紀伊半島の感想

とにかくでかいというのが印象。
土地勘が無い事もあるし、普段から広さを実感することができないので、思っている以上に移動に時間がかかったりしました。
特に初日などは普通に考えたら何でというようなことをしていたけど、(いや最終日はもっとなんでだったけど(爆))多少慣れてきたとはいえ、やはりもっと時間をかけてゆっくり回ってみたい場所です。
それから海と山が非常に近く、さらに山という谷が深いために目的の場所へ到着するためのルート選びが微妙かなって感じです。
多少遠回りになったとしても広い道を走っている方がトータル時間は早かったりするような気もします。

印象に残った場所としては、各種の温泉かな。
特にツルツル系の温泉はかなりセンセーショナルだったよ。あれほどのお湯はなかなか無いと思います。
山の中にあった温泉も趣もあるし、お湯も良いし、ここもまったりしたいところです。

今回キャンプ場は二箇所しか泊まらなかったけど、潮岬のキャンプ場は温泉が近くに無い事を除けばかなりGoodな場所です。
但し、風が強かったりすると大変なことになりそうなので、宿泊するときは気をつけた方が良いかなって感じです。
最初に宿泊した海山のキャンプ場はまぁ普通のキャンプ場だよねって感じです。

観光地としては、寺院など歴史を感じるものが非常に多くて、歴史好きのちぃにぃにとってはよだれが垂れてしまいました。
京の都からも比較的近く、あちこちに当時の天皇が御幸に来た所などがあり、身近に歴史を感じることができるのは良いかな。
でも、神社とかは海と山が近いこともあるのか、どこも坂が多くてオフライダーに取ってはちょいと辛いものがあります。
オフブーツの重さはなかなかなものがあるからね〜

それから山の中の道について、これは車では行かない方が賢明です。道はそれほど悪くないけどとにかく時間がかかります。
バイクでも平均速度は下手すると20km〜30km程度になってしまうかもしれません。
人もいなくて、景色も良くて走るには良いけど、先に予定がある場合は気をつけましょう。
意外に大きなトラックなども走っているから大変なことになることもあるかもしれないしね。


全体的には伊豆半島をもの凄く大きくした感じかなって。
海は近いし、山も近い、温泉もあるし、ワインディングもある。
田舎の場所もあれば、適度な街もあるしね。
また機会があれば是非行ってみたいと思う場所です。
でも、北の大地ほど何度も何度も行くような感じでは無いけどね(^o^)

それから最終日の走行について
正直自分でも良く走ったなと思います。思っていたより疲労感も少なかったし、渋滞もそれほどは気にならなかったしね。
でも、一日800kmは走りすぎだね。
しかし、今後大きなバイクに乗ってしまったら、渋滞があれほど酷くなかったら、もっと走ってしまうかもしれない自分が正直怖かったりして(爆)

まぁ何にせよ、三泊五日の紀伊半島ツーリングはとっても盛りだくさんでもの凄い楽しい時間を過ごすことができたから良しとしましょう!
紀伊半島は大きいし遠いよ 四日目
9月22日(火)

さて、この旅も残すところ今日と明日の二日間になりました。
今日はどこまで行こうか・・・昨日の夜から考えていたけど全然まとまりません。とりあえず美人の湯で有名な龍神温泉に行くことにします。
ルートはいろいろあるけど、奇絶峡という渓谷を抜けていくことにしました。
さて、今日はどんな一日になるのかな(^o^)

朝は五時半頃に起床して準備を開始です。

しばらく走ると渋滞が開始しました。 ハーレーなどの大きなバイクはすり抜けが苦手なんだろうね〜 ガンガン追い抜いていきます。

で、少し走ると目の前に大きな箱を両側に付けたBMWがいました。とろとろ走っていたので、車線を変更しながらあっという間に抜き去り走っていると、後からもの凄い勢いで迫ってくるバイクがいたので譲ると、さっきぶっちぎった
BMWが目の色替えて抜いていきました

