2007GW海上で結んだ西日本周遊の旅 四日目
      
5月1日(火)  即時
朝起きて外を見たら雨。今日の天気予報を見ると、午前中は雨で午後から回復傾向ということ。
まぁ
日本国内で一週間以上も旅をしていて雨に遭わない方がどうかしているしね。でも雨自体が嫌なわけではないので特に気にすることも無く、準備を始めます。
今日の予定は、
四国を南下して、四万十川周辺を走って足摺岬へと足を伸ばす。それからは時間次第って所かな。
毎回その時の時間と気分次第で場所を決めるのが
ソロツーリングの醍醐味でもあるんだよね。

屋根付きの駐車場です
便利だよね

ユースの建物はホテルみたいです
ちなみに黄色い建物がユースですよ(^o^)

ユースの暖簾です
さすが四国って感じだね
↑気温は少し寒めって感じかな

これが泊まったロフトです
階段が急なので酔って帰ってきたときは危険です(笑)
朝食はプチビュッフェタイプ(バイキングとは言わないんだよね、本当は)です。お腹一杯朝ご飯を食べてから出発準備です。
玄関では、
妙に日本語が上手な外国人のお遍路さんと少しお話しをしてから、雨具を装着して「行ってきまーす」とユースのご挨拶。
でも出発する直前から空には青空が広がってきているんだよね。
↓どうでも良いけど、ユースの本棚にあった本です。
ちょっとなぁ〜 って感じです(笑)

出発の時間です
さて、今日は何キロはしるのかな(笑)
実は今日はGWの真ん中といっても平日なんです。ということで、松山市内は結構車が多いだよね。このまま下道で走っても良いんだけど、へたに渋滞に巻き込まれるのもいやなので高速道を利用していまいます。
ちょっとお金をおろしたかったので、
コンビニATMを探すんだけど何処にも有りません。セブンイレブンなら絶対にATMあるだろうと思って探したんだけど一件も有りません。後で調べて解ったんだけど、セブンイレブンは四国には出店していないんだってさ。ちょっと意外な感じでした。
まぁどこかの銀行でおろせば良いのでそのまま高速に乗り込み南下します。少し走ると東側の空がどんどん晴れてきます。雨もほとんど止んできます。一時間程走るとほぼ雨は止んでしまいました。

一応記念撮影ね(^o^)

晴れたと思ったら青空が
一気に広がってきました
撥ねがひどいからカッパは脱げませんが、基本的に雨では無くなっています。天気予報が良い方に外れたね。ラッキー!
で、
とうとう今回のツーリングではこの1-2時間の雨以外には全くといって良いほど雨には遭遇しなかったんだよね。ちぃにぃの晴れ男ぶりが大復活したかな\(^_^)/
宇和島手前からは山の中に入っていきます。
適当に道の駅で休憩しながら、四万十川の中流まで到着です。
憧れの四万十です。早速、河原に降りる道を見つけたので降りていきます。当然バイクでね。

道の駅はライダーにとって
とても助かる施設です
国交省もたまには良いことするよね(笑)
子供の頭ほどある岩がゴロゴロしていたので、大きな荷物を背負っているバイクでは少し不安定だったけど無事水辺まで到着。
うーん、素晴らしい雰囲気だね。まさに
ライダー好みの場所です。魚もぴょんぴょん跳ねているし。
少しまったりしてから四万十を河口に向けて走り始めます。途中、木材を運んでいる大型トラックの後に付いたんだけど、これがまたすごいんだ。
何がすごいって、例の
四国の狭い国道をがんがん飛ばすんだよね。しかも背が高いから道上に張り出した木々を引きちぎりながら走るんだ。
でも、時々追い越し車線があるのでなんとかトラックの後から脱出。
で、ふと川を見ると
沈下橋があるではないですか。まさしくこれが四万十の風景!ということで、沈下橋へと降りていきます。とりあえず川を渡って戻りながら写真を撮影しようとしたら、前方から車が来るではないですか。
沈下橋は狭いからすれ違いができないから仕方なく移動。で、車のナンバーを見たら地元車では無いんです。おまけにさらに車が来るし。これも他県ナンバー。当然彼らも沈下橋で記念撮影をするために降りてきています。
ちぃにぃはちょっと気分が悪くなったので、というより沈下橋を独り占めしたかったのにそれができなかったので、別の場所を見つけるためにここを離れます。

