2004.9.4−5 秋の気配 in 鳳凰三山 その1
      
9月4日 時々
久々にけいこと二人で登山することにした。大勢で登るのはとても楽しい。思い出も人の数だけ増えていく。
でもたまには夫婦二人でのんびりしながら登るのも良いかなと思って、山行場所を物色する。一泊二日でテント泊。あまり辛くない場所がいいなと。
色々と候補が挙がったが最終的に久々の南アルプスにしようと決めた。その中でも登ったことが無く、比較的のんびりした登山を楽しめる鳳凰三山にすることに決定。コースは色々とあるが、夜叉神から出発することを考えると広河原へと降りる早川尾根経由白鳳峠からの下山コースとすることにした。
南アルプス林道は一昨年からの通行止めが今年解除になったが、マイカーは通行規制が入っているので事前に色々と調査してから出発。
いつもの通り、金曜日の夜にけいこに飯田橋に迎えに来てもらってから出発。
いつものステーキ屋さんに行くが駐車場が一杯なので、仕方なく回転寿司でお腹を満たしてから中央フリーウエイへと向かう。
北アルプスと違い、南アルプスの北部は甲府から下道を20kmも走らずに到着できる。以前は遠いなと思っていたが結構近いのを認識させられた。
本当は芦安の駐車場で朝を迎える予定であったが、夏休みも終わったためか夜11時頃着いたが係員に「夜叉神まで行って良いよ」と言われた。ラッキー。
夜叉神では携帯電話がバリ3の状態になっているので、おもむろにノートPCと携帯でネットにアクセスすることに。
夜の夜中に周りは何もない山の中でネットにアクセスできる様に成ってしまった世の中に感嘆しながら眠りについた。
朝起きると青空が見える。天気予報は曇りで昼頃から小雨となっていた。もしかしたら前線が南に降りて絶好の登山日和になるのかと期待しつつ出発する。
水場情報
夜叉神には登山道の入り口すぐ脇に山の上の方から引いている水場があります。これぞ南アルプスの天然水って奴(笑)
夜叉神から広河原まではマイカー規制中 詳しくは南アルプス市などへ問い合わせを
↑登山道は夜叉神の森の目の前にあります
まずは夜叉神峠を目指して急登をゆっくりゆっくり登る。途中超特急のお兄さんに抜かされ、1時間10分くらいで無事夜叉神峠に到着。
そこでは白根三山の雄姿が。。。と思いきや農鳥岳と間の岳は見えたが、北岳はガスに隠れて見えない。せめてこの時白根三山の姿をカメラにとらえておけばと後悔したが後の祭り。しばらくするとガスがどんどん湧いてきてあっという間に真っ白け。
←五本松の秘密は
木にマウスオンしてみて
↑夜叉神峠小屋です。テント場は隣接してます。でも水場が遠い

キタダケトリカブト


シオガマの仲間?

タカネマツムシソウ


ツマトリソウ

ミヤマアキノキリンソウ

???
夜叉神峠までの道で咲いていたお花たち
でも上空は雲が高く、青空も見える。天気は何とかなるかなと淡い期待をしつつ又登り始める。
もう夏山もすっかり終わってしまい、咲いている花は夏の終わりを告げるトリカブトくらい。と思いきや、結構花が咲いていた。このあたりはキタダケ○○と固有種も多いみたい。
で、登りながら周りを見渡すと所々にお花に変わってキノコ達がお出迎えをしてくれていた。
今回の山行ではとにかくキノコが沢山生えていた。ほぼ鳳凰三山の頂上に当たる付近にまでキノコが生っている。秋ですねぇー。

標高を上げるが周りはうっそうとした森林が広がっている。この辺が北アルプスとの大きな違い。久々の南アルプスの感覚がよみがえってくる。
キノコの写真を撮りながら♪きのこーの子のこ、元気な子、エリンギ、マイタケ、ブナシメジ と口ずさみながらけいこと二人で登っていく。
↑南アは「森」です
↑このあたりが山火事跡かな↑
↑苺平は思っていたより狭かった
↑幻想的なガスの中、最後の歩き
↑あっという間に南御室小屋到着です
ここからはだらだら下って12:00頃本日の目的地である南御室小屋に到着。
本当はこの先にある薬師岳小屋までいきたいのであるが、あいにく薬師岳小屋にはテント場が無い。