2008.3.15  試乗会&バッチテスト in 尾瀬岩鞍
一級合格は3人でした。
そのうちの一人がけいこです。
で、ちぃにぃは不合格です。

ちぃにぃは22番です
けいこ23番です

けいこは見事71点も出ていました。
お昼ご飯を食べて、一滑りしてから集合場所へと向かいます。
ここ岩鞍は二級と一級の受験を一度に行います。
まずは女子国体の谷コースの一番上で不整地小回りを行います。
ちぃにぃの順番に来て、気合いを入れて滑ります。
感想は・・・
失敗もしていないけど、今一歩中途半端というか、自分の滑りを出せたかというと・・・微妙です。今思うと状態が少し立ち気味だったかな。
続いて整地小回りです。
感想は・・・
なんかあっという間に終わってしまった感じです。失敗もしていないけど、満足感は・・・て感じです。
続いて大回りです。
一級の種目は整地大回りなんだけど、バーンが荒れているし、雪が柔らかすぎるのでプチ不整地大回り状態ってな所。
感想は・・・
事前講習で言われたことを意識して、慎重に滑ります。
感想は・・・
まぁまぁ良かったような感じです。
で、一級の受験者はまぁ滑っていたけど二級の受験者は結構転倒していたかな。まぁあのバーンでは仕方ないよね。
続いてフリー滑走です。
リズム変化を意識して、バーンが荒れているので微妙な力加減を注意して滑ります。
大回りから始めて途中ギルランデ気味に小回りを入れてみて中回りから大回りへと滑ります。
途中帽子がすっ飛んだけど、関係なく滑り抜けます。
感想は・・・
まぁ良かったかなって感じ。
最後に中回りです。
緩斜面だし雪が悪いからスケーティングでスピードを付けて滑ります。
クロスオーバーを意識して、スピードを殺さないように重心の落下を意識しながら滑ります。
エッジの切り返しも意識しながらね。
感想は・・・
まぁ良かったかなって感じ。きちんと満足した滑りが出来たって所かな。
で、これで一級の試験科目は全て終了です。
続いて大回りです。1級は整地大回りが正式種目なんだけど、バーンが荒れていて半不整地大回り状態です。
滑る前の注意として「雪が非常に柔らかいので、極端なエッジングをすると前につんのめったり、内足に乗りすぎると外足が流れたりするから極端な動作はしないように
という注意を受けて滑ります。
ちぃにぃは案の定途中で外足が抜けてしまい滑り終えた時のコメントして「
エッジで滑るイメージでは無く、板の面全体で滑るようなイメージを持つようにしてください」と
続いてけいこのコメントとして
「左ターンと右ターンで切替のタイミングなどが違うので・・・でもそれは今すぐ直すなどということはできないから意識しておいてください。恐らく右足外側が強いからそうなるんだろうと思います」だって
けいこは、どこが違うか解らないみたいな表情していたら、コーチは「
まぁ自分では解らないと思うけどね」だってさ。
次はフリー滑走です。
雪が非常に柔らかいので無理なターンはしないようにということと、毎度おなじみリズム変化を組み入れてくださいとのことです。
毎回コーチが言うのは、小回りを入れる必要はありません。なんだけど、受験者は小回り入れたがるんだよね。
ということで、
ちぃにぃは大回りと中回りを入れて滑ってみました。ちょっと中途半端だったんだけどね。
案の定コーチからは「自分で今の滑りはどうだった?」と聞かれて「中途半端だと思います」と応えると「
ですね。小回りを入れるなら入れる、大回り系で済ますならそうすると、中途半端な滑りは止めた方がよいです」というアドバイスを。
    
岩鞍でバッチテストを受験したのは去年の2月25日。無事2級には合格しました。1級を受験するときは2級の合格証を持参することになっており、それを提示すると受付のお兄さんが「おっ、これは去年俺が書いたヤツだ」と宣ってました。まぁそんなの関係無いんだけどね(^o^)
今回の1級受験者は約20人。その中で事前講習を受けない人は除いて午前中に事前講習を行います。2つの班に分かれて講習開始です。
最後に中回りを滑ります。非常に緩斜面です。
コーチは「
緩斜面であるからこそ、スピードをどの様に乗せるか、いかに効率の良い滑りをするのかということがポイントとなります。
簡単なバーンだからこそ、滑りの本質が見えてしまいますので注意してください
ちぃにぃは意識して勢いを付けて滑ります。
滑り終えてからコーチが「
エッジの切替から逆のエッジへ切り替えるという運動になっていて、非効率な滑りになっています」と指摘が。
確かにクロスオーバーの意識とかが薄れていたよね。なかなか難しいです。ただ滑るだけなら何も問題がないんだけどね。
続いてけいこが滑ります。
コーチは「あれれ〜」とつぶやいています。
アドバイスとして「
小回り中回り大回りでも基本的に同じように滑ってください」だって。
どうも
力が抜けすぎている様な感じで滑っているようにちぃにぃも見えました。
ということで、事前講習は終了です。
続いて不整地小回りです。
余り不整地にはなっていないバーンで滑ります。ちぃにぃは意識してコブがあるような感じで滑ったんだけど、ここでもコーチは「
うーーん」と
「今途中でリズムを替えたけど、その理由はコブ斜面を意識したから?」「はい」「ならば良いです」
「あと
体が起きているんですが、恐らく背筋腹筋などの筋力が非常に強いから実際は問題ないと思うんですが、もう少し状態のブロッキングを意識するような格好をとっても良いかもしれません」
ということで、けいこは無事一級合格。ちぃにぃは再度挑戦ということになりました。
しかし、
以前二級と一級に落ちたときと比較して非常に冷静でいることが出来ています
コーチの話もあったから尚更なのかも。
何をしなければいけないかということも少し理解出来たように思えるし、検定という種目でなくスキーをするということを考えた場合には以前と比較にならないくらい上達しているということも実感できたからね。