こいつが飛ばすんだよね
木の枝ががんがん落ちてくるんだよ
で、国道に戻ろうと思ったその時、さっき追い越したトラックが目の前を、ゴォォォォーと通り過ぎていくではないですか。参った(*_*) マイッタ
また少しトラックの後を走って追い越し車線で追い越していきました。恐らくトラックの運ちゃんは「何やっているんだか」って思っていただろうね。
で、しばらく走ると
また沈下橋が有ります。当然降りていきます。少し車もいるけど、まぁよいやということで撮影大会開始です。
沈下橋をオートバイで走るのは、欄干とか手すりとか無いから
そこそこにスリルが有る(クリックで動画出ます)んだよね。
←沈下橋です
マウスオンで別の画像が

遠景です
途中車が来たから大騒ぎで
バイクの所まで駆け戻ったんだよ(笑)

一応撮影大会を終えたのでまた国道に戻ると・・・・・ゴォォォォォーっと例のトラックが(爆)
まさにタイミングばっちりだね。
三度目の正直でトラックを追い越して、四万十川に一時別れを告げて
目指すは足摺岬です。
この辺りでは太陽がかんかんと照っていたので、ジャケットの中も薄着にしました。ついでにガソリンを入れようと思ったら・・・
なんと、
レギュラーが142円もします。ハイオクか?って感じ。でも、こんな四国の先端の街ならばしかたないかな。
さて、ここからは海沿いを走って足摺岬までの一本道です。左側に雄大な太平洋を眺めながら快調に飛ばします。岬の根もとあたりで思っていた道には出れずに岬の西側に出てしまいました
行った人は解るかもしれないけど、国道から岬へと繋がる東側の道に入る場所は解りづらいんだよね。
で、岬へ繋がる尾根沿いの道を走って足摺岬へと無事到着です。
GWの3日から6日は車両通行止めにすると看板が出ていたけど、混雑するときは岬周辺に車で行くのは気をつけた方が良いです。とにかく狭いんだ。道も駐車スペースもね。

足摺岬へ到着です
足摺に中浜万次郎
桂浜に坂本龍馬
室戸に中岡慎太郎

誰が考えたのか、絶妙だと思うよ

↑海が本当にきれいです その1
↑海が本当にきれいです その2
↑四国最南端 この文字に惹かれます(笑)
マウスオンで満足げな顔を
バイクは中浜万次郎さんの銅像の横に止めて(ここ以外バイクは止める場所は余りありません)、岬へと向かいます。大きな「足摺岬」の看板は岬の先端にはないんだけど、一応あちこちで記念撮影を済ませ、灯台の周辺なども少し散策して見ました。
青空と青い海とお日さまのコントラストがとってもきれいだったけど、
まぁ岬としては何処にでもあるような岬だよね(笑)
別に何を期待して行ったわけではないから良しとしよう。
←こんな説明があると覗いてみたくなるでしょ
ということで、
マウスオンで地獄の穴をどうぞ

