2008.9.18 百名山ゲッター(笑) in 大雪山旭岳
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少しガスが晴れてきました。
この調子ならなんとかなりそうだよ
今回の旅の本編である北の大地のレポはこちらから。
そもそも今回旭岳に登ろうと思ったのは、紅葉をみるためなんです。大雪山周辺は日本で一番早くに紅葉する場所でも有名で、今年は例年よりかなり早く8月末には木々が色づき始めたということなので、直前まで大いに期待して行ったんだよね。
ちぃにぃは北の大地で山登りするのは、実は初めてなんだ。北の大地は年を取った後に、数ヶ月テントで移動しながらのんびり登りたいと思っていたので、今はバイクで走り回るのがメインだったんだけど、何を思ったか今回は山登りをすることになったんだよね。
火曜日のフェリーで苫小牧に入り、そのまま大雪山白樺荘のユースに宿泊し、翌日朝一番のロープウエイ(6時出発)で山頂を目指します。
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見事にブロッケン現象が見えました
タイミングもバッチリで撮影成功(^o^)
そのうち、太陽が射してきます。で、ガスが流れます。で太陽を背にすると大きな口を開けた火口があります。
ということは、ご存じの人はご存じのように、まさにブロッケンさんの登場するシチュエーションです。陽が射すと振り返り手を振りながら歩きます。
周りの人たちも気がついたようで、同じように火口に向かって手を振ってます。何も知らない人が見たら、誰か火口にいるの?って感じに見えたろうね。まぁブロッケンさんがいるので誰かいるの間違いないかってね(^o^)
遙か彼方上にはきちんと登山装備をした人たちが登っています。ちぃにぃは普通に歩いているんだけど、足下が軽いし、荷物もないので、がんがん標高を稼いでいきます。途中少しガスになったり晴れたりを繰り返しながら、先行している人たちをあっという間に抜き去ります。旭岳は今も火山活動をしている山で、雰囲気としては富士山の山頂付近と似たような登山道が続きます。
←7合目あたりから見た風景です
独特の雰囲気があります
で、ゆっくり歩きながらなだらかな道を歩きます。でも、そこは標高1700mほどの場所で山だから岩とかがゴロゴロしていてスニーカーではちょっと歩きづらいな。といっても問題は無いけどさ。日頃はきちんとした登山靴を履いているからね。でも登山靴のありがたみがスニーカーで歩くと良く分かります。
なんてしている内に、姿見の池に到着です。ガスは、少しは上がってきています。ここ旭岳のロープウエイ側は大雪山の西側なので、陽が射すのに少し時間がかかります。陽が射してくれば一気にガスが上がるという予想のもとに、登山道へと足を踏み出します。
平日と言うこともあり、ロープウエイはガラガラ状態です。しかし、山麓駅周辺からは山頂駅は見えるんだけど、前日見えていた旭岳の山容はガスの中なんだよね。雨とか天気が悪ければ登らずにバイクで移動だったんだけど、、天気予報を見ても、天気図を見ても、今日は晴れるはずという強い信念もあったので、とりあえず上に行きます。
そうそう姿見の池というのは、旭岳の姿が湖面に映ると言うことから名付けられたということだったので、少し時間をつぶして山頂のガスが晴れるのを待ちます。
しかし、なんだか一番良い場所にでかい三脚を立てっぱなしにしてベンチに座っているわがままそうなオヤジがいたので、三脚を手にとって、姿見の池に投げ捨ててしまいました。その後、当然そのオヤジとはとっくみあいの喧嘩になった・・・なんて大人げないことはしていませんよ(笑)
うまく体で三脚を隠しながら撮影しました。大人でしょちぃにぃって(爆)って当たり前か・・・。
←旭岳を振り返るとこんな感じでした
ガスは取れたり、取れなかったりを繰り返してました
往復で1時間30分位です。コースタイムは3時間ほどなので、約倍のスピードでした。別に走ってきたわけはないからね。
で、キタァーーーって、やってきましたブロッケンさん、。見事に予想通りブロッケン現象が現れました。準備万端していたカメラで見事映像にとらえることに成功です。
いやー良かった良かった。
