2011年 2012年 準指導員検定レポ  こんな人が指導員になってよいのでしょうか(笑)
朝起きると、雪がかなり積もっています。前日ガリガリのバーンにどこまで雪がついているかによりバーン状況は全然変わってしまいます。

朝ご飯をできるだけ早く済ませてから、まずは小回りの検定バーン(白金)へと向かいます。
セパレートされているコースを滑ることはできないため、そのすぐ横を滑ります。雪が10cm以上積もっており、しかも雪質はかなり軽い状況です。
堅いバーンにスキー板が少し届くくらいであり、非常に滑りやすいです。
しかし、何人もが同じ場所を滑るため、どんどん雪が除かれていき、昨日のガリガリバーンが顔を出し始めました。
イヤーこれはどうなるのかななんて思いつつも、何度か試しに滑り降ります。
とりあえず昨日の夕方に完成した滑りをなんどか試してみたところ、けいこの評判もなかなか良いとのことなのでこの滑り方で固定です
続いて集合場所へ向かうまでに大回りの仕上げです。
昨日の夜に宿に帰ってから散々考えたあげくに頭の中だけで組み立てた滑りを実践してみます。
簡単にいうと、「何もしない滑り」です(笑)
まぁそれではなんだから、外足を長く見せる動きをせずに二軸運動意識を考慮して、ニュートラルポジションと内脚主導を意識して滑るということになります。
で、滑ってみた結果は、外足のシェーレンの動きはでなくなったとのお言葉を頂きました。
まぁこの滑りは今までの自分になれている滑りなので結局それに戻したって感じかな。イメージ的にはね。
ということで、朝の最後の調整はこれで完了です。
1月の検定と同様に最後の最後まで調整が続いているのは仕方が無いことなのかな〜
それから検定の開校式を終えて、班の仲間と最後の堅い握手を交わして、皆の健闘をお互いに祈りつつそれぞれの種目へと旅立っていきます。

まずは小回りからスタートです。
雪の状態もそれほど悪くないので、朝に完成した滑りをすればOKだろうと思ってスタートを待ちます。
雪がモコモコと見えるためか、滑りが非常に小さくなっている人たちが見受けられます。
また前の人が滑った後を滑る人も多く、雪が積もっている場所を滑る人が非常に少ない状況でした。
いよいよちぃにぃの順番です。
コース選択はほぼ誰も滑っていない雪が沢山残っている場所を滑ります。
意識することは、体の向きとスキーの向きを同調させること、二軸運動意識を強く持ちゆっくりとしたリズムで確実に滑ることです。
さてスタート。最初の2ターンはかなりゆっくり入って行きます。
少しスピードが乗り始めた時には、「股関節を意識、正対すること」などとブツクサ声を出しながら滑り降ります。
後で聞いたら「ネット脇でも声が聞こえていたよ」と言われました(^o^)
で、斜度もそれほどないし、堅いバーンも出てこない状態のなか、自分が思っている滑りはなんとかできたかなって感じです。
斜面状況などを考えればまず○かなって感じです。

けいこをはじめとしてサポートの人たちも「良かったよ」と言ってくれました。まずは一つ仮合格としておきましょう。
滑り始める前は多少の緊張感があったけど、滑り終えた後に体が硬直してくるくらい緊張してしまいました。心臓バクバクです。
いやーこの緊張感もたまらないんだよね〜

さて、残るは課題の大回りです。
しかし、大回りまではかなり時間が空いてしまいます。
ということで、ファミリーコースへ移動して谷回りの制動系を見に行きます。一緒の班の仲間のところへ行き、声をかけて健闘を祈ります。
皆、顔が引きつるくらい緊張しています。まぁそうだよね。一年の成果がこの数秒にかかっているわけだからね。
最後にSさんにも声をかけてから自分の練習に入ります。

