10:10 浄土平発
10:45 鎌沼分岐
11:05 一切経山
11:35 酸が平避難小屋
12:00 姥ヶ原
12:40 浄土平着
総時間2時間30分
実歩行時間2時間10分(休憩20分)
2004.6.26-27 家族で観光旅行 in 五色沼&一切経山 その2
感想
初日の五色沼の散策は、久々の家族でものんびり散歩。楽しい一時を過ごす事が出来た。
この道は本文に書いていた通り、老若男女にかかわらずのんびり歩くことができるとても整備された道であり、危険もほとんどないので子供連れでもとても楽しめること請け合い。バスをうまく利用するのがコツかなと思うが、歩いて周遊するのも良いかも。
天気が良ければもっと良かったかも。
二日目の一切経山は手軽に登ることができる山であるが、それは天気が安定している時のみのこと。
少しでも天気が悪いと標高が高い事と風の通り道であるため、結構きつい登山になるので注意が必要だと思う。
一切経山のみでおしまいにするのはちょっともったいないので、是非鎌沼まで足を伸ばすことをお奨めする。途中水場などは全くないため、どんなに軽装で行っても水と行動食は必須となる。(我が家はほぼ空荷であったが(笑))
鎌沼だけでも一周すると結構時間がかかるのである程度の準備は必要。
一切経山から見る吾妻小富士は見るべき価値のある景色かな。
6月27日 
翌朝、両親はドライブをかねて那須日光を巡るというのでホテルでバイバイ。
我らは前日のリベンジを果たすために再び浄土平へと足を向ける。事前にビジターセンターに天気を確認すると「雲一つ無い快晴ですよ」の一言。よっしゃー!
浄土平は昨日とはまるで違う場所。早速準備を始めて出発。
基本的に空荷で登ることにする。でもこれじゃー面白くないので、再び奴の登場となる。そう奴の登場です(笑)
昨日は平坦な道だったが、今日は山登りである。果たして大丈夫か?けいこも心配してか、小さいながらもザックは私が持つと行ってくれた。

片足2.5kgの奴です
強烈な日差しを背中に浴びながら出発。まずは一切経山へ登る。結構登山客が多い。観光客は反対側になる吾妻小富士のお鉢巡りに行く人が多い。一切経山と鎌沼の分岐でほとんどに人たちは鎌沼を目指していた。
我らは道を右に折れ、少しガレている道をすたすたと登り始める。登るにつれ足が重い。当然だよね。片足2.5kgは半端ではない。足の先におもりが着いているので慣性がついてしまい良く石を蹴飛ばしてしまう。
余りお勧めしませんね。ふと振り返ると吾妻小富士のお鉢がぱっくり大きな口を開けて見えてきた。
絶景かな、って感じです。

登りながら目をこらすとお花たちがボチボチ咲いていた。
↑マルバシモツケ
↑ミネヤナギ
↑????
登り坂のコースタイム50分となっている場所をスラコラ35分くらいで通過して、平坦な道を一切経山目指してひたすら歩く。周りの人たちは大きなザックを背負っている。
ちぃにぃは空荷だけど、どっこい大変なんだよぉー。ザックで20kgを担ぐ方が全然楽です。実際(笑)
←途中で見える吾妻小富士の景色です
ようやく頂上に到着。
ここで吾妻小富士を我ら夫婦の物にしようと試みたが、あまりうまいできばえでは無かった。
頂上付近はとても広々としており、不思議な風景である。一番奥側に進むといきなり眼下に五色沼(注:昨日の五色沼とは当然違います)が目に飛び込んできた。
これは絶景。冬に沼まで尻セードをしてみたいなと思うが、余りに危険だな。
↑途中で見える鎌沼の景色
←これが
こんなんになります
↑少しだけ雪渓が残ってます
↑吾妻小富士を我らの物にしようとしたけど
 ちょっと失敗(笑)
梅雨とも思えないほど良い天気
頂上にて→
↑誰が作ったのか知らないけど・・・
↑頂上の一番奥側から見える五色沼 かなり綺麗
周りを見ると吾妻連峰の山々がその雄姿をたたえている。山というより、超高層高原といった感じである。
天狗岳から北八を見た景色をさらに数倍大きくした感じ。
目立った山は少ないが、標高の高い穏やかな山脈が続いている。これは今度歩かないといけないなぁと思ってしまった。
ここまで、登ってくる間に見たお花は3種類のみ。
ビジターセンターにはもっと沢山のお花たちがあると書いていたので、それを期待して鎌沼へと向かう。