で、ここから先はガスの中に入ってしまいました。おまけに山頂に近づくにつれて猛烈に風が強くなってきます。その分ガスが流れるんだけど、なかなかどうしてガスは晴れません。なんてしている内にあっという間に山頂に到着です。登り初めてから約40分で山頂に到着です。別に走って登ったわけでは無いけど、空荷で靴も軽いからバネ下軽いしね。
池巡りの模様です
沢山の池があるのは雪が多いからだよね
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これまたチングルマの群生です。
本当の凄いお花畑なんだろうな
山頂には先行者が二人ほどいて、その辺を周遊していくると行ってカッパを装着してどこかへ消えていきました。
ちぃにぃは記念撮影を済ませたら、今日の予定もあることなのでとっとと下山開始。
山頂駅に降り立つと、そこはガスはかかっておらず、でも山頂方面はガスなんだな。ガスの中を登るのもなんだし、陽が射してくればガスは取れるだろうという、少ないけど山の経験上から少し時間つぶしをして待つことに。
約30分ほど時間をつぶすと、稜線の半分から下が見えてきたんだよね。ガスは徐々に上がっている感じ。よし行こう!ということで、まずは姿見の池を目指します。
9月17日 基本的に

←これが今回の足下の格好です
スニーカーとジャージで、山に登って良いのでしょうか(笑)
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ちょうど旭岳にのみガスがかかっています。
昨日の夕方の写真はマウスオンでどうぞ
←チングルマの群生です。
こは花の時期にきたら凄そうな感じがします
で、山頂駅まで戻ってきて、ロープウエイの時間待ちをしているときに地元の登山案内の人と少し話をしたんだ。
「今年の紅葉は外れなんですか」と聞いたら、「みなさんそうおっしゃるけど、何が外れなのか・・・です。きちんと色づいていますし」だって。
まぁ人はカレンダーとかポスターとかで一番良い写真又は多少色を操作した写真などを見てくるから、また過去に見た一番良い時と比較して「外れ」と言うのかもね。
でも、今年の紅葉は外れではなく、まだ盛りでないというのが本当の所なんだと思うけどね。
ということで、今回の旭岳ロケット山行はこれにて終了です。
コースタイムなどは全く参考にならないと思うけど、一応載せておきます。今回ちぃにぃは山家からすれば飛んでも無い格好で登ったけど、決して参考にしないでください。くれぐれも登山は自己責任でね。
途中で抜かしてきた人と「早いね〜」と「いやそれほどでも」とおしゃべりをしながらあっという間に下ります。ガンガン下ります。ザレ場を走るように下ります。途中でガスが晴れ、山腹がよく見えます。出会う人と色々とおしゃべりをしながらあっという間に姿見の池まで到着しました。
ここ旭岳の山麓?山頂駅周辺は観光用の周遊路になっているので左回りで歩きます。今回の装備は、スニーカーにジャージで、防寒具を持っている程度です。それと宿で用意してもらったおにぎりと非常食と水分です。こんな軽装で山に登るのは始めてだ。
出張のついでに百名山の山頂をゲットする百名山ゲッターになったような気分がしてきたよ。
でも背広で革靴で登るよりましでしょ(爆)
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ロープウエイはガラガラだったよ
山頂駅周辺の模様はこんな感じでした
山頂駅 |
6:30 |
姿見の池 |
7:10 |
旭岳山頂 |
8:01 |
姿見の池 |
8:56 |
山頂駅 |
9:20 |
総時間 2時間50分
休憩等 30-40分
歩行時間 2時間10分位 |
←ロープウエイから見た風景です
もう少し赤が鮮やかになるともっときれいなんだよね
ガスが吹き出している場所の近くに行ってみると、結構迫力があります。
地球は生きているということを実感出来ます。
ちょっと動画があるので、ここをクリックしてみて
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ちょっとブレテイルのは愛嬌ということで(^o^)
リンドウはまだ咲いてましたよ