↑20分置きに動いてますよ
↑ロープウエイ山頂付近の案内板です。
冬は雪の下になるのかな
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ここは、ペアリフトを降りた所から右側を見た所です。
冬を知っているので、同じ場所にみえません。
←ゲレンデからも見える小屋です。
女人堂です。トイレもあるけど、結構。。。でした
二階から入ることが出来るようになってましたよ
途中こんなにきれいな場所にでました。
雪が多いのか、本当に草原みたいだったよ
さっきも書いたけど、トラバース道は意外と手強いので、大日岳だけを登りにトラバース道を行くときも慎重に歩いた方が良いです。
時々、え?という様な場所もあるからね
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この雪渓の北側に池があります。
深さは50cmほどありそうかな
蛙の卵が沢山あったよ
月ノ池御神水だとさ→
→
このハシゴは結構長いです。
←
本当に高度間がある場所が連続します
我が家は当然先に進みます。
岩場の連続である屏風道を登ってきて、岩場には辟易状態なんだけど、やっぱり楽しいよね。
ここまで来ればあと少しなので、頑張って歩きます。
←
ここで一旦岩場の連続が途切れます。
トラバース道へのルートがあるので、危険だと思ったらとっとと引き返しましょう
→
高度間があるよね。
ほとんどがこんな感じの岩場です。
結構もろい岩だし、慎重に登ります。
←
この岩場の上を歩いて、降りてきます。
見た目ほどはきつくないけど、でも結構厳しい所です
小屋から少し歩いて、岩峰のトラバース道を岩の上を目指して登ると最初のピークが地蔵岳です。
ここは比較的簡単だし、小屋から近いから結構人が多いみたいです。
感想
いやー楽しかったというのが正直な感想です。それと結構長時間の行程だったけど、意外に疲れなかったなという感じです。
しかし、あの岩場の連続にはちょっとびっくりしたな。
特に屏風道の登りは、下山禁止という案内がでているのが納得できるよね。
で、今回なぜこの様な暑いさなかにこの岩場へ行ったかというと、今年の夏の本番に向けた準備なんです。
ちょっと手強い、日本で一番難しいとされているジャン越えのためなんです。
岩場の技術もさることながら、一日の行程10時間ほどかかるということもあったので、今回の暑い中、長時間でかつ岩場が多いこの八海山を選んで登ったんです。
本当は秋の紅葉がきれいな時期に行くのが良さそうなんだけどね。
で、もう一つの岩場の山頂付近について
初心者は行かないのが身のためです。高度感になれていない人は、恐らく固まってしまうと思うほどの場所が結構あります。
しかも、進むのも引くのもアップダウンが連続するから、途中で止めたなんてことが出来ないしね。
でも、岩場歩きに慣れている人ならばとっても楽しめる所なので経験者と一緒にゆっくり慎重に歩くのであれば何とかなるかもしれません。
でも、初体験で行くような場所ではないこと間違い無しかな。
まぁトータルとして、毎年遭難者がでるのは納得がいく場所だと思います。
岩の脆さとかを考えると、ザイテングラードの方が全然ラクチンと思うし、行程が長いこと考えれば、大キレットにも匹敵するような感じもするしね。
大げさかもしれないような書き方だけど、正直な思いです。
人があんまり歩かない場所だから、ソロで行動するのは控えた方が良いと思います。もし万一滑落して骨折したらかなりやばい状況になりそうだしね。
事故は起こしたくて起こす物ではないからね。
まぁ何にせよ、冬にしか行ったことのない八海山を満喫できてとっても楽しかったな。
10時間ほぼ歩きずめでもそれほど疲労感は残らなかったし、これでジャン越えの一歩を踏み出したかな。
それから水場情報などを
二合目の駐車場には水場はありません。トイレもありません。
屏風岩の登山道には水場はあるような無いような感じなので、無いと思っていた方が良いです。
小屋近くの水場は小屋から100mほどロープウエイ側に歩いていったところから10分ほど斜面を降りる場所にあるみたいです。
今回は行かなかったけど、特に水場が枯れているなどの案内は無かったので大丈夫のような気もします。
越後三山縦走するときには特に水は心配だもんね。
最後に、八海山あなどるなかれ!
←田んぼの横をのんびり歩きます その2
しかし 暑いです。参った
↑テラスがあり、ビール飲んでのんびりしたいです
→
遠く、遠野川の近くに光り輝く建物があったけど、
写真には写っていないか
休憩もすることなく、先を急ぎます。時間的に急いでいるわけでは無いんだけどね。
ここから先は、のんびり稜線歩きになります。
途中水場があるんだけど、稜線から10分ほど下ったところにあると看板に書いてました。
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奥に見える尾根が今回歩いた屏風道です。
いやー凄い所歩いてきたね
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少し歩くと、水の流れが出てきます。
こんな山頂近くに水がある理由は
マウスオンでどうぞ
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ここが、出発地点に降りる下山口です。
本当はここを行く予定だったけど、けいこの膝の心配があるので、今回はロープウエイで下山することにしました。
ここから、トラバース道が始まります。トラバース道といっても、意外と手強い場所です。草とか木が沢山生えていて気がつきませんが、結構切れ落ちている場所が続きます。
ホットすることなく、慎重に足を進めます。
←
まず最初にこんな感じの下りから開始です。
やせ尾根ですし、下は遙か彼方向こうにあります
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本当に、こんな感じの場所が連続します
同じような場所が続きますが、全部違う場所で撮影しています
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続いて摩利支岳です
→
ダイモンジソウも咲いてましたよ
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これが東側の谷です。
ここあたりから、本当に厳しい岩場が続きます。特に東側はスパッと切れ落ちていて、滑落したら確実にあの世に行くこと間違い無しです。
鎖場も連続し、上り下りが連続するので、岩場になれていない人は力寄らない方が良いと思います。
特に下りは結構危険度が高くなるから尚更ですね。
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で、こんな看板が現れます。
確かにこれは脅しではなく、事実ですね
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神様の山なのか、遭難が多いのか、お地蔵さんが本当に多い山です。
さて、ロープウエイを使って下山すると便利なのかというと、決してそんなことはありません。ここから二合目の登山口まで歩く必要があるからね。
タクシーでも待っていたら乗っていこうかと思ったけど、皆自家用車かバスで来ているのでタクシーなどいるわけありません。
ということで、歩きます。でもその前にすることがあ利ます。
ということで、いただきま−す
ロープウエイ山麓駅の風景です
↑雪がないと本当に違う場所だね
↑ロープウエイを使わないと2時間で下れるとさ
グリーンシーズンはマウンテンバイクのコースになっているんだね
↑ニッコウキスゲが少しだけ咲いてました
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あっという間にゲレンデに到着です。
普段見ている雪の景色とは打って変わった景色にびっくりです。
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やぱりキンバイの仲間かな?
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ここが八海山の十合目、主峰の大日岳の山頂です
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手がかり足がかりは沢山あるけど、
落石に注意だね
←
続いて白川岳に到着です
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ほとんど懸垂下降と同じだね(^o^)
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ここも素敵な岩場でしょ
ナイフリッジの上を歩きます
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トラバース気味の所もあり、スリリングです。
きゃー怖いの一コマね(^o^)
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キンバイの仲間かな
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お花たちが咲いてました
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ここが大日岳(主峰)への最後の登りです。
ハシゴが途中で終わっているのですけど・・・
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本当に、こんな感じの場所が連続します
上の写真とは別の場所だよ
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岩場ばかりで、懸垂下降の要領で降りていきます。
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二つめのピークが不動岳です
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さて、次のピークへと進みます。
こんな感じの鎖場を越えていきます