普段のちぃにぃなら大人の対応で先に行かせたままにしているんだけど、遊び心で
ちょっとからかってやるかと思って後を追いかけていきました

一定の距離を置きながら走り続けると、
BMWも気がついたのか目の色替えて飛ばし始めました
恐らくXR君に追いかけられるのが
BMW乗りのブライドが傷つけられたんだろうね(笑)

どんどんスピードを上げて走るんだけど、
ちぃにぃは鼻歌交じりですぐに追いつきます。追い抜くこともできるとは思ったんだけど、すり抜けを先導してくれるのはラクチンなのでそのまま後を付けていきます。

大きなパニアケースを付けてすり抜けしているBMW君は車ギリギリを入り抜けていて
、見ているこちらがヒヤヒヤ物でした。
そんな状態で20km程も走った時、
諦めたのかいきなりBMW君は車の流れの中に入りメットのチンガードを上げてこちらを恨めしそうに見ていました

ちぃにぃは
ピースサインを返そうかと思ったけど、流石にかわいそうだったんで止めました(爆)

しかし、
血中外車濃度が高い人はプライドが高いんだろうね〜
XRごときに追いまくられて、
ぶっちぎるはずが全然できずに失意のどん底になっていたんだろうね〜

ご苦労様でした〜 おかげでちぃにいはすり抜けラクチンでしたよ〜\(^_^)/

すり抜けって こんな感じです

お風呂からでて、バイクに乗ろうとしていたら、朝から非常に気持ちの良くなったオヤジが寄ってきたんだよ。
「どこから来たんだ」から始まりとにかく話が長いし、くどいし、めんどくさかったけど、ジャケットを着込んでいたり、ヘルメットを付けていたりしている間は付き合うしかないから喋っていたけどね。
ちぃにぃ号に付いているガーミン(カーナビね)を見て、「これはナンだ」とか、「カーナビなら俺の家は見えるか」とか訳の分からないことを叫んでいたから、いい加減面倒くさくなってきたので、「おっちゃん、飲み過ぎだよ〜。じゃぁ行くからと」立ち去りました。その後もなにやら叫んでいたみたいだけど、まったくなんだかな〜って感じです。
まぁ日本は平和と言うことなのかな(笑)

で、ここからは高野龍神スカイラインというちょっと前まで有料道路だった、走り屋のメッカだった場所を駆け抜けます。
確かにちょうど良い感じのアップダウンと適度なコーナーが連続しているので、とても楽しい道です。
でもさ、ちぃにぃはなんだかこの様な道にはあんまり興味が無くなってきているんだよね〜
確かに楽しいけど、かっ飛ばす気になんてなりません。思っている場所をトレースできるかなんていうことを楽しみながら走りました。


トンネルの入り口にこんな物が
龍神なんだろうね


なんか微妙な天気だったよ

    

高曇りの空模様の中、撤収を開始です。

周りの人たちはまったりしている中、ちぃにぃはそそくさと出発準備をしていました

かなり広い建物をあちこち歩くと、休憩所があります。
そこでお茶とお菓子を頂きました。

30分くらいの下りの途中では、バイクがかっとんでいました。
後から来たバイクはあっという間に見えなくなるし、対応車はもの凄いスピードで駆け抜けて行ったよ。

本当に好きだよね〜

で、高野山の入り口に到着したので、駐車場バイクを止めて散策開始です。

ちょうど、頂上付近にはごまさんスカイタワーという物が建っていました。
有料なので登りませんでしたが、晴れている日にはかなり眺めは良さそうな感じだったよ。

駐車場には沢山の走りやさん達がたむろしていたよ。

ここからは、高野山まで基本的に下りの道が続きます。

さて、この時点で時間はPM1:30位です。
今日はどこまで行こうかと、ツーマプを見ながらキャンプ場を探します。
携帯の検索機能も使いながらあちこち電話をかけまくるけど、オートキャンプ場で一張り5000円とかいうものばかりです。まぁ街中に近い所だから仕方ないか。

しばらく調べたんだけど、適当な場所も見つからないからとりあえず東へ向かったひた走ります。
東へ向かうルートは色々あるけど、最終的には名阪国道を行くのが良さそうだと思い、奈良市内を抜けていくことにしました。

