初めての北東北ツーリング 三日目
前日の天気予報では明け方には風も収まるという事だったので期待して起床。天気予報通り、とっても気持ちよい朝になりました。
朝にちょっと散策するとちょうど朝日が昇ってきました。
今日も良い天気になりそうだね〜
感想

感想といって、旅の中身はレポに譲ります。
今回の感想は主に新しい相棒についてです。

今まで乗っていたのはXR250で、単気筒でタイヤはオフ用。荷物を満載にするとサスはフルボトム状態になる中を一生懸命走っている感じでした。
しかし、新しい相棒のR1200GSは1200CCで二気筒。馬力とトルクの差は調べる意味が無いほど違いがあります。
さらに、ESA(電子調整式サスペンション)という機構を付けており、これが一人乗車、荷物を積んだとき、二人乗りなどのモードが付いていて、サスの長さを調整してくれるので荷物を積んだときの姿勢変化が無いんです。

このエンジンとかサスとかの差は圧倒的で、しかもR1200GSにはウインドシールドが付いているので高速走行は更に圧倒的なさが生じます。
以前XRで東北へツーリングを行く予定を立てたけど、アプローチが長すぎるのでなかなか足が向かなかったんだけど、今回は高速道路の1000円ということも手伝って二泊三日で北東北までのツーリングを企画することが出来たんだよね。

で、まず高速の走りはもはや比較するべきものは一つもありません。
これからさっきはあくまでもフィクショで、ちいにぃの頭の中の想像の話であることを前提に読んでね(^o^)

まずXR君でラクチンに走ることができるスピードは90km程度。100kmになると少し真剣になり、120kmになるとハンドルは一生懸命握りしめ、風に耐えながら走るしかありませんって感じです。
しかしR1200GSではラクチンに走ることができるスピードは100km超。ちょっとだけ真剣になるのは120kmをかなり越えたあたりから。時計の針が3時を24時間制で表現する掛ける10kmを越えるあたりからまじめに走らないと駄目な感じです。
これはスピードだけの話ではなく、風が体に当たる量が圧倒的に違うため、疲労感が全く違います。またこれも大きな違いであるタイヤです。
オフロード用のタイヤとオンロード用のタイヤの差は、語る必要はありませんっていうほどです。

この様な差があることで、実際に一日に移動する距離は1.5倍下手すると2倍になるのではないかという感じです。疲労感を考えた場合は下手すると3倍になってしまうかもしれないほどです。
これはほんとに旅の仕方が根本的に変わってしまいます。
今までもXR君で最高一日800km走った事もあったけど、これから先にはどの様になってしまうかちょっと心配になってしまうほどです(爆)
ちなみに800kmはここを見てみて(笑)

で、ここから新しい相棒の感想です。
とにかくあちこちに書いていますが、止まっているときはこんなに重いバイクはかなわないという感覚が走り出すとXR君と比較しても変わらないかと思うほど取り扱いが軽いんです。
小さなS字コーナーを曲がるときなどは本当に軽く感じるんだよね。
あと思っていた通りのラインをトレースすることも出来るので安心して走る事ができます。

またこれが非常によいことの一つなんだけど、フロントブレーキを掛けたときに姿勢変化が無いんだよね。これはテレレバーというフロントサスのおなせる業です。
所謂フロントのモノサスですね。フロントフォークはタイヤを支えているだけで、フロントが沈み込むのではなく、車体全体が沈み込む感じでフロントタイヤに加重がかかる度合が少ないんです。
それともう一つ。フロントブレーキを掛けると適切な量をリアブレーキにも掛けてくれるんです。
XR君の時は常にリアブレーキを操作してバイク全体を水平に保つ工夫を御していたんだけど、これが結構神経使うんだよね、特にすり抜けするような時の緊張感は圧倒的に違います。
こんな所も疲労感を和らげる事に繋がっているのかな。

それからやはり燃料の積載量が多いことによるガソリン補給の頻度低下が良いです。XR君の時は150kmを越えるとガソリンを気にしていたのがR1200GSは300kmになるか位まで気にしないで済むというのは非常にラクチンです。
特に北の大地を走るときなどはこの差は圧倒的です。

とまぁ書き出したら止まらないので今回はこの程度に済ませておきます。


最後に北東北の旅の感想をちょっとだけ。
北の大地に匹敵するほど良いところです。歴史的には北の大地はかなわないものがあるし、自然の厳しさは北の大地に匹敵します。
温泉は良いし、景色も良いし、食べるものは美味しいし、言うこと無しです。
特に、八郎潟から北へ向かう道は宗谷岬へと向かう道とか知床へ向かう道とかを思い出させるところもあるし、道は広いしまっすぐだし。

