2006.7.1-7.2 ナイフリッジでは逆に飛べ in 西穂高岳?
小屋手前の雪渓を越えて無事今回の山行きの最終?目的地である西穂山荘に到着。
所要時間1時間30分のちぃにぃにとっても、あれ以来最初の北アルプスデビューの第一章が完了したのである。
さて、小屋に宿泊するのは一体何時以来のことになるか・・・
非難小屋に宿泊は2年ほど前にはあるが・・・、と最近鈍くなっている記憶を蘇らせると
荒川赤石岳の縦走以来だ。
後で調べてみると、2000年年8月だから
6年ぶりとなる山小屋宿泊である。
いやはや何とも実に久々である。
早速宿泊の受付をするときに、団体名にしっかり「
山よりBeer」と書いておいた(笑)それを見た受付の人は笑っていたのは言うまでも無いが。
とりあえず小屋に着いたときに一番最初にしなければならないことが何かと言うと、
それは当然
BeerBeerBeerである
←おつまみも引っ張りだして、準備完了でーす

かんぱーい
↑標高が高いからふくれてます
↑毎度おなじみのポーズです
↑だから山は止められません(笑)

お約束のポーズです(爆)
あいにく生ビールは置いていないので缶ビールを皆で買い込み、早速プシューと。
まさに至福の時とはこれ以外に有りようが無い。
何故山に登るのかというテーマは我らにとって既に半分は解けているのである
皆が持ち寄ったおつまみとか、行動食のおにぎりとかを食べながらビールが進む。キクさんが持参した早池峰ワインも戦列に加わったが、あえなく我らの胃袋の中にたたき込まれてしまった。
山の話、ちぃにぃの事故の話、教育とはという堅い話など、話題に尽きることなく時間がどんどん過ぎていく。
それと共にビールが我らの喉元をドンドン過ぎていくのである。

まぁ標高も高いし、こんなものでしょう
5時近くまで話していると、小屋の人が後ろから話しかけてきた。
そろそろお部屋の案内をしたいのですが・・・・
まだザックの荷ほどきも済ませておらず、当然部屋もどこだか解らないまま、楽しい団欒のひととき?(笑)を過ごしてしまっていたのである。
小屋に来て部屋割りも受けずに飲んだくれ、喋りまくっている我々は、周りからはどう見られていたのだろうか?
きっと「
楽しそうだな」って思われていたんだろう、ということにしておく(汗)

山で布団 
非常に違和感がありました(笑)
部屋に来て一番感動したのが、布団である。山に来て布団に寝ることが出来るなんて、なんて幸せなんでしょう(笑)
布団大好き(寝るのが大好きの間違いか?)のけいこは早速布団に横になって喜んでいた。
何故我が家が山小屋を利用しなくなったかというと、その値段の高さにも原因はあるが、
一番の原因は混雑具合にある。
特に混む季節には、布団一枚に2人は当たり前、
多い時は布団2枚に5人とか、しかも足と頭を交互にして身動きがとれない状態になるのである。当然夜中にトイレに起きたら自分の居場所は無くなること必至。しかも締め切った小屋の中はまるで低温サウナかと言うほどの厚さになる。それなら、少し重い思いをしてもテントをしょっていこうという気持ちになるものである。
で、今回はというと、まさに天国。
10畳の部屋に相部屋だけど7人。それこそ大の字になって寝ることができる状態。
これなら山小屋に泊まっても良いと思わせてくれるよね。
とりあえず布団をゆったりと引いて、夕食の支度をするために道具を引っ張り出して食堂へと向かう。
ここ西穂山荘は食堂と自炊場が同じ場所にあり、しかも自炊者にも寝具がでるというありがたい場所であるのには少々驚いた。普通は自炊者は自炊棟なり、自炊場での食事となっていると思うけど、何でこの小屋は違うのだろうか。
夕食の準備中でーす
我が家の今日の夕食はショウガ焼きのオンザ・ライス
最近山に来ると初日は大抵、肉料理にしている。小屋泊まりならいざ知らず、テント生活だと中々肉とか油物がとれないので、初日に摂るようにしている。
肉を山に持って行くコツは、
前日から肉に味付けをして、冷凍してから持って行く。車の中ではクーラーボックスなどできんきんに冷やしておき、出発直前にザックに放り込むというもの。あとは、付け汁を多めにしておき、油を引かなくても調理が出来るようにしておくこと。で、もう一つ大事な事が臭いが漏れないように、頑丈にパッキングすること。臭い漏れたら最悪だからね。
そして、一番大切な事が、
出発時にザックに放り込むことを忘れないこと。実は以前表銀座縦走をするときに、焼き肉を車にお留守番させた苦い経験が有るからね(笑)