で、すり抜けを繰り返して奈良市内をパスして名阪国道へ乗り込みました。

で、信号の無い道を快調に走り続けながら、色々な事を考えています。今日はどこまで行こうかなと・・・

そこから恐らく有名なんだろうと思う庭を眺めてから厨房へと足を進めます。

ここは、豊臣秀次が養父である秀吉から自害をさせられた場所です。

そんな説明が書かれています。

いつも思うけど、歴史的な事実があった場所を目の前に見るとなんだか不思議な気持ちになってきます。

いったいこれはなんなんだろうね〜

で、一番笑えたのがこれね(^o^)

このあたりは炭焼きで有名なんです。
まさに備長炭のメッカだもんね〜

ということで、うどんも炭うどんというものがあったので、それを食べることにしました。

味は・・・、まぁうどんだったよ(笑)


さすがシルバーウイーク
テントの数は数え切れません

いい加減社会科見学を済ませたので、表に出てきました。
で、ふと建物の上を見るとこんな物がありました。

恐らく火事対策なんだろうね〜

景色も良くて、気持ちよいところです。

でも、ここで事故を起こしたら病院まで何時間かかるのかな。

そうそう、頂上付近にはヘリポートがあったよ。

ということで、三泊五日の紀伊半島の珍道中もこれにて終了です

走行距離は四日間で2100kmほどです。
ということは一日平均500kmほど走っていたと言うことか(笑)

毎日東京大阪往復していたことになります。
全く何をやっているんだかな〜

なんて遊びながらいよいよ港北PAまできました。ここまで来たらあと少しです。既に時間は11時です。潮岬を走り出してから18時間を過ぎています。
ちょっとお腹が減ってきたのでおつまみでアメリカンドックを頂きました。でも少しお腹に辛かったかな(笑)

渋滞を駆け抜けつつ、足柄SAまで到着です。

ここから先は43kmの渋滞も待っていました。
厚木周辺で込んでいるみたいです。

でもここまで渋滞をすり抜けているので、もはや渋滞を渋滞と感じない体になっていました(爆)

名古屋手前では大雨に遭いながら、渋滞をすり抜けすり抜け走り続けます。

浜名湖周辺ではかなり渋滞が酷かったけど、反対車線の方がもっと凄かったよ(^o^)

で、時々ガソリン補給も兼ねて休憩を重ねて走り続けます。

渋滞とそうでない場所を繰り返しながら東京へと近づいてきています。

相変わらず反対車線は渋滞がひどかったよね〜

渋滞を駆け抜け、伊勢湾岸自動車道のSAで少し早めのお食事タイムです。
バイクで走ると意外に体力を使うのでお腹が減ってしまうんだよね。

空腹で、疲れていると集中力が鈍ってしまうから、エネルギーは補給し続けるのが良いんです。


これが家まで帰るぞと思ったときの顔です(笑)

で、名阪国道の伊賀SAで一休みしたときに、ふとこのまま帰るかとおもってしまったのが運の尽き(笑)


ここから自宅までは何キロくらいあるのだろうかと思いながら、ここまで来てどこかに宿泊するのも面倒くさいから一気に帰ることに決めました(笑)

ということで、ここからひたすら走り続ける旅の開始でーす\(^_^)/

で、ここが高野山の街中です。
郵便局はあるし学校はあるし、まさに宗教都市です。

道が狭いのに車が多くて、バスも多いので大渋滞が発生していました。

高野山は車で行っては行けない場所ですね〜

金剛峯寺の建物です。欄間とかに掘られている彫刻が本当に見事でした。

とにかく沢山のお墓の中を抜けると、高野山を開山した弘法大使(空海)のお墓があります。
観光客からお参りしている人からとにかく沢山の人たちがいました。

で、とりあえずお参りを済ませたので、次は金剛峯寺へと行くことにします。金剛峯寺は高野山の総本山になります。
歴史の話をすると色々とあるのでやめておくけど、戦国自体には色々な物語の舞台になった所です。

で、潮岬からお食事タイム込みで約3時間ほどで龍神温泉に到着です。
龍神温泉は日本三大美人の湯ということで有名なんです。
川中温泉(群馬) 龍神温泉(和歌山) 湯の川温泉(島根), というのが三大美人の湯なんですが、龍神温泉は無色透明でナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)なんです。
なぜ美人の湯というかは現地で色々調べてみてね〜