別に意味のない写真なんだけど、
ここで撮影した人は余りいないと思うんだ
その秘密は、
マウスオンでどうぞ
って、意味ねぇって感じだよね(笑)
お腹も空いてきたのでここで食事をすることに。この時期高知に来たら当然「鰹のたたき」を食べるしか有りません。
ということで、鰹のたたき定職(1500円)を頂きました。とっても美味しかったです。
小さなビニールに小分けになってだされた「
四万十川の岩のり」ももの凄く美味しかったので、お土産として購入することにしました。
そろそろ出発しようとバイクの止めてある場所に戻ったら、あらまぁバイクが沢山いることいること。
やっぱり皆、
先端大好き症候群に罹患しているんだね(^o^)
さて、今日の予定は一旦クリアしたので、これから何処に向かおうかと思い、ツーマプを見ながら「四国カルスト」に行くことに決定。ここにはキャンプ場も有るんだけど、友達のへなとれさんの四国レポに「ライダーズイン」へ宿泊したことが紹介されており、ちょっと興味があったのでここに宿泊することにしようと連絡を入れ、本日の寝床をゲットしました。ライダーズインの詳細は後ほど紹介しますね。
ここからは
岬の東側を走って北上します。最後まで岬の東側を走るには非常にわかりずらい分岐を曲がらなくてはいけないので、こちらに行きたい人は注意が必要です。でも道がとっても狭いし、路面はコケが生えたような嫌な感じなので、大きなオンロードバイクの場合は自信がない人は大通りを走った方が早いと思いますので、念のため。
途中、四万十市の市街でお金をおろして、夕飯の買い物を済ませてからさらに北上を続けます。
四国カルストまでのルートはいくつかあるんだけど、気楽に走れることから大きな国道(数字が小さい国道ね)を選択して北上します。
途中、妙にかっとばすトラックが目の前を走っているのを追い越すのに少し苦労したけど、快調に海沿いの道を進みます。このトラック一度幅寄せなどしてきおって、まったく嫌になるよね。でもトラックの運ちゃんも「なんだこのライダーは、うっとうしいな」と思っていたんだろうけどね(^o^)
↑足摺岬へと向かう途中にある砂浜です
実際に見ると真っ白で本当にきれいな所です
←四万十川の横を流れる川です
護岸工事はされてますが、昔ながらの川の様子が
残っています
↑これが地名?って カナ文字と漢字の妙な組み
合わせ
に思わずシャッターを押してしまいました
内陸に向かうと何故か「四万十町」という地名にぶつかります。さっきいたのは四万十市、こちらは四万十町。どちらの街も中心に四万十川が流れているので、四万十ブランドを活用しているといった感じ。
でもさ、
四万十川は四万十市から西の奥の方へ流れていくんだけど、四万十町は四万十市からは北東方面にあるんだよね。四万十川はかなり蛇行しながら高知県西南部を縦断しているということだね。
で、再び再開した四万十川沿いを走っていると目の前に沈下橋が現れました。当然撮影しようと思い止まってみると小さな看板が。
そこに書かれていたのは、「本流最上部の沈下橋」
おお、まさに先端大好き症候群の罹患者にはぴったりの場所ではないですか(^o^)
ということで、ここで撮影を始めます。今トップページの写真がこの時の一枚です。
でもね、この沈下橋は
車で渡るのは絶対に無理。バイクも橋自体は問題無いんだけど、渡った先が田んぼの畦道なんです。ということで、大きなバイクではちょっとした覚悟をもって渡ってください。オフ車なら全然問題ないけどね。
こんなところで最上流の沈下橋を見つけてしまったことにちょっとした満足感を得て、再び北上を続けます。
↑これが渡った先の場所です
↑今回の旅のベストショットかな
↑この看板が心そそるんだよね(笑)
やっと大きな国道にでて、本日の目的地であるライダーズイン雲の上の近くまで到着。ガソリンがほとんど残り少ないので給油て、時間を見たら16時30分
うーん、
このまま宿に入るか、四国カルストをぐるっと回ってくるか微妙な所。でも、四国カルストは四国の中でもほぼ一番標高が高い場所にあるので、翌日の朝に行くとするとガスガスの予感があるので、晴れている今、ぐるっと回ってしまうことに決定。
ということで、四国カルストへと続く長いヘアピンの連続した道を進みます。
カルストまで距離としては20kmほどしかないんだけど、ここ数日走りすぎているためか、どうも今一歩モチベーションが上がらないんだよね。楽しいには楽しいんだけど、疲れもあるし。まぁ景色が良いのが幸いしたかな。
で、途中トンネルがあり、
中に入った瞬間、これぞまさに真っ暗状態になってしまったんです。
一瞬何故?と思ったら、
フロントライトの電球が切れてました。まぁ今回は良くトラブルが続くね。まぁ常套手段でハイビームにしながらそれ以降は走り続けましたけど。
まだまだ続く長い道を上り詰めるとそこは四国カルストです。キャンプ場もあるし、スキー場にもなっています。
で、景色はというとまさに絶景。いやぁ〜四国の中心部に近い所って本当に山深いよね。回りには車もバイクもほとんどいないので、聞こえるのは風の音だけ。素晴らしい。
日本三大カルストというのが、ここ四国カルストと先日行った秋吉台のカルストと、福岡にもう一つ平尾台あるようです。
で、ここ四国カルストという場所は、
3つの中でも一番標高が高く、他のカルスト台地と比較してもこの様な標高が高いと事にあるのは非常に珍しいという事みたい。ここは是非一度訪問することをお勧めします
遠くに見える山を「あれが石鎚山かな」なんて思いながら、あちこちで記念撮影をしてからカルストを後にします。
でもここからがまた長いんだ。まぁのんびりとしながらライダーズイン雲の上がある梼原町(ゆすはらちょう)に到着です。
街中はそこそこにスーパー、コンビニなどもあるので
食料の現地調達もOKです。距離もライダーズインからも2kmほどだしね。
で、ライダーズインを実際に見てみて、結構
感動ものです。何がというと、まさにライダーのためにある宿です。
マイガレージは付いているし、洗車できるようにホースなども完備。しかもシャワーとトイレ付き。
これほどの設備があって、一泊一人3000円少しというから破格です。人数が多くなればなるほどお得なのでグループで行くときは最適です。

