2006.2.4-6 冬も最高 北の大地 その2
二日目
今日の予定は、午後1時に落合駅近くのどんころ野外学校で半日犬ぞりツアーだけです。それ以外は移動だけです。
ということで、朝はのんびりです。
リクエストの梅かゆをほおばりながら、写真でしか見たことが無い漬け物攻撃をかわしながらゆったりとした時間を過ごします。

朝ご飯は胃に優しい梅粥です
いい加減、時間も10時過ぎになったので、出発することにしました。
直接落合に行くのもつまらないと思ったので、北の国からの建物がある麓郷の森へと寄ることにしました。

来年の合宿(笑)での再会を約束して
↑こんな道を走って
↑気球がとんでいるのを横目で見ながら
↑麓郷の森に到着しました
ここには以前も来たことがあるんですが、基本的には何も有りません。まぁ良いか(笑)
で、ここから落合まで山道を抜けながら進みました。
無事12時30分頃に目的であるどんころ野外学校に到着。早速受付を済ませて、時間待ちをしている間に、猫の「マツ」と戯れます。
1時になったので犬ぞりツアーの開始です。
まずは、今日引っ張ってくれるワンコ達とご対面です。
一頭ずつ紹介されますが、名前と顔が一致しません。まぁ良いか。
ソリの乗り方、かけ声などを教えてもらってからいよいよ出発です。
車で5分程度の林道の入り口について、ワンコ達も準備します。さっきまで雪と風が強かったのが嘘のように空には青空が見えてきました。やっぱり神様はいるんだな(笑)
ワンコ達の出発の準備が整ったので、
マシャーである我らの「セット」「ゴー」のかけ声でスタートです。
出だしは思っている以上に強い力で引っ張られます。で、一定のスピードに達してからは快適なソリの旅です。
時々「ザス、ゴーゴー」「ホクト、ゴー」とワンコ達へかけ声を掛けながら、少し上り坂になっている所では、雪を蹴ってワンコ達を助けます。
ワンコ達は走りながら、器用に雪を食べてます。体が熱くなりすぎているので雪で冷やしているんです。
しばらく走ると雪を掻いた林道の終点。「ウォー」というかけ声と、ブレーキでソリを止めます。
ワンコ達はすかさず雪の中を転げ回ったり、お腹をぺったり雪に付けて休みます。そりゃー暑いよね。あんな毛皮かぶって走ったら。
←暑いからお腹を雪に付けて冷やしてます
少し休憩してからソリをUターンさせて元来た道を戻ります。
帰りは全体的に下りとなるため行きよりは多少スピードアップします。
「ゴーゴーゴーゴー」とかけ声を掛けながら、時々さぼっているワンコに「ゴーゴー、フー(ワンコの名前ね)、ゴー」と叱咤のかけ声を掛けながら無事出発に到着です。
往復4km弱をあっという間に駆け抜ける犬ぞり体験でした。
どんころ野外学校に帰ってきてからは、柵の中で犬たちのリードをはずして一緒にお遊びタイムです。

クリックして
走ってます
wmv形式 8秒 260kb
ワンコは全部で10数頭いるんですが、それぞれ性格も違うし、行動も様々です。
体をすり寄せて甘えてくるワンコもいれば、何をしても無視する奴もいるし、少し押すとお腹を見せて服従のポーズをする奴とか。ワンコ好きにはたまらないひとときです。
でも、油断大敵。彼らは所かまわずウ○コはするし、オシ○コもしまくります。
気をつけていないと黄色い液体を思い切り掛けられます。下半身をこちらに向けて少し止まったときにご用心を(笑)
いい加減遊び疲れて、本日のプログラムも無事終了です。
最後に学校の人が撮影したデジカメ写真を見せてもらい、かなりお高めの値段で画像をCDに焼いてもらって本日の行程は全て終了です。
さて、ここからは今日の宿である然別湖のホテル風水へと向かいます。
然別湖は
北海道の自然の湖の中で一番標高の高い場所にある湖です。水深はかなりあるんですが、寒いことと、面積が狭いことと、風が余り吹かないため、12月末には完全凍結します。実は然別湖くらいの水深がある湖はあまり凍らないそうなんです。
どんころ野外学校からは狩勝峠を抜けて、鹿追の街を通り過ぎて一本道を進みます。オートバイでは何度も走った道を車で走り続け、無事本日の宿に到着です。
今日は日曜日ということもあるためか、宿泊客も少なくとても静かです。
で、何故然別湖に来たかというと、それは
然別コタンという村が冬の間だけオープンするからなんです。
ご存じの方も多いかもしれませんが、然別コタンとはイグルーという雪と氷だけで作った建物の中に、Barがあったり宿泊施設があったり、温泉があったりする所なんです。
詳しくは然別湖ネイチャーセンターのHPをご覧ください。
温泉好きなちぃにぃとしては、野湯では無いけど、湖の上にあるという露天風呂に是非入ってみたかったんです。
←然別コタン村への入り口です
↑暗くなった先が湖への降り口です
↑200m程先にこんなお風呂があります
当然全部氷と雪で出来てます
↑っで、ゆったりまったり良い気分(^o^)
←少し遠くから見たお風呂です
誤解の無いように言っておきますが、湖上の露天風呂といってもイグルーに湯船をおいてそこに源泉を引いているお風呂ですから。決して湖の上に自然発生した湯船ではありませんから、念のため。
早速、着替えをすましてちぃにぃは湖上の露天風呂へ、けいこは普通のお風呂へと向かいました。
湖の上にある露天風呂へ向かいながら夜空に広がるお星様を見て、氷で出来た脱衣所で服を脱ぎ捨て、いざ湯船へザブン。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜良い気持ち(笑)
先に入っていた大阪から来たカップルと写真を取り合い、彼らが出てもしばらくのんびりお湯に浸かっていました。
お湯は鉄分と硫黄分が混ざっているような茶色く硫黄臭が漂うとっても良いお湯です。
暑くなったら湯船から体を乗り出せば一気に冷えて、また湯船に浸かる。
うーーーーん、まさに極楽極楽。背中の痛みも吹っ飛びます。
氷の街灯です
夕飯の時間も近づいてきたのでお部屋に戻って夕食です。
食事を済ませて、夜8時から10時までは女性専用時間までのひとときをけいこは一寝入りして、ちぃにぃはホテルの温泉に浸かって、時間をつぶします。
ちなみに18時から20時は男性専用時間です。(男性専用時間なんているのか不思議ですが、最近は女性が堂々としているからこんな設定なのかな(笑))
けいこが湖上の露天風呂へ入っている時に誰もいないことを確認しから、けいこの写真を撮影し、ちぃにぃはICE BARへと向かいます。


けいことコタン村へと向かいました
マウスオンで・・・
コタン村には雪と氷で出来た建物に夜8時から10時までの間に開店するBARが有るんです。
まあお酒の味はともかくとして、なかなか良いものです。他では体験することができないよねこんな所。
一番感動したのが、
氷が全く溶けないということです。
手で触ってもつるつるしているままだし、その透明度といったら
50cmの厚さも関係ないほど透き通っています。

特別にカウンターの中に入れてもらいました(^_^)v
→手が透き通っているのが解るかな?
↑当然床も壁もテーブルも全て氷です
↑柱の氷も湖から切り出してます
かなりインパクトがありました。
お酒を飲みながら地元のガイドさん達とお話をしている内に閉店時間になりました。
さて明日は朝一番から露天風呂へ直行するぞと誓って布団に潜り込みました。