ヤツと来た北の大地 八日目
      
7月22日(土) 
夜中目を覚ましてしまった。辺りはまだ薄暗いが空には雲もなく良い天気になりそうな予感がする。
今日は最終日なんだ。ヤツと旅してきたこの一週間余り。今日一日を走るとこれで今回の北の大地での旅もお終いになると思うとなにやら寂しい気もする。
さて、出発までもう少しのんびりしていることとしようZzzzz・・・
まだ朝も早いのになにやら騒がしいぞ。6時前というのにみんなバイクを移動している。出発でも無さそうだし、一体どうしたんだ。
ヤツも一番遅れて出てきて出発した。何処行くのかなぁ〜
みんなの後ろに着いたと思ったら皆出発してしまった。ヤツは後からくるもう一人を待っているようで出発しない。

みんな待っているけど・・・
出発してしまった
↑バイクが沢山でーす
↑相棒と道楽館 あんまり絵にならないな(笑)
あぁ〜はぐれてしまったようだ。ヤツはそれにもめげずに、一目散にどこかを目指している。時々電話しながら白金インフォメーションセンターという場所に着いてのんびりしているようだ。皆がここに来るのかな?
と思ったら、どこかで見たBMWが俺の近くにやってきた。あれ行きのフェリーでいっしょだった
RYOUちゃんじゃないか
しばらくすると皆が到着し、合流して出発。すぐ近くの路地に入って俺たちをおいて歩いていってしまった。
うーん。こんな所に一体何があるのか・・・
しばし待つこととしよう。

本当はこんな景色が見れたはず

コーヒーでも飲んで待つとしよう
<<ちぃにぃは語る>>
朝一番に道楽館の近くにあるラベンダー栽培農家の畑に行き、それからもうじき工事で沈んでしまうという「青い池」に行くこととなっていた。皆出発の準備が整い表通りで待っているが、最後の一人が中々来ない。としている間に皆走っていってしまった。あぁはぐれてしまった。まぁしようがないよね。青い池のあるだいたいの場所は聞いていたので先回りして待つこととしよう。途中sottooさんとかと連絡を取り白金インフォメーションセンターで落ち合うことにした。コーヒーを飲みながら道ばたに座っているとBMWが通りすがっていたので手を振ったら突然Uターンして戻ってきた。ちぃにぃが困っていると思ったのだろうか?
と思ったら、なんと
行きのフェリーで一緒だったRYOUちゃんでは無いか。何という偶然。こんなに広い北の大地でこんな時間に何故再び出会うことになるのか。ライダー200人説とかいうことでは説明が付かないよね。
しばらくして皆と落ち合ってから青い池目指して出発。詳しい場所は内緒です。ヒントは白金インフォメーションセンターから北へ向かってクレー射撃場を過ぎた少し先の路地へ入った所に有ります。知りたい人は連絡して。内緒でお教えしますね。
青い池はまさに名前のごとく青い池。というより、青いから青い池と皆で呼んでいるので当たり前か(笑)
神の子池にも引けを取らない神秘さです。これを相棒に見せない手は無いなと思って、皆で撮影完了後に相棒と一緒に記念撮影をしてきました。

こんな場所を数分歩き

皆で見る景色は
↑朝から元気一杯の連中でーす
↑相棒にも見せてやりました 青い池
↑バイクを並べて記念撮影 壮観だね
みんなの所に戻って、バイク9台でのプチツーリングで道楽館まで戻ってから食事タイム
北の大地での最後の朝食の間、俺も北の大地での最後の朝をのんびりと過ごしていた。
↑帰ったら朝食の準備完了です
↑飲んだ翌日には胃に優しい雑炊です
これを小分けして一人分の食事はマウスオンでどうぞ
↑当然、がっつきます
朝食を終えると皆のんびりと荷物を積み込んだり、チェーンにオイルを指したりしていた。
ヤツはまだ普段着のまま、あちこち歩きながらのんびりしていた。一体何時になったら出発するのだろうか。
バイクが一台出発し、二台出発し、だんだん少なくなってきた。ヤツもようやく重い腰を上げて出発の準備をし始めた。