クリックして
吾妻の山並み
wmv形式 12秒 258kb
↑本当に梅雨なの?
↑コケモモ
↑イワカガミ
↑おそらく桜の仲間
途中の分岐を右に折れて下ると避難小屋があり、それを過ぎると木道になる。木道は一本しかないのですれ違いは端によけながら進むか、途中所々にある避難場所へ入ってやり過ごす。時々湿原に降りる人がいたが、絶対に止めましょう。湿原が踏まれて1cm圧縮されるとそれが元に戻るまで約10年かかるそうです。
鎌沼周辺では、お花がチラホラと見えてきた。コバイケソウとかリンドウである。沼の水に触れてみたが意外と冷たくない。鎌沼は名前の通り、沼はまるで鎌の刃の様になっている。沼の反対側に歩いていくとワタスゲが咲いている地帯に出た。まだこれからなのか、それとも終わってしまったのか分からないが、その周辺だけワタスゲが咲いていた。鎌の刃先周辺に来るとチングルマが咲いていた。というよりほぼ終わりかけていた。
まだ6月なのにチングルマが終わりかけとは・・・今年のお花は早いと聞いていたが本当に早い。
↑鎌沼へと続く木道
↑親ガモ、小ガモが一生懸命
↑とっても景色が素晴らしい
←ワタスゲ
←リンドウの仲間
↑チングルマの競演
←鎌沼の周りは全てこんな感じです
↑おそらくツマトリソウ
コバイケソウ→
沼のほとりを抜けるとそこからは駐車場までの下りとなる。途中ウグイスがすぐ近くで鳴いていたので目をこらしたら「いた!」初めて鳴いているウグイスを見ることができた。ホーホケキョと鳴く時に、首を大きく振っていた。あの首の振りがあの声のミソみたいだった(笑)
そこからはどんどん下るだけ、下りは木の階段が延々と続いている。シャクナゲがチラホラと咲いているあたりを抜けると目の前に吾妻小富士が姿を現し、あっという間に駐車場へ到着。
注:鎌沼へ行く方は、時計と反対回りに歩いた方が良いと思います。あの階段を登るのは結構地獄です。
↑鎌沼から下山途中で見た
吾妻小富士です
↑菊の仲間かな
↑ハクサンシャクナゲ
←ビジターセンタ0で無事帰還の記念撮影です
駐車場では、泡の出る麦茶を
飲んでから温泉へと向かう事に

温泉は行きにも通過した高湯温泉の玉子湯という温泉宿へと向かう。以前からこのお湯は良いと聞いていたので是非行ってみたいと思っていた念願達成。
温泉宿の日帰りの立ち寄りは時間制限があるのでご注意を。この玉子湯は11:00から14:00まででした。以前は15:00くらいまでだったようであるが、今年から14:00になったそうです。行かれる方は事前に確認した方が良いです。ここのお湯は大好きな硫黄泉。玉子湯の名前の通り、玉子の腐ったあの臭いです。(ちなみに利用料金は一人500円です)
うーん。良い良い。ゆったりとお湯に浸かって、またも硫黄臭くなった体に満足しながら帰路へ。
でもちょっと残念な事が一つだけ。玉子湯は非常に有名でお客さんが鈴なりになっている。当日も車を止めるスペースがほとんど無く、帰り間際にも次から次へとお客さんが入ってくる。で、本題は駐車場にいたおじさん。あなたです。
駐車場へ入る時も、帰る時にもあなたと目が合ったのにもかかわらず、完全な無視。目があってから、スーと目をそらしてました。
感じわるぅぅぅー今度ぢょうおうさま達にいぢめてもらわないといけないかな(笑)
恐らく、我らは日帰りの立ち寄りであり、見た目もみすぼらしい格好をしていた事もありますが、それは無いよね。別に挨拶をして欲しい訳ではないし、かわいい女の子ならいざ知らず、むさいおじさんに愛想振りまかれても楽しくは無いが、少なくともちょこんと頭を下げる位はした方が良いと思いますが・・・(余計なお世話かな)宿に限らず、接客業で、お店の人が傲慢になったり、客を選んで挨拶をしている所は必ずといって良いほど寂れてしまいます。
ちょっと残念だったな。お湯がとっても良いからなおさらです。

という訳で、我が家には珍しい1泊2日の温泉旅行&プチ山行でした。