まずは大回りのコース横に行ってバーン状況を確認します。雪が10-15cmほど積もっており、堅いバーンは出ていません。
まずは良い感じかなとは思いつつも、最後の班になるわけだから200人以上は滑るのでどうなるかはその時のお楽しみって感じかな。
で、セパレートされた脇を滑るんだけど、前日振った雪が柔らかいため斜面がデコボコになってしまいます。
完全に不整地大回り状態です。ということで、これでは練習などできません。
ということで、人の滑りを眺めながらイメージを固めるようにしてみます。
ゴール地点から見ていると、皆セパレートされたコースの脇までは使用せずに真ん中を滑って行く人たちが非常に多いです。
またターン数も6ターンが標準なんだけど、ほとんど人が7ターンまたはそれ以上のターンをしています。
それでもゴールのポールギリギリでターンを終えている状況です。
見た目からの判断ではスキーが滑らずにスピードも出ないためターン数が多くなってしまっている印象を受けます。
それからスタート地点に移動して見てみますが、状況はあまり変わらずです。
6ターンで滑っている人はほとんどいません。さらに佐太郎コースとの合流地点で転倒する人がかなりいます。雪だまりになっていることと斜面がそこだけ少し凹んでいるのでそれに足を取られているようです。
菅平では今日のように雪が積もっている状況で滑ることが少ないので皆なれていない感じです。
で、時間がまだまだかなりかかりそうだったのでスペース3で休憩を取ります。
同じ班の仲間も休憩を取っています。そこから少しだけ大回り検定バーンを見ることができますが、状況はあまり変わらずって感じかな。
筋肉が硬直してしまわない程度に休憩を切り上げて、美和ちゃんに応援してもらいながらコースへと向かいます。
とりあえずすべってみるんだけど、先ほどよりさらにバーンはあれてきています。不整地大回りの難易度がさらに増している感じです。
練習にはならないけど、体を動かすためにも不整地大回りを楽しみながら滑っていきます。
で、いよいよ集合・点呼の時間です。どうなるかは誰にも解りません。
ここでもほとんどの人が6ターンではなく7−8ターン、下手すると9ターンで降りています。
ということで、ちぃにぃの作戦としてはセパレートされている端の方まで使用してターン弧を大きくすること。特に滑り出しの1−2ターンについては縦に板を落としていくことにしました。
それ以外はニュートラルポジションと二軸運動意識の内脚主導を意識です。
順番がどんどん近づいてきます。もの凄い緊張感は無いけど、やっぱり緊張してきました。
後から考えると緊張感を感じることができないほど緊張していたのかなって感じです。
で、いよいよスタートです。
想定通り1ターンは右足外側からスタート。斜滑降を長めに取り縦に板を落とします。内脚主導を慎重にしながらです。続いて左脚外側です。ニュートラルポジションを意識して内脚主導を強く意識、外足を伸ばす意識はあまりせずにです。
で3ターンは無事過ごして、4ターン目の時に内側に荷重移動が多すぎて少しだけバランスを崩します。それでもなんとか過ごして右足外側のターンに入ったときのことです。景色が違います。
右足外側から開始して6ターンをするということは最後のターンは左足外側になるはずです。が、しかし右足外側の状態でほぼゴール直前です。
しかし、ここからもう一つターンを入れることなどできるはず有りません。ということで、そのまま右足外側でターンを仕上げました。
ターン弧が大きかったこととスキー板を縦に落とす意識を強く持ちすぎていたことによってターン数が不足してしまいました。
やってまったって感じです。
結果的には、雪が重いわけでもなく、スキー板が滑らなかったわけでもなく、逆に滑りやすい斜面で思いっきり落差を取ってしまったためにターン数が想定よりも少なくなってしまったんです
今回は示範力を問われるということなので、規定のターン数になっていないのは減点対象なんだろうな〜とか、4ターン目にバランスを崩したことはまずいのかな〜なんて思いつつも実技検定は終了です。

まぁ合格不合格に関係なくとりあえずこれで終了です。
班の仲間とお互いの健闘をたたえ合い、ほっとした気持ちになりました。

ちぃにぃはまだ理論検定は残っていますが、とにかくこれで一区切りです。結果は正直わかりませんでした。明確に×ではないとは思いますが○かと言われると・・・って感じです。
それからお昼ご飯を取ってから宿に向かって、理論検定の最後のお勉強です。
宿の食堂をお借りしてまとめていた資料を読み返します。
で、念のために10月に実施した座学の時に配布された資料に書いているいくつかのポイントを最後に丸暗記しておきました。
さて、理論研修です。B級検定を受検するNさんと一緒にリゾートセンターに向かいます。ここでもそれぞれの健闘を祈って分かれます。
で、試験開始です。試験問題見た瞬間に「これはOK」って感じでした。
1月の検定と比較して難易度はかなり下がっている印象です。まぁ勉強したから難易度が下がったように見えたのかどうかは・・・ですが。
で、おまけに先ほどの最後の丸暗記した部分についていくつかが出題されていました
ラッキー〜。
で、試験時間もまだ途中ですが、解答は全て書き終えます。でもこのまま途中退席するのも何なので、何回かクロスチェックを繰り返します。
もういい加減良いだろうと思い、試験終了までの少しの時間を待ち無事試験終了です。
帰りにはお酒を購入して宿に戻ってお食事、お風呂、夜の宴会です。
明日は何もせずに結果発表を待つだけなのでお気楽です。
夜も更けてきたので久々にリラックスした状態でお休みなさいです。

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<15 次年度(2012年)分の検定本番>