2006.7.1-7.2 ナイフリッジでは逆に飛べ in 西穂高岳?
      
7月1日 時々
表題の言葉を合言葉として、ネットで知り合った仲間たちとちぃにぃの北アルプスの復活山行を仲間の一人であるRhymeさんが企画を立ち上げてくれた。
参加表明した人は数多くいたが、諸般の事情により当日の参加メンバーはつか、キク、Rhyme、ちぃにぃ、けいこの5人となった。

計画段階では赤岳にしようとか話も出ていたが、当初の参加メンバの力量からしても西穂高が楽しめそうだということで、西穂高岳へ行くことになった。
予定日は7月1日-2日。ちょうど梅雨時期のど真ん中である。
さて、強者供が集いし今回の山行はいったいどのようなものになるか。
楽しみである。

計画を立てている段階のエピソードとして、今回のコースは危険があるので、確保用のロープを持参するかという話から始まり、確保する木/枝などがない場合で、滑落者が出た場合どのように対応するかという話題になった。
その時、BAKUさんから「
ナイフリッジでは逆に飛べ」とう格言が飛び出した。
絶対にしたくねぇ−」というみなの叫びがネット上を飛び交ったのはいうまでもない。
その前に落ちないようにしようと誓い合ったのである(笑)。
そんな楽しい会話を紡ぎながら山行き当日となる。
朝起きると家の外は大雨である。
ちぃにぃ「今回は我が家の晴れ夫婦パワーも通用しないか」と思いつつ、現地ではどうなっているかわからないから、とりあえず登山口まで行こうと、眠たい体に鞭を打ち出発。
当然眠り姫のけいこは、
現地までワープしたことは言うまでもない。途中の大雨のことなどつゆ知らず、健やかな寝息を立てながらのワープ航法。うらやましい限りである。
途中沢渡周辺では、それこそ
バケツの底が抜けたような大雨にもみまわれながらも何とか現地に到着した。
駐車場にはほとんど車も止まっていない状態である。
当たり前だよね。だって天気予報は今日も明日も雨。
雨雨雨雨雨雨雨雨だもん。
←とりあえず準備開始です

見上げると上空は厚い雲
に覆われています
←恐らくトップシーズンはここが満杯になるんだろうな〜
でも、もしかしたら、梅雨前線がどこか遠くへ行ってしまい、明日は晴れるかもしれないという可能性0.1%程度の望みを持ちながら、われわれは支度を始めたのである。
でも、しっかりテント装備は車にデポしながらね(笑)
支度は完了し、いざロープウエイに乗り、西穂山荘へと向かうことにしたのである。

駐車場からロープウエイ駅に向かう
ちょっとした坂道が結構辛かったりして(笑)

素晴らしいものを見つけてしまった(爆)
生ビールの自動販売機です

でもあいにく故障中でした(泣)
ロープウエイの乗り口にまっている人はわれらのグループ以外に数人
我らは二階建てのロープウエイの一階に乗り込むとそこは、貸切状態
我らのほかにはガイドのお姉さんが一人だけ。
早速記念撮影をしたが、ガイドのお姉さんも一緒に写るために、出発してからしばらくして撮影したのは言うまでもない。だって、お姉さんも立場ってものがあるしね

朝ご飯を食べながら出発時間を待ってます


非常に珍しい2階建てのロープウエイです
ウエストンさんが宣教師だったとか、蒲田川は「ガマタカワ」と発音するとかいろいろとガイドさんの言うことを耳にしながら、深い霧の中にロープウエイは突っ込んでいくのである。
まさに
ホワイトアウトというのはこのこと。まったく回りは見えません。
果たしてこんな時に山登りをするのは正しいのか、間違っているのか。
でも、
西穂山荘までの行程が我々にとって、山登りという言葉を当てはめてよいものなのかどうなのか(笑)
解けることのない疑問を感じながら、あっという間に山頂駅に到着

↑我ら以外はガイドさんだけです
↑ガラガラな駐車場でーす

まさにガスの中に
つっこんでいきます
当然あたりは真っ白け。
外に出ると雨は降っていないので、カッパの上着は着ないこととした。だって暑いもん。
いざ準備完了。目指すは西穂山荘。
山頂駅周辺はまさに観光地であり、ベンチとか遊歩道などがある。
すでに時期が過ぎて、すっかり巨大化した水芭蕉を横目で見ながら一般人との境界線である登山口に到着。
この看板は意味するものは・・・
我らは果たして一般人ではないのか・・・
ここでは、山登りをする人が特殊なのか・・・
登山口なんだけど・・・
などという答えのない疑問は心にしまって、特殊人の世界へと突き進む我らであった。
看板に書いてある文字です
さて、特殊人があるく登山道というのは果たしてどんな所なのか(笑)
次のページへ進んでね