で、話は変わってそもそもバッチテストとはなんぞやという主題をどの様に考えるかと言うことなんだけどさ。
<ここから先は、受験に失敗したことを未練がましく言い訳しているのでさっと読み流してね(^o^)>
事前講習で何度もコーチが言っていたことが「演技をすること」だったんだよね。まぁ言い方はいろいろあるけどさ。
一級のテスト項目に不整地小回りという種目があり、一般的にはコブ斜面を使用して行う科目なんだけど、岩鞍のテストコースには適切なコブ斜面がないんだよね。
で、不整地の名のごとく荒れた斜面を滑ることになるんだけど、大抵午前中に実施する事前講習では雪面はそれほど荒れていないだよね。
で、コーチは「荒れている斜面をコブがあることを想定して演技してください」というわけだ。
毎回この事に非常に困難さを感じ、どの様に滑れば良いのかということが良く分からないんだよね。
まぁそれがある基準を設けたテストの宿命みたいなものだから、それはそれで良いのだけどね。

それからもう一つ、今年から滑りを全くといって良いほど変更したんだよね。
ポイントは重心の位置を高くすること、山側の足に如何に早く乗るかということ。切替のポイントを意識すること。
その結果、他に周りからフォールラインを過ぎた後にきちんと板に加重をかけることが出来るようになるということ。
しかもそれが無理矢理力で押さえ込むのではなく、体の構造をうまく使うことにより、最小限度の力で最大限の力を発揮することができるということ。
まぁ、それがどれだけ出来ているかは、今の時点では×状態なんだけどさ。

しかし、バッチテストというのは採点競技である以上、例え滑りの本質が整っていなくても、それらしく見えれば点数はでるんだよね。
まぁ本質が伴っていれば、演技する以前にOKなのだろうけどさ。

アマチュアボクシングとプロボクシングの例で考えてみると
アマボクシングは、点数制度でパンチに力が無くても、的確なヒットがあれば点数を稼ぐことができるんだよね。
一方プロボクシングは、究極で言えばどれだけポイントが悪くなっても、最後のパンチ一発で相手を倒せばそれで勝ちなんだよね。
てな差があるのかな。
まぁアマでもプロでも実力があれば、どちらでも対応は可能なんだろうけどさ。
と、ここまで書いていると、まるでちぃにぃは実力はあるけど、その力の見せ方がうまくないということを表現しているように自分でも思えてしまうけど、ここが駄目なところで、まだちぃにぃには、威張ることができるほど実力がありません。

実力があまりなく、しかも見せることが出来ないのであれば、
落とされるのは当たり前か(笑)

まぁ話は長くなったけど、ここまでの文章を自分自身でも読見返してみると、「じゃぁバッチテストなんて受けなければ良いでしょ」と思えてしまうんだけど、そこがまたおかしなもので、「一級は受かっておきたい」と言うのも正直な思いなんだよね。

人は本当に矛盾に満ちた生き物だと痛感します。

さて、モトのバッチテストの時の事に話を戻して
朝宿からゲレンデに送ってもらい、早速受付をしたんだよね。
すると、バッチテスト一番乗りになってしまったんだよね。いやー参ったね。
一番最初に滑るのは、前の人の滑りなどを見ることが出来ない分ちょっと不利になることもあるかもしれないしさ。
でも、仕方ない。
それと、受験日当日は、群馬県の国体代表選抜大会が開催されていたこともあり、普段の検定場所とは異なるコースでの検定になってしまったんだよね。まぁそれはそれで良いのだけれども、大会が開催されていることで、スクールのスタッフが取られてしまい、事前講習が一級と二級の合同講習になってしまったんだよね。
総勢20人弱での事前講習で、コーチは一人。しかも実際の検定バーンを種目別に一回だけ滑るのみで講習は終了してしまいました。
注意された点を復習する暇もなしでね。
ちぃにぃとしては、自分の滑りを変えている(変わっているかではなくね(笑))ので、できるだけ検定用に修正しようと思っていたんだけど、ちょっとあてが外れてしまったんだな。
まぁ実力が伴わないから、結局同じかもしれないけどさ。
で、お昼はけいこが食堂の席を取ってもらっていたので、そそくさと済ませてとりあえず1-2本滑ることにしました。
でも、時間があまりないから復習するというよりも何となく体のならし程度で終わってしまったんだな。

さて、集合時間になったときに、リフトの下の急な場所、しかも新雪ふかふかの場所をゼッケン付けた人がストックを落としたみたいで拾っていました。
いやー本番直前に大変だよね。しかもかなり急な坂で新雪だからね。案の定、集合時間ぎりぎりに息を切らしながらやってきたんだ。
準備運動にしてはちょっと激しすぎだね。
2009.1.17-18 2009シーズン岩鞍で一級バッチテスト受験の巻き
      
結論から言うと、落ちました(笑)
しかも点数は前回前々回とほぼ同じで(爆)

今回受験したのは前回と同様に尾瀬岩鞍スキー場(正式名は未だに覚えていないよ)です。
この直前にアップしたページにも書いてあるとおり、今回は去年までの滑りとは一線を画しているのは事実だし、それがどの程度通用するのかと言うことを確認したいこともあってバッチテストを受けたんだけど、ものの見事に跳ね返されました。

で、感想はまぁこんなもんかって感じです。
悔しいかと聞かれれば、悔しくないということは無いけど、それほど悔しくは無いんだよね。
それより、また一級をどこかで受験すると一日が潰れるなぁ〜という面倒くささが先にあったかな。ちょいとモチベーション下がってしまった感じだけどね。