6:10 ゲート前出発
6:45 狸窪
7:20 阿世潟
8:10 阿世潟峠
8:40 電波塔ピーク
10:20 社山山頂着
11:25 社山山頂発
12:05 電波塔ピーク
12:22 阿世潟峠
13:05 阿世潟
13:55 狸窪
13:30 ゲート前着
総時間 7時間20分 休憩2時間35分
歩行時間 4時間45分
2006.2.28 みんなで登ろう in 社山 その2
←毎度のニコ山ちゃんとの記念撮影です
山頂では、男体山から連なる白根山までの山脈、皇海山、富士山、筑波山と我らを山達が歓迎してくれています。
こんな天気が良くて風が吹かない雪山は最高です。

山頂からみた奥白根山です
山頂付近が異様に白いです
すっかりのんびりしてから下山開始です。
左手に中禅寺湖を眺めながらドンドン標高を下げていきます。
登り中にも気づいたのですが、南側斜面が大きく崩落した場所付近で
石油の臭いがプーンと鼻につきます
←景色の良いなか、がんがん下ります
←まだ男体山も同じ高さにあります
↑山頂で撮影大会中です
これから下ります
←これがタールで真っ黒になった山肌です
おまけに斜面は真っ黒になっています。仲間に聞くと、斜面がこれ以上崩落しないように、タールをばらまいているそうです。
環境を守るために、環境を破壊しているというのは一体どういう事なのでしょうか?なんて思ったりして・・・
すっかり太陽の熱で腐ってしまった雪を踏みしめながら無事阿世潟峠手前に到着しました。
登りのルートは峠から稜線伝いにあるんですが、帰りは西側の谷を下ります。
これも練習ね。のっけから40度以上はあろうかと思われる斜度をトラバースしながら降りていきます。

こんな斜面を練習がてらに下ります
←斜面の下り方の練習中でーす
皆は斜面の下りかたの練習や、滑落停止の練習などを思い思いにしながら降りていきます。
ちぃにぃは適当な斜面を見つけて、
人生初(笑)となる滑落停止の練習をしてみました。
無理矢理足とかを使えば止まることは可能なんですが、雪が柔らかすぎてピッケルがうまく効いてくれないため、上手に止まることができません。
でも何事も経験経験。
で、数回滑落停止の練習をしていて、一番思ったことは
転倒しないことが最良である」ということ
次善が何でも良いから止めること」かな。
最後に正しいピッケルの使い方による停止ができること」かな。
斜面がクラストしている場合、もしくは凍っている場合など、いくら技術があってもそうそう止まるものではないというのが実感です。
でも、万一の事を考えて練習することは大切だよね。それ以上に「
滑落したら止まらない、止められない」と練習を通じて実感することが一番重要かな。
そんなこんなしている内に、あっという間に斜面は緩やかになり、阿世潟に到着です。
一休みしながらアイゼンを取り外して、あとは平坦な道を歩くだけです。
時々、雪の中にズボと膝あたりまで潜りながら来た道を戻ります。
それにしても長い。山歩きで何が一番辛いかというと、山を下りてきた後のダラダラした林道、遊歩道歩き。
↑阿世潟に向かって下ります
←歩きます その2
↑歩きます その1

歩きます その3

歩きます その4
山で林道を歩く。これが一番嫌いです。
イタリア大使館を過ぎると車道になります。
実はここからがくせ者なんです。半月山の西側、中禅寺湖の東側に沿った道なので、陽が当たらず、でも雪が多少解けては固まる事を繰り返しているため、地面はテカテカです。
皆で「
軽アイゼンがあると良いね」なんて話をしながら、慎重に歩きます。
実はこの帰り道が今回の山行での
一番の核心部だったりしました(笑)
なんとか無事に来るままで戻り、いつもの「やしおの湯」で山の汗を流してお疲れ様でした。
感想
折角スノーシューを持っていたのに、ラッセルもできず、ラクチンに登ることができたのはちょっと残念だったかな。
でも雪の中を歩くという経験は、こなせばこなすほど自分の肥やしになるので、それはそれでGoodでした。
山頂付近から撮影した景色です