彷徨える子羊たちを導くもの
5/8 硫黄が呼んでいる
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いよいよ、今日で今回の彷徨の旅も終わることになる。
それで今日の予定は、相変わらず未定です。最後まで未定で通したね。

朝起きてからはまず、朝食を食べる前に一風呂浴びに行くことにした。
場所は、そうです。あの野湯です。けいこが野湯デビューした、ちぃにぃのとってもお気に入りの荒湯地獄。キャンプ場からは車で15分程度の場所にあるので、気軽に行けます
広場に車を止めて、地獄と呼ばれる場所を歩き始める。けいこは前に来たこともあるので、そそくさと先に行ってしまっている。
で、湯船のある場所に着いてみてびっくり仰天。なんと、脱衣所があるではないか(笑)
恐らくGWに合わせて、温泉大好き人間達が建てたんでしょう。これなら女の子でも何もないところで裸になるよりは抵抗が少ないかもしれないね。
←こんな場所を歩いて行きます

目の前に飛び込んできたのは
脱衣所(笑)
早朝だとほとんど誰も来ないので、安心してはいることが出来ます。って、ちぃにぃは誰がいようと関係ないどけ(爆)
すっかり体も心も満足したので、キャンプ場に帰って朝食&撤収とする。
←夫婦仲良く、野湯に浸るのも又乙なものです

足湯を試してみるが、
熱くて入れたものでは無い
ちぃにぃが撤収をして、けいこは朝食の準備を。とても天気が良いので青空の下とても美味しく朝食を頂きました。
↑キャンプ場に隣接している温泉
スパ鬼首です。お湯も良いですよ
↑晴れている日の撤収はラクチンです
↑一週間のほこりを落として
バナナの皮には要注意です(笑)
↑撤収完了したので、朝食を頂きます
↑最後の朝食を
さて、とりあえず帰る方向に向かうかということで、キャンプ場を出発。
目的地は、秋保温泉にある「工芸の里」。その後は・・・どこかの温泉へ。
工芸の里は、以前から我が家のお箸を買っている所。黒檀でできたとてもどっしりしたお箸で、結婚以来の愛用品である。もう3代目かな。
で、前回と前々回に購入したけいこのお箸がまだ少ししか使っていないにもかかわらず、変に脱色してしまったので、その報告と新たなお箸の購入が目的。
お店に、脱色したお箸を見せたら「それではお取り替えします」ととても丁寧な対応をしてくれた。
利益より信用を売っているということかな。とても気持ちよかったし、お財布も助かった^^
で、宣伝を兼ねてお店の紹介です(笑)
秋保工芸の里 我妻吉助こけし店
←秋保温泉を仙台方面から来て一番南側にあります
↑日曜日の午前中でもあるためか、空いてました
さて、これからどうしようか。時間は11時頃。地図と記憶とを駆使(?)して「蔵王温泉」へ向かう事にした。高速で行くのも面白くないので、蔵王の真ん中を抜けるエコーラインを抜けることにした。
やはり今年は雪が多いのか、頂上付近では雪の回廊になっていた。
で、12時30分頃無事蔵王温泉に到着。目指すは共同浴場。蔵王温泉には共同浴場が3つある。
まずは駐車場から一番近い「
下湯」に入る。ここはとっても熱いそうであるが、熱いお湯大好きなちぃにぃにはちょうど良かったかな。
湯船の壁を擦ると湯ノ花がわき出てくるほど濃い温泉だった。うーん満足。

←下湯です
とても雰囲気のある建物

源泉掛け流し
硫黄分たっぷりのとても良いお湯です
続いて、温泉街を少し登ったところにある「上湯」に行く。
ここは比較的ぬるいお湯である。先の下湯のインパクトが強いので、まぁまぁといった感じである。
入る順番間違えたかな(笑)

下湯が熱かったので、上湯のまえで一休み中

ここの湯船は少し広めかな
湯の温度もちょうど良く、
ゆっくり入るにはここがよいかも
で、次に向かうのが「川原湯」。でも歩くと2−3分でついてしまいそうなので、ゆっくり遠回りをすることにした。

こんな路地が沢山あります
温泉街って感じが良い良い

3m先を右折とは余りに丁寧すぎる看板
思わずみて笑ってしまった
きっとこの看板創った人は
とっても几帳面なんだろうな(笑)
少し落ち着いたところで川原湯へ入る。この湯船は、男湯と女湯の間だが格子で繋がっている面白い作りになっているのが特徴。お湯は、基本的に同じですね。当たり前かな。

メインの温泉街から
数十メートル外れた場所にあります
3つの共同湯の中で一番小さいかな

ここは水で薄めているようです
もしかして冷泉だったのかな?
すっかり蔵王のお湯にも満足したところで2時少し前。お昼ご飯を食べていないので、温泉街を歩いてきたときに目を付けていたお店に入ることにした。
歩いているときに見つけた看板に
ひっぱりうどん 山形の家庭の味とあるのに惹かれていたんです。
どういった食べ物かというと、釜揚げうどんの形態で、そばつゆではなく納豆をメインにして削り節とかを混ぜたものを付けて食べるというもの。
これが結構いける味で、思わず家に帰ってきてからも同じものを作って食べてしまいました。

釜揚げうどんに納豆の付け汁です

ちぃにぃは「まかない定食」を
少女子どんぶり
で、ご飯が出てくる前にけいこは当然という顔でBeerを飲んでいたのは言うまでもない(笑)
ちぃにぃはがまんがまん。
と行ったところで、デジカメの電池切れで今回の旅のレポは終了です。

温泉入って、ビールのんで、もう極楽極楽
これ以上の贅沢はありませんね

一応宣伝しておきます。
蔵王の温泉街の真ん中にあるお店です
今回の旅の感想をつれづれに

ちょっと前にけいことこんな話をしていたことがある。
「最近スクーターでツーリングに行くが増えているよね」
「楽しいのかな?スクーターでツーリングするのって?」
「いや彼らは非日常を求めてツーリングをするのであって、ツーリングすること自体に意味を持たせているのかもしれないよ。だからその手段はスクーターであっても良いのでは」

旅をするのは旅することが目的であっても良いと思うし、それも一つの大切な目的であると思う。

でも、我が家(ちぃにぃだけか(笑))は最近、旅行するということがどういう事なのか、良く分からなくなってきている。
解らないというのはちょっと違うか。。。今までの旅行という概念が変化してきているといった方が良いかな。
もうノーマルでは満足できないといった所か(爆)。

去年といい今年といいGWにさまよい旅に出ている。
もう既に「旅をする」ということ自体が目的では無くなってきてる。
ただ、旅をするだけの旅にはおさらばしている。
でもこれって幸せなのか不幸せなのか、時々わからなくなることがある。

なら旅をする時に何かをFeelすることが好きなんだろうなと思う。
今回はこの旅の題名の通り、「彷徨える子羊」である我らを、その場の雰囲気で「導いてくれるもの」を見つける旅にして大正解だった。
おかげで、我が家を導くものが解りました。
それは「フェリー」(爆)
なんて冗談半分本気半分の話はどうでも良いけど、やはり旅に出て、何かを感じることの楽しさは本当に格別である。
それが予定調和ではなく、突然変異による出会いであれば尚更楽しさが倍増する。

これからもこんな旅を沢山していければと思っている。

ということで、長らくお読み頂きありがとうございます。