ちぃにぃは龍神温泉の元湯というところに入りました。

奇絶峡は両側の崖が切り立った狭い場所が数キロ続く場所です。
紅葉の時期には恐らくとてもきれいになるんだろうねって感じの場所です。

もの凄い大きな岩がゴロゴロしていたよ。

このあたりで雨がポツポツ来たので念のためにカッパを着込みます。
今回の旅で初めてカッパを着込みました。

で、ルートは名阪国道から亀山を抜けて伊勢湾岸自動車道を抜けて、東名高速、首都高速、常磐高速になります。

恐らく渋滞がひどいんだろうなって思いつつ、どうなることやらと思いつつバイクを進めます。

案の定四日市あたりでは渋滞が20km以上でした。

高野山から下山するにはいくつかのルートがあるんだけど、観光シーズンはどこも大渋滞です。
国道480号線から370号線へと繋がるルートは九度山へと繋がる道なんだけど、バイクのすり抜けもできない狭い道でうんざりです。
ちぃにぃは少しだけ迂回する国道480号線をそのまま進みました。このみちを使うのが正解かもね。

で、降りたところでツーマプにも乗っていた二軒目飯店という町の中華料理屋さんでお食事タイムです。

国道371号線に合流する手前で路面はびしょびしょになっていました。
恐らく直前まで大雨だったんだろうね。対向から来たバイクはカッパ着ていたし。でもちぃにぃはタイミングが良いのか雨にはほとんど当たりませんでした。

で、時々現れる集落を横目に見ながら龍神温泉手前まで来ました。ちょうどドライブインがあったのでお腹も空いていたので朝ご飯?を頂きました。

潮岬の周遊する道にハイビスカスが咲いていたよ。
北の大地ではハマナス、南の地方はハイビスカスがとっても似合います。

道は昨日と同じ感じで、快調に距離を稼ぎます。

南紀白浜の近くのコンビニで軽い朝ご飯をいただいてから更に北上を続けます。
紀伊田辺市の近くから県道に入って北上します。

本日の走行距離は800kmを超えました。
時間にして19時間ほど。温泉もしっかり入ったし、高野山観光もしっかりしてこの距離この時間はなかなかです。

しかし一日800km走ったのは新記録だよ。

夏に少しは大人になった旅をしたんだけど、こんなことをやっているようでは
まだまだ大人の旅は遠いかな(^o^)


でも、思ったほど疲れていないし、体も痛くないので、ちょっと不思議な感じでした。

で、荷物をほどいてバイクをしまって、ビールを頂いてお休みなさいZzzz・・・


翌日けいこは「
ばかじゃない〜、信じられないよ」といつものお褒め言葉を頂いたのはお察しの通りです(爆)

高野山というのは一体どの様な場所なのか良く分かりません。
宗教都市というなが相応しいほど、その中で充分生活ができる用になっているし、親鸞聖人とか豊臣秀吉とか織田信長とか歴史上の有名人達のお墓が沢山あるし、かと思えば普通の人たちのお墓も沢山あるし。
四国八十八箇所の巡礼の記録を収める場所もあるし。。。。
なんだかとても不思議な場所です。
で、色々なお墓をどうぞ(笑)

撤収も完了し、荷物もバイクに縛り付け、いよいよ出発です。
気温はそこそこに高かったので、Tシャツにジャケットで出発です。
まずは、昨日も走った国道42号線を北上していきます。

ここから首都高速を抜けて、常磐自動車道を走って無事家に到着です。
恐らく渋滞はトータルで100km以上は楽にあったと思います。

我が家への到着時間は1時過ぎでした。
けいこは既にお休みしてました。

色々と検索などを繰り返していたので携帯も電池が細くなってきたのでちょっと電気を拝借してしまいました。

さて、後一踏ん張りということで、足柄SAを後にします。

このお釜3つで二千人分のお米が炊けるそうです。

でもさ、二千人分の食事を一度に作る事ってあるのかな