まぁ人生舐めきっている、とっても傲慢なちぃにぃにとっては、この様な挫折(というほど大げさかどうか(笑))がある方が良いのかもしれないと自分を慰めてます(爆)

けいちゃん 見事一級合格おめでとう
次はテクニカルプライズ挑戦だね(笑)

それから今度、ちぃにぃに一級の合格方法教えて(^o^)

コーチ陣から発表の時間説明などを受けて解散となったときに、事前講習のコーチが近くに寄ってきたんだ。
けいこに話しかけるときに舌を出しながら喋っていたみたい。ちぃにぃはよそ見をしていたので知らなかったけど。
また「
うーーーん」と・・・
なかなか良く滑れていたと思います。うーーん」だって
これはダメというサインなのかな(笑)
まずは中回りから開始。タイミングを取りながら少し大きめの中回りを行いました。
コーチからの指摘は「
重心をもっと谷側に落とし込むことを意識してください」というもの。「はい了解です」
趣旨は採点競技である以上「
魅せる部分」が必要だということの様です。
で、発表の時間までコブコブ斜面を少し滑って時間を過ごします。
で、いよいよ発表の時間です。
スクールの前に集合します。時間になるコーチが出てきて総評です。
今回は雪が柔らかかったので難しかったかもしれません
不整地小回り種目が全体的にダメでした。もっと練習しましょう
ターンをしていない人が多いです。エッジからエッジへ乗り換えるだけの動きが目立ちます
などと、毎度聞くコメントでした。
で、いよいよ発表の紙が張り出されます。
続いて今回の検定バーンである女子国体谷コースへ移動します。
リフトでコーチと3人が一緒に乗ったときのこと。
コ「
春ですね〜」ち「表でビールでも飲みたい気分です」コ「最近滑っている時間より、飲んでいる時間の方が多くてね(笑)」ち「我が家も飲む量増えて困ってます(爆)」などとスキーの技術論ではなく、楽しいおしゃべりをして過ごしました。
このコーチはとっても感じが良いな。
人に何かを教えてる立場の人はやはり人間性も大切なんだよなと思いました。
です。
あーぁ、また落ちたか・・・
けいこはスクールの中で手続き中です。
コーチから「
夫婦喧嘩しないでね」なんて言われたそうです。
しかし、小回り系がダメなのはなぜなのかな?なんて考えていたら、先ほどのコーチが話しかけてきてくれました。
非常に惜しいです。特に何がダメということは無いんだけど、もう少しシャープなエッジングを心がけると良いです。腰と膝と足首の3つのポイントが離れて重心が高いと板に力をかけることができないのでそれを意識してください。
私としては、ちぃにぃさんの滑り方はゲレンデの中を滑ることを考えた時、どんな斜面、場面でも問題なく滑ることができる滑り方ですし、スキーの扱い方、ターンの始動方法などは非常に上手だと思います。しかし、今時の検定という観点から見たときにはちょっとターン中のエッジのシャープさというかが不足しているだけです。トップコントロールからターンを開始し、そのままスキーをずらさずに滑るようにすると良いです。恐らく力があるから板をコジッテしまうような動作をしてしまうんでしょうね。とっても微妙な話なんですが。奥さんは女性の方が力がないから動きに無理がないのが良かったのかもしれませんね。

これが、ずっとコーチが「うーーん」と言っていた理由なのかとようやく納得です。
今回は落選してしまいましたが、一級には非常に近い所にいますので頑張ってください」と。
で、女子国体へ移動してまずは整地小回りから開始。
滑り終わり、コーチの顔を見ると・・・って感じで、「
うーーん」とうなった後に
「肩、腰の向きなどは大変よいですが、
もっとシャープなエッジングを意識してください。但し、エッジングを強くすると言うわけではありません。」と解ったような解らないような説明です。
続いてけいこが滑っているのを見て「
エレガントな滑りだな〜」とコーチが呟いています。
けいこへのコメントは「もう少しトップコントロールが出来ればエクセレントです。板の性能の半分くらいしか浸かっていないのでせめて80%は使いましょう。でも私はとっても好きな滑り方です」だって。なんかべた褒めだよね。でも
けいこは「板の性能・・・」のコメントを聞いてへこんでいたみたいだけどね(笑)
結論として、今回受験失敗した理由は
スキー板が悪い(爆)
ということにしておきます。

ということで、来シーズンに向けて新しい板を購入することにしたので、今年のバッチテスト挑戦は今回で終了です。
来シーズンは全種目加点となる位の滑りを身につけて、また挑戦したいと思います。
時間も結構過ぎていたので、もう一度女子国体谷コースをざっと滑ります。
途中の大回りでけいこがちぃにぃの滑りを見てコーチのつぶやいている声を聞いていたみたい。
俺はこんな滑り方が好きなんだけどな〜」それって褒めているのそれとも・・・(笑)