これが我が家の晩ご飯

これが山小屋の晩ご飯
ということで、夕食も済み、今度はRhymeさん持参の赤ワインが我々を攻撃しにきたが、ハーフボトル程度でやられるほど我らの肝臓は甘くなかった。あっけなく赤ワインを撃退し、懲りずにやってきた缶ビール達も撃退しながら、色々な話をしてあっという間に8時になってしまった。
昼過ぎから約5−6時間、あーでもない、こーでもないとまじめな話から笑い話まで実に楽しいひとときを過ごすことができた。
ということで、就寝 Zzzzzzzz〜

お休みなさーい
翌朝起きると小屋の外はゴォーゴォーと風がうなりをあげている
この音を聞いた瞬間
本日の予定は決定。とっとと降りるです(笑)
うだうだしながら、ちぃにぃは目覚めのココアを飲み、つかさん、キクさんはコーヒーを飲みながらまったりとした時間を過ごしていた。
その間も風は収まることを知らず、時々
バケツの底が抜けたような大雨が降ってきている。
テント泊だったら非常にむなしい2日間になったろうななんて思ったりして。
7月2日 

朝ご飯の支度中でーす
朝食は、他の宿泊者に併せて6時頃から食べ、またのんびりしていた。
時々ガスが晴れ、上高地を挟んで東側の稜線が一瞬見えることもあったが、基本的には雨ガス雨ガス雨ガス雨ガス雨ガスである。
いい加減うだうだするのも飽きてきたので帰り支度をすることにした。
カッパを着込み、いざ出発。
↓一瞬稜線がみえた

一応今回の最終目的地で
集合写真を撮りました
樹林帯を歩くが、時々大粒の雨に降られながら、のんびりと下ってあっという間にロープウエイ山頂駅に到着。
↑こんなのを見ながら
↑あっという間に一般人の仲間入り
↑ガスと雨の中をあるyくと
山頂駅には思っていた以上に人が沢山いた。でもほとんどの人が一般人(=観光客)である。
我々特殊人達は濡れたカッパを脱いでほっと一息。
おやつを食べ、晴れた穂高連峰のビデオを見ながらロープウエイの出発時刻を待っていた。
←飛騨牛コロッケを頂きました
↑上高地周辺は登山者と観光客の
ミックスゾーンになるよね

山麓駅では美味しいパンを
いただきました
同時に降りる人が多いのでロープウエイに乗る直前に定員になってしまった。ガーン。また30分待つのか〜と思ったら、ピストン輸送をしてくれることになり、ほっと一安心。
ロープウエイを待っている間に係員の人が、「この荷物何キロぐらい有ります?」と話し掛けてきた。まぁ仕方ないかと思い、代表してちぃにぃのザックの重量を量るとXXkg。その重さを見て係員の人は仲間内でなにやらゴソゴソと話をしていた。
今日は凄い雨が降っていたので、水の重さがxxkg余分に含まれていると思います。ですから超過料金はかかりません」だって。
ナイスな係員さん。大好きです(笑)
ということで、無事ロープウエイを降り、お風呂に入って、ご飯を食べて、けいこはビールを飲んで(笑)今回の山行も無事終了です。
←男湯です
女湯です→
のれんをくぐって
↑豆腐ステーキ定食です
↑飛騨牛ステーキ定食です
↑説明の必要は無いよね(笑)
幹事となっていただいたRhymeさん、参加出来なかった方々、これに懲りずにまたご一緒させてくださいね。

皆さんお疲れ様?お疲れ無い様でした〜(爆)
感想
今回の山行では感想などといえるものは無いな。
だって、山登りを下というよりは、山荘で宴会したって感じだもんね。
でも、一応事故以来初めての北アをとりあえずはクリア(半分かな)したので、これはこれで良しとしよう
今回参加したメンバーは全てネットで知り合った仲間であり、この様なつながりが持てるというのは非常に嬉しい事である。
一昔前なら絶対に出逢うことはないもんね。
今回参加できなかった人たちも次回は是非ご一緒したいものです

それから今回は時間などの説明は割愛します。ほとんど意味無いしね。
でも一応参考までに書いておくと、ロープウエイ山頂駅から西穂山荘までは、ほとんど危険な箇所も無く、軽登山靴でも充分でしょう。時間も登り1時間30分ほどかな。下りは1時間ほど。少し山歩きをしている人であれば全然問題ないと思います。
山荘から先は歩いていないのでコメントのしようがありません。でも、なめない方が良いのは間違い無いけどね。