我が家からは常磐道から東北道へ抜けるとアプローチもラクチンだし、距離を稼ぐことができる相棒もいるのでこれから先何度も旅をするような気がします。

あと、この時期はやはり寒いです。
特に標高が高くなるに連れて寒さも増してくるし、天気が悪いときは山の上は雪降るしね。八幡平アスピーテラインは夜間は雪で通行止めなっていた日もあったみたいだしね。

そろそろお腹も減ってきたので、ちょっと早いけどご飯を頂くことにしました。
比内地鶏親子丼です。

美味しかったよ〜
で、ここから更になんかすると、蔦温泉とか谷地温泉とかが現れます。
本当は立ち寄りたいのですが、こんな所で時間をつぶしていたら家に帰るのが何時になるかわかりません。
泣く泣く先を急ぎます。(笑)
だって、明日は仕事だもんね〜

更になんかして、奥入瀬渓谷へと進んでいきます。
ちょうど新緑がまぶしくてとっても良い雰囲気の中、渓流沿いの道を走ります。

さすが春スキーのメッカだよね
冬は山スキーのメッカですし
本日の予定はまず酸ヶ湯温泉に入る予定で、朝何時から日帰り湯ができるかと聞いたんだけど、7時からOKということなので出発は七時前にしました。

まずは国道103号線を南下します。すると目の前に八甲田山が出てきました。

山が大きいです。

道は徐々に標高を上げていきます。
すると雪が出てきたよ。
    
酸ヶ湯温泉はかなり昔から湯治場として栄えていたところで、今は観光客とこの時期は春スキーのメッカとなっている感じでした。

で、超有名なヒバ千人風呂というのがあります。
ここは混浴で、以前は心ない人たちが沢山いたことで女性客がヘリ、それに伴い夫婦で行く人たちがヘリなんていうことがあったみたいです。
現在は、女性が入りやすいように色々と工夫しています。

朝の光をバックに相棒がとってもきれいでした。

さて、朝ご飯を頂いて、とっとと出発しないとね〜
途中睡蓮沼という場所があったので立ち寄ることにしました。
ここから十和田湖に向かい南下するところは更に雪が深くなっています。
酸ヶ湯キャンプ場は雪に埋もれていました。

この時期にキャンプするならば冬の装備が必要なので心していくようにしてくださいね。
日立のトンネルあたりから渋滞が始まりました。
ここから常陸太田まで渋滞です。
トンネルの中を駆け抜けます。

で、走っていると前方でパンダさんのサイレンがなっているではありませんか〜

追いつくのは簡単だけど、ちょっといやなので距離を開けながらすり抜けを続けます。
しばらく走るといきなりサイレンを止めて、パンダさんはそのまま車列の中に紛れていきました。

一体何だったんだろうか・・・

以前にもこの様なことがあったけど、あの人達は何を考えているのかね。
さて、これで基本的に本日の予定はほぼ終了かな。
ここからも国道103号線を南下していきます。

十和田湖からは発荷峠という峠を一気に駆け上ります。ここからは十和田湖がよく見えるよ〜

おみやげ屋さんもあるのでちょっと休憩するのはちょうど良いかな。
でも駐車場が小さいのが難点かな


ここから十和田湖(全景は無理)を見下ろすことができるのでその景色をどうぞ
一番雪が深いところで3m程度だったかな
ちぃにぃが入った時も、若い子供連れの夫婦とか、中年のご夫婦とかが仲良く入っていました。
女性は湯浴着などをして入るとか工夫すれば混浴というハードルはかなり低くなると思います。従業員の人たちも気を遣ってくれているからね〜

で、たっぷりと硫黄に浸かって満足してさらに南下していきます。
ブナの林に雪が積もった状態の中を走っていきます。

気温が徐々に下がってきますが、その分朝日が射してくるから何とかなるかなって感じの中走り続けます。
朝ご飯はまたまたお餅です。
それとココアにパンにミカンのゼリーに牛乳です。

栄養のバランスはよいのかもしれないけど
和洋ごちゃ混ぜだね(笑)

安比スキー場がよく見えます。
GWまで滑れたのかな〜
ここから十和田湖はあっという間の距離で、まさにあっという間に到着です。
十和田湖と言えば乙女の像でしょうということで駐車場に車を止めて歩いて行きます。
とっても寒くて、フリース着て歩いてちょうど良い感じでしたよ。
銚子大滝という所で記念撮影をしました。
この銚子大滝は十和田湖から流れ出る唯一の川にある一番大きな滝で、別名魚止めの滝といい、魚が遡上出来ないんです。その為、湖に魚を放流する前は十和田湖は魚が住んでいなかったんだってさ。

