2004.10.24 初めての尾瀬 in 至仏山 その1
      
10月23日  
一番最初は雲取山へ5人で行く予定だった。小屋が新しくなってから一度も行っていないので、新しい小屋を見るために。
数年ぶりの小屋泊なのでちょっとドキドキ(笑)していた。
でも、10日前に2人キャンセルとなり、前週の週末にけいこが足を故障してしまい、二人となってしまった。で、たちの悪いことに木曜日の夜に最後の一人から体調不良との連絡があり、見事雲取山は中止となってしまった。
まぁしょうが無いよね。またの機会に期待して。
でも頭では中止となったのは理解しているのだが、やっぱりなんか納得がいかないので、日帰りで一人でいける山を探すことにする。
色々と候補が挙がったが、行きたいと思っていたが、なかなか行けなかった尾瀬へ行くことに決定。鳩待峠から至仏山へ登り山の鼻経由で戻ってくるルートとすることにした。
事前(といっても金曜日の夜から土曜日にかけて)に調査すると、山の鼻の小屋は全て営業が終了しており、ビジターセンターのみ何とかあいている状態。
でも通常期であれば戸倉からバスで鳩待峠に入るしかないのが、マイカー規制も終了しているので直接峠まで乗り入れすることができると解った。ラッキー。
これで時間に縛られずにいける。
準備もすっかり済み、夕食を食べていると突然「グラグラグラ」ととっても大きな揺れが・・・
テレビを見ると我が家周辺は震度4。震源は新潟中越地方でかなりひどい状況になっている様子。目的地である片品も震度5強とでている。大丈夫かなぁー
でも頭はすっかり山モードなので、テレビで状況を確認しながら出発。
行きの車ではNHKラジオを聞きながらどんどん大きくなる被害に驚きながら無事鳩待峠に到着。
ビール片手にラジオを聞いているとグラグラ揺れている。うーん。参ったなぁ。
でも何かあったらすぐ戻れば良いと思い、とりあえず就寝。
朝6時頃に目覚めて外を見ると快晴。絶好の登山日和。でも気温は今年一番の冷え込みだそうで、車の温度計では氷点下を示していた。
準備を済ませ、至仏山への登山道へと足を踏み入れる。
入り口には午前9時以降の入山は自粛するように書いている。午前9時?ちょっと早すぎの様な気がするが、ここは観光地。少し大げさなくらいでちょうど良いかも(実はこれが後で現実を見せつけられるとは思ってもみなかった)
歩き出すと地面が凍っている。アイゼンを付けるほどの事は無いが、霜柱が立っており、木道も凍ってキラキラ光っている。
笠ヶ岳への分岐付近の湿原では氷が1cm位の厚さになっている。
↑ドアミラーもすっかり凍っている

午前9時に入山自粛もどうかと思うが、
しようがないのかな^^
↑今年は熊も多いので、熊鈴は必須アイテムです
やっぱり今年一番の寒さだったことを実。ここらあたりから眼下には尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の雄姿が目の前に広がってくる。登山道はとても整備されているが、至仏山の特徴である蛇紋岩のためとても滑りやすい。雨に濡れていないが岩の上に足を置くとズルズル滑るので、一体雨が降ったらどんなに滑るか想像したくないほどであった。

←霜柱も沢山立っている
木道も凍っている
←雲一つ無い青空
↑徐々に燧ヶ岳と尾瀬ヶ原が顔を出し始める

心細い水場
余り期待しない方がよいかも
右手には尾瀬ヶ原がどんどんその全貌を表し、左手は水上から谷川岳方面の景色が広がっている。正面には越後三山も顔を出し始める。
ひと登りすると小至仏山に到着。とっても立派な標識が立っていた。どこかの企業名が刻まれていた。宣伝だね。
↑氷も1cm位の厚さがある
↑いよいよ全貌を表した尾瀬ヶ原
ここからさらに滑りやすい大きな岩が続く登りを40分くらい登って至仏山山頂に到着。紅葉が終わってしまったとはいえさすがに人気のある山。山頂は人でごった返していた。いつものごとく山の名前を教えまくるおじさまとかおばさまに山の名前を聞きながら、360度の眺望を楽しむ。
見えた山をざっと挙げると、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、平ヶ岳、越後三山(中岳、駒ヶ岳、八海山)、浅草岳、谷川岳、巻機山、苗場山(と思う)、武尊岳、赤城山、榛名山、富士山、白根山、女峰山、男体山と枚挙にいとまがないくらい。
本当はここで昼飯でもと思ったがあいにくバーナーを忘れてしまったのでおにぎりをほおばりながら眼下に広がる尾瀬ヶ原と燧ヶ岳をみては、逆を向いて谷川岳方面を眺めて時間を過ぎるのを忘れてしまう。
↓八海山
↓中ノ岳
↑駒ヶ岳
↑越後三山がとても綺麗
↑一人でも恒例の手手手

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眺望 その1
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眺望 その1
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↑説明はいらない
↑一応記念撮影を
武尊から谷川岳を経て越後三山
越後三山から燧ヶ岳を経て日光の山