2007.8.4-5 大荒れ後晴れ in 剱岳

8/4-5と剱岳に行ってきました。
本当は前週に行く予定だったんだけど、天気が悪そうなので、晴を狙っていくことに。
台風も過ぎ、直前までに見ていたウエザーニュースの室堂平の天気予報は日曜日晴れのマーク。
良し行こう!
朝家を出て、まずは扇沢を8時30分頃出発のトローリーバスに出発し一路室堂へ。往復で一人8800円もするのは毎度のことながらお財布に痛い所。でものんびり座って、立って?いるだけで涸沢より高い2400mまで連れて行ってくれるんだから良しとするか。


暑いので半分に脱ぎながら歩いてます

←カッパきていると暑いんだよな〜

8月4日 

↑車を止めて準備開始

すっかりいい気分になったので、お昼寝タイム。1-2時間程ぐっすりです。
それから休憩室で自炊。本日のメニューは
ショウガ焼きオンザライスでした。
少しお酒も飲み、まったりしてから就寝です。明日は早出だからね。
まずはビールと思ったけど、とりあえず部屋を確保して、おつまみを取り出してから、当然ビールを購入して休憩室で宴会開始です。
ここは標高が高いからそれほど飲まずに、まったりとした時間を過ごします。外は相変わらずの雨と風。
たまにはこんなのも良いよね、なんてけいこと話をしていたけど、最近小屋泊まりが多くなってきたんだな
うーーん。でも大人の選択ということで良しとしよう\(^_^)/

↑テント場はとにかく沢山のテントが
高校とか大学のテントも沢山ありました

室堂から雷鳥沢へ向かう途中で
咲いていたお花たちです

↑チングルマでーす

扇沢から室堂までは沢山の乗り物をつないでつないで登ります?歩きます?座っているだけで?いや立っているだけで標高2400mまで。その分料金が高い高い。
往復割引があったとしても、その金額は一人8800円。楽をする分だけ仕方ないかな

↑豚肉のショウガ焼きのできあがり
デース

↑家で漬けてきたショウガ入り豚肉を焼く?煮る?

↑最近山ではわが家で流行の焼酎です。ケースが軽くてしかもゴミ箱に早変わりの便利なヤツなんです

↑ごはん早くして作ってよ〜

ガスの中を標高を上げていくと、雷鳥沢には雪渓が残ってます。やはり今年は残雪多いみたい
小舎までの中間点で少しパラパラ降ってきたからとりあえずカッパの下だけ装着。
小舎まであと少しというところに来たら、突然大雨が・・・参った。でもカッパ着たくないんだよな〜。暑いし。
ということで、傘をさします。これが意外と良いんだよね。
ここ室堂は上高地と並んで、観光客と登山客のミックスゾーンで、大きなザックを背負っていると非常に場違いな気分にさせられるんだよな。
雷鳥沢のキャンプ場に到着して、川を渡ってから剱御前小舎へ登ります。暑いからカッパは脱ぎ脱ぎ。

←こんな感じのガスガス でも、この条件が雷鳥君を呼び出してくれるんだよね

雨は降っていないけど、寒いのでカッパを着て歩くことに。しばらく歩くと雷鳥君との出会いが(^o^)
実に久々にあうことができたんだよな。メスが一匹でウロウロしていました。
のんびり歩いてるとガスガスの風の強い中、お弁当を広げている家族連れを見ると、うーーんと思ってしまったりしてね。

↑ハクサンチドリの仲間かな

←アキノキリンソウかな

で、室堂についたらガスガスじゃん。
風も強いし、立山連峰なんかどこ?って感じ
天気予報はいつの間にか曇り雨になっているし・・・
でも、ここまで来たら行くしかないよね。高いお金払っているしさ。
ということでまずは雷鳥沢のキャンプ場へと向かいます。
今日の予定は剱沢のキャンプ場まで
でも、途中けいこと話ながら雷鳥沢キャンプ場に泊まって明日の朝早くでればよいかな〜なんて話をしていたんだけど、さすがにつらそうなのでそれは止め。

←観光放水中です
黒部ダムは水力発電のためのダムだけど、水は地面の中の管を通る様になっていて基本的には放水しなくても良いみたい。
そんなことで観光のための放水というんだろうね

↑扇沢はまぁそこそこの混み具合です

↑天気予報は晴れだったのに・・・

↑へへへ、これが無いと始まらないよね
\(^_^)/

けいこと目を合わせて、「泊まっちゃおうか」と夫婦の無言の会話。
ということで、早速ちぃにぃはビールを買いに・・・基、宿泊の受付に行くことにしました(笑)
でも一応小舎のご主人に「雨どうですかね〜」と話すと「そうだね〜、結構降るかもね」と。
「じゃぁなんじゃくに素泊まり二人でお願いします」というと「
なんじゃく大歓迎です」とまたまた気持ちの良い笑顔。
この
小舎は評判が良いと聞いていたけど、あの笑顔がその源泉なのかな。


今回の移動は、ほぼ全て座ることができました

でも稜線が近くになるにつれて風は強くなるし、雨が下から吹き上げてくるし、もうほとんど傘は役に立たない状態。さすがにダメだと思って、カッパの上着を装着。
小舎の前に到着して、とりあえず休憩所をお借りして一休み。
休憩所を使っても良いですかと尋ねると、
ご主人と従業員さんが満面の笑みを返してくれました。うーーん気持ちよいな。
一休みしていると
雨風がガンガン強くなって来るでは無いですか。ふと小舎の中の白板に書いてある本日の天気予報を見ると、「4日から5日にかけて局地的に140mほどの雨が降る」なんてかいてあるじゃん。
???140m?40mの間違いでは?
でも40mだとしてもちょっとすごすぎ・・・おまけに風がもの凄い強いんだな。

↑クルマユリのオレンジはいつ見ても鮮やかだね

←テントサイトの横で
シナノキンバイかな?

最近マイブーム?なのか、毎回このポーズが準備体操のようですが・・・

↑標高が高い証拠でーす

ここから本格的な登りが始まります。って本格的といってもねぇ〜(笑)
風も収まってきているのでカッパを脱いで、栄養補給してから出発

↑さてなんでしょう?

↑ウサギギクかな

↑ヤマハハコでーす

←やっと到着です
扇沢から一時間半ほどかかります

↑トンネルの中の気温はいつでもこんなもんです

↑ダムの上を歩きます

↑トローリーバスと

↑明日は早く出るので荷物を整理してます

↑またBeerをいただきます(^o^)

↑一旦胃を休めるためにスープを飲んで


これがあるからがんばれるんだよな


近年小屋泊まりの割合が増えてきたな(^o^)

↑剱岳といったらゴバイケイソウのイメージがあるよね

      

↑この人形は一体何を意味しているのか?
冬の間の目印なのかな?

↑ベニバナイチゴだよーん

←イワカガミは可憐です

↑ツガザクラです

雷鳥沢沿いに咲いていたお花たちです

←ヨツバシオガマも沢山咲いていたよ

↑ハクサンイチゲがたくさん咲いてました

ここまでの写真で解るように、室堂のターミナルから30分も歩くと沢山の高山植物たちが咲いています。
これは本当に凄いことだよね。普通の山ならば何時間もかけて歩かないと見ることができないお花たちが見れるんだから。この花を見るだけでも高いお金を払う価値はあるかなって感じです

↑今回最初の雪渓です
テント場から川に降りるところにありました →

↑イワカガミです

↑チングルマ?でも少し違うような・・・

↑解りませーーーん

↑ということで歩き始めます


最後のトローリーバスは立山の真下をくぐり抜けます