2003.7.5 初めての単独山行 in 谷川岳 その1
けいこは一週間いない。北の大地へ旅立ってしまった。会社から帰ってきた金曜日の夜。ふと山に行きたくなってしまった。天気予報を確認すると何とか大丈夫だ。「そうだ谷川岳に行こう
ザックを取り出し、荷物をつめ、地形図が無い。でも本屋はやっていない。・・・あった。それからビールをクーラーに詰める。
今回は鉄アレイは無しで行こう! 夕飯は近所に最近できた大勝軒ですまして出発。
いつも走る道。50号はいったい何回走ったことか。でもこの道は高速を使うのとほとんど変わらないくらいの時間で走れる快適な道。千葉方面にお住まいのかたは是非利用してみてください。信号が少なくとっても快適な道をお教えします。
夜の道をかっ飛ばし、赤城ICから水上ICまでは高速で。高速を下りると雨がパラパラ、バラバラ、ザーザーとどんどん強くなってきた。明け方にはやむとの情報を信じて谷川岳の立体駐車場に入り早速一人で寂しく乾杯。
いきなり出発したので登山計画書も書いていないので車に装備している山と渓谷付録の登山計画書を記入しながら緊急連絡先のゆうちゃんに電話で連絡。山に登るときは登山計画書と緊急連絡先への連絡は忘れずにしましょう。特に単独山行の時はどこで遭難するかわからないしね。
ビールでおなかもふくれたし、朝も早いので就寝。
朝4:30に起床。風がとても強い。夜中は一台も居なかった車も結構増えてすでに出発している人たちも沢山いたみたい。
朝飯はパン。出発前にいれてきたコーヒーとともに寝起きのお腹に流し込む。
さあ準備を整え出発。ザックの重さは日帰りだけど約13kgくらい。もう少し重く設定しても良かったかな(笑)
駐車場を出発して西黒尾根をの取り付きを目指して歩き始める。谷川岳登山指導センターに登山計画書を提出し、コンコンと湧き出ている谷川岳の美味しい水を水筒に入れて出発。
←谷川岳登山指導センターです。

歩き始めると歩道から逸れる登山道があるのでこれを歩こうと思い、あまり踏み後も無い道を少し歩くと車道に出た。あれっ?と思いつつ歩くと「違うなぁー。まいっか」ということで西黒尾根の取り付きはショートカットした道の途中にあったみたい。(皆さん気をつけましょう)
約15分程歩くとマチガ沢出会に到着。車も沢山止まっていて上を見ると雪渓が。ここが「マチガ沢かぁ」とクライミングをするわけでは無いけど妙に感動していよいよ山道に取り付く。
巌剛(ガンコーと読む)新道を登り始める。
マチガ沢出会から見たマチガ沢(上に白く見えるのが雪渓です。
一人で登るのは初めてなのでペースが良くわからない。でもいつもの様に1ピッチ50分で10分休憩のペースを守る。途中の第一見晴台ではマチガ沢がよく見える。
調子よくどんどん高度を上げるとともに雲も晴れてきた。山頂では晴れるかなとほのかな期待を込めて歩き続ける。
途中の岩場、鎖場は思った以上に手応えがありとても楽しい。
2ピッチ目には既に西黒尾根との合流地点に到着。コースタイムは3時間のところを1時間50分くらいで登ってしまった。一人だとペースが速くなるって聞いていたけど噂の通りかなり早い。
ここで見た天神平の景色は天神の言葉が本当に実感できるとても不思議な風景。 →

ここからは一気に斜面を登る。途中の岩場を登りながら、周りにはお花が沢山咲いている。

ふと足下を見るとウスユキソウの仲間(いわゆるエーデルワイス)に感動しつつ山頂手前の肩の小屋に到着。
話を聞くと今年新規オープンで今日正式な開所式だそうです。とても綺麗な小屋で素泊まり
1500円だそうです。
肩の小屋です→
←ホソバヒナウスユキソウです
      
↓マチガ沢出会から
↑鎖場です
←真ん中が天神平
↑よじ登ります