ライダーが集まると
何かと話題に事欠きません
こんな感じで爆走です
↑総勢10台の爆走を動画でどうぞ
クリックしてみてね
↓↓↓出発の風景でーす↓↓↓
いよいよ我らが最後の二台になってしまい、10時過ぎにようやく出発。
今日の目的地は苫小牧というから南側へ向かうのかと思いきや、
北方面に向けて走り出した。一体何処に行くんだろうか。
しばらく北上して、市内を迂回するような道を走り山道を抜けていくとどこかで見たことのある風景に出くわした。
北の大地は同じような風景ばかりかと思ったが、俺の記憶に間違いはなかった。
行きに通った道だ。標識には留萌と書いてあるぞ。
えぇぇ〜ヤツはまた北上しようとしているのか。フェリーに乗るというのは
まさか礼文行きでは・・・
まさかそんなことは無いよな。でも
ヤツの行動は予見不可能なところが多々あるからなぁ〜
しばらく走ると食事をするみたいだ。
蛇の目寿司と看板のでている所へ入っていった。
お店には沢山の人が入っていくから人間にとってはきっと美味しいんだろうな。俺の口には合わないと思うが。
<<ちぃにぃは語る>>
道楽館では一番最後の出発となってしまった。今日の予定は苫小牧まで。フェリーの出発時刻が23時45分なのでのんびりあちこち回ることにしていた。
旭川市内は通ってはいけないので環状線で市街を迂回して山道を快調に飛ばして目指すは留萌。
蛇の目寿司という安くて美味しいという評判のお店が有ることを知ってはいたけど、中々行けないでいたので今回が良いチャンスだと思って苫小牧方面とは全然逆方向であるが、北上した次第。
でもこれが
後でとっても後悔することになるなんてその時は気がつかなかったんだけどね。
↑ここが蛇の目寿司
思わず通り過ぎてしまいそうになります

とっても美味しかったちらしです
ヤツはお店から出てきて海岸線に向かうと南側に向かって走り始めた。良かったこのまま北上したらエンジン止めてやろうかと思ったんだよ実際(笑)
少し海岸線を走るとなにやらヤツは姫に手を振って
一人でガンガン走り始めた。一体どうしたんだ。別に喧嘩している風でも無かったが・・・
海岸線を走るにつれ空は晴れてくるし最高の気分だ。中途半端に遅い?速い?トラックをぶち抜きながら快調に南へ下っている。
トンネルが沢山ある場所では切り立った崖の中をくりぬいたような道を走りながらも快調に進んでいく。
だいぶ下ってきてから内陸に向かって走り始めた。周りの風景も変わってきたし、車の数が多い。
また海沿いに出て二車線道路になると前方に山が見え始めた。道路の案内板を見ると小樽と書いてあった。おお、一週間ほど前に走った道に戻ってきたんだ。フェリーはここから乗るのか?でもそんな気配は無いぞ。
久しぶりに街中を走りながら駅前から海に向かって走っていた。しばらく走ると人が沢山いる場所に着いた。倉庫街みたいだな。
ふと前を見るともの凄く
大きな四つ足の動物がうごめいているぞ。なんだあいつは。
いきなり水みたいな物を吹き出したと思ったらヒヒーンと鳴いている。周りの子供達が「馬だ馬だ」と叫んでいる。
←海がとっても綺麗でした

なぜか街中に馬が
馬並みは
マウスオン
(爆)
あれが馬かぁ〜。でもなんでこんな所に馬がいるんだろうか
少し休んでからヤツは
川みたいな所で記念撮影をしていたなぁ。うーん看板には小樽運河と書いてあるが、何が良いのか俺には全然解らない。それよりお腹が空いてたまらない。
少し街から外れた場所にある食事処でご飯を食べて、黄色い旗をもらった。食事処の人が「
これで全部ですね」と言っていたが一体何の事やら・・・
↑馬の大きさが解るかな?

小樽運河での一コマです
↑道北−青 道東−緑 道南−黄色
ホンダ−赤 これで全色になります
<<ちぃにぃは語る>>
蛇の目寿司で食べたお寿司は量も値段もとてもすばらしい。カウンターに座ってじっくりと頼みたかったけど、今回は座敷で我慢することにした。というより混んでいて座れなかっただけだけどね。
食事中けいこと相談して、ちぃにぃは
積丹半島を回ってくるという飛んでもない事を言い出した。けいこは当然そんなに走りたくないということで、ここから先は別行動とすることにした。で、目的地は苫小牧と言いたいが、ニセコの温泉とすることにした。
温泉入っていれば時間つぶしにもなるしね。
で、ちぃにぃはアクセル全開で南下を開始。でも途中であまりにも距離があるなと思い始めて(
最初から解っていたけどね)小樽観光に変更してしまいました(笑)
小樽では何故か馬が歩道の上につながれていた。最初じっと動かないので置物か?と思ったらおもむろにオシッコをし始め大笑い。
馬のチン○ンは本当にでかいぞ(爆)
で、道ばたに佇んでいる馬と記念撮影し、小樽運河も見て、倉庫街も見てからニセコへと向かう。
とその前に、道南の黄色い旗をもらいにホクレンへと。
これで
全部の旗をゲットしました。
ここから少し道を迷いながらもキロロへと向かう山道へと向かっていった。どんどん標高を上げて展望台にやってきた。
ここから
小樽市街が一望できる見たいだけど俺は駐車場に止められたので見れなかった。
しばらく山道を快調に走るとヤツはいきなり俺を止めて何か買いに行った。
ソフトクリームだ。
「うーん、美味しそう」って俺には食べられないのに、そんな風に感じてしまった。いかんいかん。
信号のほとんど無い道を快調に走りながら、国道5号線にでて、峠を越えた。
その瞬間目の前にとても
大きな山が見えてきた。綺麗な形をしている山だなぁ〜
市街を少し走ってからまた山道に入ると道がだんだん細くなってきた。途中キタキツネが遊んでいるのを横目で見ながら大きな建物に到着した。そこには白XR姫が止まっていた。ここで待ち合わせをしていたんだ。
↑展望台からみた小樽市街です
←アイスクリームが美味しそうでしょ