まさにマイガレージです

これが一方の映像です
建物は翼を広げたようになっています
全景はマウスオンでどうぞ
しかも、温泉が歩いていくことができる所にあるし、横着したらホテルもあるから食事もそこでなんてね(^o^)
管理人の人と話をしたんだけど、どうもある程度裕福な企業が赤字を覚悟で経営しているみたい。「
オーナーの理解があれば、これからも長く続けられる」的な事を言われていました。皆さん高知県を訪ねるときは是非利用してみてください。とっても便利です。
一応ホームページを載せておきます。 こちら 又は こちら
 からどうぞ
で、ここに宿泊手続きを済ませ、伸びきっているチェーンをさらにコマ詰めし、今回はきちんと持参したヘッドライトの電球を取り替えます。
オフ車は振動が激しいので、特に
ヘッドランプは切れることが多い(これで3回目です)ので、今回はきちんと持参しました。
大都市圏内を走っているときなら問題は無いのですが、やはり
ロングツーリングの時は持参していた方が安心です。
我が家は二人で同じバイクに乗っているので、結構便利だしね。

取り替えた球は真っ黒でした
マウスオンでどうぞ
整備も終わったので、買い出しとお風呂へと向かいます。お風呂だけなら歩いていってもよいんだけど、さすがに2kmほど先にあるコンビニに行くにはバイクでないとちょっとつらいからね。で、今回初の空荷での走行となります。やはり大きな荷物を背負っていない方が軽快でよいです。
この時点で、
剣山スーパー林道は空荷で走ることに決定しました。荷物を積んで走るのでは楽しくないモンね。スーパー林道は一度走っているので、走るだけが目的では無いからね。今回は。

ここがお風呂です
料金は500円だったかな
さっぱりして帰ってきて、ちょっと行くところがあったので足を伸ばしました。何かというと、坂本龍馬の脱藩の道というものです。
坂本龍馬が江戸での修行を終え、土佐に戻ってきている時に、時流の流れもありもう一度江戸へ行きたいという思いがあったが、そうなんども留学の許可もでず、同志である仲間と共に讃岐の国へ脱藩する時に通ったという道が有るんです。
ちょうど、
ライダーズインの真横にも看板が有ります。看板の案内を基に少し歩いたんですが、特に記念碑みたいなものも無いし、どんどん奥の方へ行くので戻ってきました。後で聞いたら特に何もないよと言われてしまいました。
でも、
この路を龍馬も歩いたのかと思うと、感慨ひとしおです。
ということで、今日の予定は全て完了です。後はご飯を食べて、ビールを飲んで寝るだけです。
夕食は麻婆なすです。
本日の走行はちょうど400kmです。いはやは毎日毎日よく走るよねと自分でも感心感心。今回のツーリングでは一体どれほど走ってしまうんでしょうか。ちよっと楽しみです(^o^)
ライダーズインのあちこちの紹介写真です

シャワーが付いてます

トイレも付いてます
↑床はフローリングです
↑この裏がトイレとシャワーです
↑建物の中心にはこの様な施設が有ります
自炊はここでやるようにということです。
各部屋では火気厳禁でーす