2007.7.21-7.22 軽い気持ちでテント泊縦走 in 焼岳
夜中か明け方か大雨がテントを叩いていたので多少目が覚めたが、基本的にはぐっすり就寝。
朝5時過ぎには起床して朝ご飯を。
外を見ると霞沢岳も見えるし、小屋の裏側に回ると笠ヶ岳も焼岳も見える。天気は高曇りって感じ。雨の心配は無さそう。ラッキー。
食事を済ませ撤収を済ませ、7時頃焼岳に向かって出発。


帰る途中で運転交代し、その直後にお約束です(^o^)

↓飛騨沢みたいな雰囲気があるんだな

ここで一休みして、カッパの下を脱ぎ焼岳への登りへと取り付く。最初はガスガスだった焼岳も登るにつれて晴れてきて、その偉容を見せ始める。登山道はさすが火山という感じのザレ場
カッパを脱いだこともあり、足の動きも軽やかにガンガン標高を上げる。途中小学生の集団がドンドン迫ってきて、それに追いかけられるように頂上に到着。
割谷山手前のピークあたりからは沢山のお花たちがお出迎え。割谷山周辺は片斜面で笹が生えている場所をトラバース気味に歩く感じ。笹が生えているから感じないけど、かなりの斜度がある場所を慎重に歩きながら先に進む。飛騨側にでると風があるが、信濃側(梓川側)では風がぴたっと止まって熱気がムンムンしている。

↑テントを出ると霞沢岳が

感想

今回の山域は焼岳付近を除けば北アルプスとは思えないほど静かな山生活を楽しめる場所。上高地側から西穂山荘へ上がる人も少ないし、西穂山荘から焼岳への縦走路を歩く人もやはり少ない。
また焼岳から中ノ湯へ歩く人たちもやはり少ない。登山道も「人が歩いていないな〜」と思わせるような道。
でも、そんな人がいない山というものなかなか良いもの。
登山道については、レポ(というか今回は写真集みたいなレポだが)にも書いているので省略するが、西穂山荘から焼岳の縦走路は思っていた以上に時間がかかることにちょっとびっくりした。ほとんど水平移動だけれどもあまり展望も無く、変化もないので少々飽きてしまった。もう少しガスが晴れていれば印象も変わったかもしれないけど。


今年の夏はこれが二回目の登山であるが、少しは荷物の重さと長時間歩くことに慣れてきたかな。
いよいよわが家の山生活も完全復活となってきたかな。
さて次はどこに行こうかな(^o^)

←↑
今回は、下山直後のビールはちぃにぃが頂きました。
ビールを飲めないので、舌なめずりしているけいこです(^o^)

ここからは中ノ湯へ向かって下り一方。
ちょっと圏谷の様な感じの道をガンガン下る。ちょっt振り返ると槍ヶ岳の飛騨沢の様な感じでちょっと良いかなって。
お花たちも沢山咲いていたし、高山の雰囲気プンプン
ようやく焼岳小屋への下りに入り、人の声が聞こえてきたと思った所でかわいい小屋が現れる。結構人がふれていた。ビールが水で冷やしてあるので思わず手が伸びそうになるけど止めておくことに。
ここは上高地方面から焼岳日帰りの登山者達がかなり登ってきていた。

←小屋の裏側には笠ヶ岳が

↑こんなお花たちを見ながら登り始めます↑

↑こんな感じの道が続きます↑

時間が経つにつれてそらがどんどん明るくなってきて、ガス越しに日が射してきた感じ。もう少しで腫れそう。
時々梓川方面のガスが晴れて、大正池などが見えたりする。

↑カルデラ湖は不思議な色だったな

↑ロープウエイ駅も見えます

つまらないなと思いつつも淡々と歩き、ようやく国道に到着。
中ノ湯の売店でビールを購入してバスを待つことしばし。ビールはちぃにぃがいただきました。
今日はけいこが最初に運転することを下山途中に約束していたからね(^o^)
すぐにバスが来て無事沢渡到着。
意外に疲れたかな。

←          →
こんな感じの道を歩きます

↑これが火口跡でかなり深いよ

←何をしているかというと、足下から熱気が出ているので
それを確認しています

自然の驚異は画像をクリックしてみて

←焼岳の登りはじめの足下はこんな感じ
で、何を撮影しているかというと
マウスオンで楽しくもない画像を(^o^)

↑朝ご飯はチャーハンがメインです


何をしているかって?
ビールが飲めずに
チェ!っと舌打ちです(笑)


国道に面した登山道入り口です


国道に面した登山道入り口です

↑   こんなお花たちが咲いていて、つまらない下山のみの時間を多少癒してくれます   ↑


危険は少ないけどこんな感じの
ハシゴが結構あります

←こんな片斜面が延々と続きます

7月21日
8:50 大正池
9:50 西穂登山口
13:10 焼岳分岐
13:25 西穂山荘
総時間 4時間25分
歩行時間 4時間弱
7月22日
7:00 西穂山荘
9:50 焼岳小屋
11:40 焼岳北峰
12:45 中ノ湯分岐
14:30 中ノ湯
総時間 7時間30分
歩行時間 6時間弱
中ノ湯の温泉宿との分岐を左に折れるとまるで川底を歩くような感じの道を下る。虫がとっても多いのには参った。そんな場所を過ぎ、今度は森の中をただ下るだけ。風も無く、暑い。しかも道は濡れているので滑りやすいし、全然楽しくない。
ここ焼岳は北中央南の全てのアルプスで唯一の活火山。その証拠が山頂近くでゴーゴーと。
それから北峰と南峰の間にカルデラ湖と噴火口跡が。噴火口跡は近くまで歩いていけたので行ってみたけど、かなり深くて底まで見えなかったな。


山頂手前は少し岩場です

←これが南峰です。

焼岳は南峰と北峰があり、南峰の方が高いけど現在は立ち入り禁止状態。なので仕方なく北峰で我慢。南峰の方が高いから北峰には三角点も無いのかな?ちょっと残念。


わが家の恒例 
足足足と手手手
手はマウスオンで

↑一応山頂での記念撮影です

↑山頂手前でザックをデポして到着したら
こんな笑顔が 
マウスオンで


山頂手前の風景です
さすが火山だよね
岩の雰囲気が他のアルプスと違います

←本当に高山植物の生命力の強さには感心させられます。
力強さと儚さが同居しているって感じです

↑上を見上げるとこんな偉容な風景が・・・


ここからは上高地の中心部がよく見えます
上高地は上から見る方が良いよね

←中尾峠では、岐阜県の小学生の登山チームが講習会を開いてました

←焼岳展望台から先はまだガスがかかってました

←焼岳へ向かって出発です

↑カッパを脱いで、足下固めて本日の本番

↑焼岳小屋は小さなかわいい小屋です


焼岳小屋への下り道にて

↑西穂方面もガスが晴れて見えてきます

↑ガスが幻想的です

↑梓川方面が晴れてきます


地面のぬかるみはこんな感じ
こんな感じの道が10mほど続くこともあります

焼岳へ向かうルートは森の中の広い尾根を歩くとても雰囲気に良いルート。
ここも
残雪があるときはルートが解りづらそうな感じがする。
湿度が高いこともあるので、多少霞がかった森の中を我ら二人だけが歩いているような感じがしてとても良い道。でも、足下のぬかるみがとても凄い場所が沢山あり、これにはちょっと参った。
深いところは足首まで埋まりそうな感じ。