車を止めるところがないから、車で行く人は気をつけてね。

時期と時間が良かったのか人が余りいなくて記念撮影もバッチリ独り占めすることが出来ましたよ〜
日付 場所 距離 燃料 単価 価格 平均燃費
5月2日 吾妻SA 265.0km 13.85L @148 \2,050 19.1Km/L
八郎潟 331.3km 16.37L @147 \2,406 20.2Km/L
5月3日 つるが市 233.0km 12.37L @146 \1,806 18.8Km/L
青森市 131.9km 7.06L @140 \988 18.7Km/L
5月4日 十和田 127.4km 7.01L @149 \1,044 18.2Km/L
国見SA 316.6km 15.19L @151 \2,055 20.8Km/L
守谷 287.8km 13.91L @145 \2,016 20.7Km/L
合計 1693km 85.76L \12,365 19.7Km/L
日付 主な場所 走行距離 宿泊地
5月2日 鳴子温泉−佐藤養助本店(稲庭うどん)−寒風山 655km 八郎潟 南の池キャンプ場
5月3日 北緯40度統計140度線−十二湖−不老不死温泉−鰺ヶ沢(わさお)−十三湖−竜飛岬 338km 青森市街 モヤヒルズキャンプ場
5月4日 酸ヶ湯温泉−奥入瀬渓谷−十和田湖 700km
合計 1893km
この後も、トンネルを抜けるあたりで同じようにサイレンを鳴らしまくっていたパンダさんが走っていたけど、途中から何事もなかったように走ってICで降りていきました。

当然のことながら、前を走っている車は狭いトンネルで車が真ん中を通れるようにするために左と右に逃げており、それを駆け抜けていく様は、まさに傍若無人の一言です。

なぜ、あのようなことが許されるのか・・・本当に信じられないよね

なんて思いながら、石岡あたりでまたまた渋滞に巻き込まれながら、19時30分頃に無事帰宅です。
本日の走行は700kmちょうど。まるで測ったかのような感じでした。
でも狙っていたわけではないからね〜


ということで、北東北のツーリング二泊三日の旅も無事終了です。
仙台を過ぎて福島県との県境に近い所でガソリン補給です。
この先、福島トンネルまでは渋滞なので、その前にちょっと一休みも兼ねてね〜

十和田ICに乗る前に給油して、国見で給油してそのまま自宅までOKでした。

XR君では考えられないことだよね。この時期のSAでの給油は時間がかかるからこれは大変助かります。
風が強くて湖の波立っていました。
順番を待って記念撮影を済ませます。


で、乙女の像を見たけど、まぁ大昔の基準で乙女ねって感じでした(笑)
渓流沿いを歩いている人が沢山いたよ。
もう少しすると木々も一斉に芽吹き始めるのでそんなときにノンビリ歩いてみたいなって思います。
道は渋滞はしていないけど、車はノンビリ走っているのでその後を景色を楽しみながらノンビリ走ります。
雪はまだ2m程度は積もっている感じだったかな。
このあたりには車が駐車してあり、スノーシューでの雪遊びとかが出来るみたいです。
スキーを履いている人たちもいたので滑ることもできるのかな〜

八甲田がとってもきれいでしたよ〜
国道はブナの自然林の中を切り開いた感じで、新緑の季節とか紅葉の季節はとても良い景色になるような気がします。

でも、この雪解けの時期もとっても良い感じでしたよ。

で、キャンプ場から30分くらいで酸ヶ湯温泉に到着です。
硫黄の臭いがプンプンしていたので、近づいたのがすぐ解りました(笑)
とっても良い雰囲気だったよ

でも、天気が悪い日にバイクで走るのはちょっとリスクが多いかもね
トイレ休憩に立ち寄ったSAにあった手洗い場所です。

デザインが変わっていたので撮影してみました。
平均スピードです
平均燃費です
ODメータだよ
本日の走行距離です
渋滞は思っていたほど多くなく、すんなりと磐越自動車道を駆け抜けます。
対向車線では
パンダさんにサインを熱望されている人もいたよ。

ちぃにぃも気をつけないとね〜
時間も13時頃になってきたのと、仙台に近づいてきて渋滞が開始しそうだったのでお昼ご飯を頂きました。

仙台と言えば牛タンでしょうということで、牛タン定食を頂きました。
結構美味しかったよ
岩木山SAでちょっと休憩しました。
岩木山がとってもきれいだったよ〜

しかし、どこのSAも大渋滞でした。さすがGWだね(^o^)

スキー場は広くて良いよね〜
ここからは、だらだらと下りの道を走り、東北自動車道の十和田を目指します。
高速道路に乗ってからは一気に南下するスピードを上げていきます。って当たり前か(^o^)

まずは盛岡を一つ目の目標にして走ります。
一気に我が家を目指すにはあまりに遠いからね(笑)