山中牧場で食べました
←倶知安峠を越えると綺麗な山がみえてきました
ニセコアンヌプリ(左)とイワオヌプリ(右)です

赤い旗が写っているのが解るかな?
結構撮影するの難しかったんだよ
↑秋を思わせるような雲です
<<ちぃにぃは語る>>
ちぃにぃは海岸線の道を結構飛ばしていたけど、けいこも結構がんばって走っていた様で、途中小樽とか展望台とかソフトクリームとか寄り道を沢山したこともあり、けいこの方が40分ほど速くニセコまで到着していた見たいである。
結局北海道では結構スピードを出して飛ばしても、そんなに到着時間は変わらないんだと言うことを実感。
でも、それにしてもけいこ速すぎだよ。
ここは
正真正銘の硫黄泉。我が家の大好物です。今回の旅では余りよいお湯に浸かっていなかったので大満足です。
既に辺りは薄暗くなってきた。夕焼けがきれいに見えていた。途中もの凄く大きな山をバックに写真を撮影し、それから日が暮れた道を快調に飛ばしている。
途中どこを見ても「
細川某」という看板が沢山でていたが、一体あれはなんだろう?
真っ暗な道を走り、湖の畔まで来たら雨がポツポツ降ってきた。
ありゃりゃ。
最後まで俺は雨と縁が有るみたいだ・・・
何故かヤツはカッパを姫に預けてそのまま走り続けた。しばらくして高速道路に乗り込み、走るが夜の高速道路、しかも雨ではあまりスピードが出ないようである。街の明かりが見え始めた頃に高速を降りると雨は止んでいた。
今回良く通ったセイコマというお店でたんまり何かを買い込んでから船着き場に到着。
ふーお疲れ様。ヤツも姫も結構疲れた様子だったな。まぁ
500km以上も走ればそれは疲れるよな。
俺にとっても初めての経験だったし。
時間が来たのか船に乗り込み狭い場所に入っていき、またも体を縛られた。これから18時間程俺ものんびりしていることとしよう。
↑五色沼周辺はかなり標高が高いです
雲海がわかるかな?
↑アーベントロート(夕焼け)に映える
シャクナゲ岳です
↑後志羊蹄山がとっても綺麗です
さすが蝦夷富士と呼ばれるだけあります
<<ちぃにぃは語る>>
ニセコを出発したのが19時。日が暮れ始めていた。途中後志羊蹄山が綺麗に見えていたので記念撮影をしてから一路苫小牧へ。
18:00の便で出発したへなとれさんからは
苫小牧は雨降っていないよ。という話を聞いていたが洞爺湖周辺では雨
ここでちょっとしたトラブルに見舞われるが何とか解決して高速に乗り苫小牧へと向かう。
結構寒くてちょっと辛い瞬間もあったけど、無事苫小牧に到着。雨は止んでいたな。洞爺湖から室蘭あたりだけが降っていた様子。
結局
最後までカッパは手放せずにいた旅だったな。
フェリーに乗り込むがバイクの数が全然少ない。
全部で15台くらいか。大洗着が日曜日の19時過ぎだから仕方ないかな。
フェリーは「さんふらわーつくば」この船がまた
いけてねぇぇぇ〜船で、食堂は無しで、食事は、冷凍食品の自動販売機と乗船時にお弁当を予約しておくだけ。
どうも利用者が少ないためこの様な事になっているようである。まぁ
フェリーが無くなるよりましか(^^;)
でも夕方発の船はだいぶ良さそうなので次回はそっちにしようかな。
ビールを飲みながらおつまみを食べて就寝。
さて、あとは暑苦しい内地を走るだけだ。

↑FTのこの明かりはなぜか旅愁を誘います
↑当然すること その2
↑フェリーターミナルについて一番最初にすることと言えば
当然ビールを飲むことです
↑さすがに疲れた顔している その1
↑さすがに疲れた顔している その2
←フェリーではサンダルが一番でーす
青い池です